知財関連のケーススタディ&著者の見解付き、といった内容の書籍です。一般的に誰が読んでも興味を持てるような範囲に内容が絞られているため、基本的にはライト層向けの書籍だと思います。法律や実務については、一般の方の興味を維持できる程度の扱いであるため、詳しい知識を求めている人にとっては物足りないかとは思います。また、知財関連の面白い話題はネットでも結構目立つため、多少でも調べたりしたことがある人にとっては、見聞きしたことのある話題も多いかもしれません。知財の話題にほぼ初めて触れるという方には、とっかかりとして面白い本だと思います。
それ以外の点で本書で特徴的なのは、著者の見解や行動が結構面白く、読み進むにつれ、シンプルに面白かったり興味を引く記述・文章が出てきます。とりあえず当事者(企業や個人)に突撃する姿勢やそのレポート、とりあえず作中で扱われている対象物(ガンダムのエ○メスプラモなど)を購入してみてしまう姿勢、黄金風呂の話題ではどんなものか知るためにわざわざ風呂に入りに行くなど、くすっと笑ってしまうような箇所もありました。前半は特に何とも思わずに読んでいたのですが、徐々に著者の妙な熱量や、この分野が個人的な趣味としても好きで関わってると思われるような気持ちが伝わってきて、読んでいて楽しかったです。
楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書) (日本語) 新書 – 2017/2/15
稲穂 健市
(著)
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本の長さ296ページ
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言語日本語
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出版社講談社
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発売日2017/2/15
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寸法10.6 x 1.3 x 17.4 cm
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ISBN-104062884127
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ISBN-13978-4062884129
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
身近に感じられるユニークな事例(事件化したものに限定されない)をふんだんに盛り込み、「模倣」という切り口から知的財産権について楽しく学べるようにした。特に、独自の調査や取材を通じて各事例の背景にある人間ドラマを描き出し、「事実は小説よりも奇なり」を体感してもらうことで、読者の理解が一層深まるようにした。面白さと実用性を両立させることで、知的財産権に関連した実践的な知識を自然と読者に身に付けてもらい、それをビジネスなどに役立てられるようにした。知的財産権に含まれる各権利(著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権など)の違いを際立たせた。さらに、各権利が交錯したエピソードを紹介することで、読者に対して複数の知的財産権を組み合わせた効果的な知財戦略を考えるヒントを示した。
著者について
稲穂 健市
東京都生まれ。東北大学研究推進本部特任准教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)。横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーにおいてソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。約7年間は米国カリフォルニア州にある研究開発拠点の運営にかかわった。知的財産権を楽しくわかりやすく伝える知財啓蒙の第一人者。科学技術ジャーナリスト(筆名:稲森謙太郎)として執筆した著作に、『すばらしき特殊特許の世界』(太田出版)、『女子大生マイの特許ファイル』(楽工社)などがある。
東京都生まれ。東北大学研究推進本部特任准教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)。横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーにおいてソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。約7年間は米国カリフォルニア州にある研究開発拠点の運営にかかわった。知的財産権を楽しくわかりやすく伝える知財啓蒙の第一人者。科学技術ジャーナリスト(筆名:稲森謙太郎)として執筆した著作に、『すばらしき特殊特許の世界』(太田出版)、『女子大生マイの特許ファイル』(楽工社)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
稲穂/健市
東京都生まれ。東北大学研究推進本部特任准教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)。横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーにおいて、ソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。約7年間は米国カリフォルニア州にある研究開発拠点の運営にかかわった。知的財産権を楽しくわかりやすく伝える知財啓蒙の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
東京都生まれ。東北大学研究推進本部特任准教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)。横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーにおいて、ソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。約7年間は米国カリフォルニア州にある研究開発拠点の運営にかかわった。知的財産権を楽しくわかりやすく伝える知財啓蒙の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2017/2/15)
- 発売日 : 2017/2/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 296ページ
- ISBN-10 : 4062884127
- ISBN-13 : 978-4062884129
- 寸法 : 10.6 x 1.3 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 13,545位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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2017年4月19日に日本でレビュー済み
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知財全体をまとめて著作権と言ってしまいがちだが、
実際は、自動的に権利が発生するのが、狭義の「著作権」で、複製権など多種あり、
そのほか著作者人格権や著作隣接権に分かれる。
一方、商標権・特許権・実用新案権・意匠権は、国が権利を付与する。
この本は、序章でこの点を細かく説明していて、マトリクスがあるので、わかりやすい。
そしてこの本の特徴は、例として用いられているものがとても有名なものばかりな事で、
著名人、有名キャラクター、誰もが知っている大企業、などなので
内容が頭に入りやすく、頭に残りやすい。実際の意匠も多く載っている。
実際は、自動的に権利が発生するのが、狭義の「著作権」で、複製権など多種あり、
そのほか著作者人格権や著作隣接権に分かれる。
一方、商標権・特許権・実用新案権・意匠権は、国が権利を付与する。
この本は、序章でこの点を細かく説明していて、マトリクスがあるので、わかりやすい。
そしてこの本の特徴は、例として用いられているものがとても有名なものばかりな事で、
著名人、有名キャラクター、誰もが知っている大企業、などなので
内容が頭に入りやすく、頭に残りやすい。実際の意匠も多く載っている。
2019年4月21日に日本でレビュー済み
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タイトルのとおり、知的財産について楽しく学べます。難解内容をわかりやすく説明するという入門書の模範。著作権、商標権、特許権を中心に肖像権やパブリシティ権にも触れています。特徴は、ニュースになった事件(オリンピックのロゴ問題など)を紹介して知的財産を学ぶ素材としているところとそれぞれの権利の違いを意識して書かれているところ。私は知的財産は専門ではないので、知らないことも多く、知財に関する法、判例や戦略の深い世界が広がっていることが伺われた。