基礎知識的な内容がほとんどですので、構図というものに初めて取り組む方向けです。
ある程度構図がわかっている方のステップアップには物足りないと思います。
前半は人物中心の構図、後半は背景中心の構図について解説されています。
三角構図、分割構図などの構図の基本知識だけでなく、
視線誘導のためのライティングなどについても掲載されています。
他の構図本と比較しての特徴は、ラフから仕上がりまでの進捗過程が
細かく書かれており、製作者が何に気をつけて描いているか、
どの段階で背景を入れるかなど、調整の部分も解説つきで載っているところ。
仕上げていく際に、何を意識すれば絵としてまとめやすいかがよくわかります。
◆ただ、この本に書かれていることを実践するには、パースの知識が必須です。
筆者はパース知識が当然のように頭に入ってらっしゃるので、
特に解説なしに正しい位置に人物配置をしていらっしゃいます。
しかし読者が、パース知識なしに、読んだことをなんとなく実践してしまうと、
恐らく人物サイズと建造物のバランスなどがめちゃくちゃな、整合性のない絵に仕上がります。
この本には、パースの解説は一切ありません。
知識のない方、自信のない方は、先にパースの本を買って
基礎知識を得ることをお勧めします。
構図で決める魅力的なシーンの描き方―キャラクターの魅力を最大限に生かすための構図や見せ方を徹底スタディ! (漫画の教科書シリーズ) (日本語) 単行本 – 2012/8/1
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本の長さ175ページ
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言語日本語
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出版社誠文堂新光社
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発売日2012/8/1
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ISBN-104416212143
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ISBN-13978-4416212141
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
キャラクターは描けるのに魅力的な一枚絵にならない?そんな悩みは本書で解決。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩元/辰郎
1976年6月18日生まれ。千葉県出身。東京造形大学卒。株式会社カプコン、クローバースタジオ株式会社でのゲーム制作を経て、現在フリーで活動しているイラストレーター
祥介
茨城県出身。東京コミュニケーションアート専門学校卒。在学中からイラストの仕事を受注する。現在は3DCG制作会社でデザイナーとして働く傍ら、フリーランスのイラストレーターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1976年6月18日生まれ。千葉県出身。東京造形大学卒。株式会社カプコン、クローバースタジオ株式会社でのゲーム制作を経て、現在フリーで活動しているイラストレーター
祥介
茨城県出身。東京コミュニケーションアート専門学校卒。在学中からイラストの仕事を受注する。現在は3DCG制作会社でデザイナーとして働く傍ら、フリーランスのイラストレーターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 誠文堂新光社 (2012/8/1)
- 発売日 : 2012/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 175ページ
- ISBN-10 : 4416212143
- ISBN-13 : 978-4416212141
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 111,899位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 64,693位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.3
星5つ中の3.3
7 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年9月9日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2012年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■収録内容の概要
前:構図の基礎知識
中:人物中心絵師の構図思案〜完成の道筋
後:背景中心絵師の構図思案〜完成の道筋
■感想
人物も背景も、全く描けないことはないけれどガッチリ勉強していない、という人は目から鱗がポロポロ落ちると思います。
それに、背景のパースの取り方を学んでも、それを魅力的なイラストに昇華するのは難しいです。
この本は、そのコツを教えてくれる物だと思います。
個人的に、人物中心絵師のメイキングが役に立ちました。
構図を考える際の思考を書いてくれているからです。
「構図を決める→ペン入れ→色塗り」
ではなく、
「〜〜〜と○○を注意してこういう構図にする→インパクトが少ないので△△構図を取り入れる」
という道筋を辿って、やっと構図決定。次の工程に入っています。
途中で最初に決めた構図の意図を逸れてないかのチェック、そのために良いと思ったら描いた部分もぼかす工程も、「構図」がテーマのメイキングだからこそだと思います。
■注意点
3Dで背景を作成している作家さんが居ましたが、参考にし辛いかな、と。
そして、あくまで「構図」のお勉強なので、人物の描き方や背景の描き方、色の塗り方をお勉強する本ではないです。
色塗りは全く参考にならないというわけではありませんが、その他のメイキング本と大差はないです。
私はこの本のおかげで構図をより意識し、構図を考えるのが楽しくなったので★5つ。
基礎画力によって、この本の全てを取り入れるのは難しいかもしれませんが、自分が出来そうな技法をチョイスして描いていくのが良いと思います。
前:構図の基礎知識
中:人物中心絵師の構図思案〜完成の道筋
後:背景中心絵師の構図思案〜完成の道筋
■感想
人物も背景も、全く描けないことはないけれどガッチリ勉強していない、という人は目から鱗がポロポロ落ちると思います。
それに、背景のパースの取り方を学んでも、それを魅力的なイラストに昇華するのは難しいです。
この本は、そのコツを教えてくれる物だと思います。
個人的に、人物中心絵師のメイキングが役に立ちました。
構図を考える際の思考を書いてくれているからです。
「構図を決める→ペン入れ→色塗り」
ではなく、
「〜〜〜と○○を注意してこういう構図にする→インパクトが少ないので△△構図を取り入れる」
という道筋を辿って、やっと構図決定。次の工程に入っています。
途中で最初に決めた構図の意図を逸れてないかのチェック、そのために良いと思ったら描いた部分もぼかす工程も、「構図」がテーマのメイキングだからこそだと思います。
■注意点
3Dで背景を作成している作家さんが居ましたが、参考にし辛いかな、と。
そして、あくまで「構図」のお勉強なので、人物の描き方や背景の描き方、色の塗り方をお勉強する本ではないです。
色塗りは全く参考にならないというわけではありませんが、その他のメイキング本と大差はないです。
私はこの本のおかげで構図をより意識し、構図を考えるのが楽しくなったので★5つ。
基礎画力によって、この本の全てを取り入れるのは難しいかもしれませんが、自分が出来そうな技法をチョイスして描いていくのが良いと思います。
2012年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直、期待はずれでした。
構図についての基礎知識や応用、実例があまりに少なく、マンガ入門などに紹介されている内容を、少し書き足して引き伸ばしたような一冊になっています。逆に、絵を描くプロセスはしっかり載っています。ただ、そのプロセスもほかの絵の描き方を指南する本に比べたら、薄い内容でした。
構図の概要を簡単に説明しておいて、絵を描く実際のプロセスを見せながら、構図について説明していくというスタイルなのですが、そのプロセスにおいて、その章で説明すべき構図の法則を無視し、見た目重視で絵を構成したり、なんのための構図講座なのかわからなくなる所もあり、もしかしたら筆者は構図に対する体系的な理屈をもっていないのではないかと疑いたくなります。
なにより、構図についての説明内容が「こんな絵に仕上がったけど、これを説明するのにはどんな言葉がそれらしいだろう?」といった感の強い、後付け的なものばかりなのが残念。しかしながら、ほかのレビューにもありますが、絵を描くプロセスのなかで、筆者が絵を描く時どんなことを考えながら描いているか知ることができるので、そこは参考になるかと思います。といっても、筆者がどんなことを考えながら描いているかは、どの絵の指南書でも書かれることなので、特筆するほどでもないのですが。
余談ですが、本のレイアウトもひどく、無駄に余白をとったり、見せ方もスッキリしていなかったりで、構図を扱う本なのに、それを説明する画面構成、いわば構図が悪いところもマイナスでした。
構図についての基礎知識や応用、実例があまりに少なく、マンガ入門などに紹介されている内容を、少し書き足して引き伸ばしたような一冊になっています。逆に、絵を描くプロセスはしっかり載っています。ただ、そのプロセスもほかの絵の描き方を指南する本に比べたら、薄い内容でした。
構図の概要を簡単に説明しておいて、絵を描く実際のプロセスを見せながら、構図について説明していくというスタイルなのですが、そのプロセスにおいて、その章で説明すべき構図の法則を無視し、見た目重視で絵を構成したり、なんのための構図講座なのかわからなくなる所もあり、もしかしたら筆者は構図に対する体系的な理屈をもっていないのではないかと疑いたくなります。
なにより、構図についての説明内容が「こんな絵に仕上がったけど、これを説明するのにはどんな言葉がそれらしいだろう?」といった感の強い、後付け的なものばかりなのが残念。しかしながら、ほかのレビューにもありますが、絵を描くプロセスのなかで、筆者が絵を描く時どんなことを考えながら描いているか知ることができるので、そこは参考になるかと思います。といっても、筆者がどんなことを考えながら描いているかは、どの絵の指南書でも書かれることなので、特筆するほどでもないのですが。
余談ですが、本のレイアウトもひどく、無駄に余白をとったり、見せ方もスッキリしていなかったりで、構図を扱う本なのに、それを説明する画面構成、いわば構図が悪いところもマイナスでした。