主人公の仁海君の人柄がまず魅力的です。ぼーっとしてるけどおおらかで自己主張があまりなく流されてるんだけど、
根底に人への愛情と信頼があるからか、どっしり構えている大物感があるというか。
そしてそんな彼を取り巻く個性豊かな人々の人情味がとても良く、話もテンポ良く、読んで暖かい気持ちになれます。
個人的にお気に入りな場面は、仁海くんが小さいころ、毎日お寺にひなたぼっこにきて自分の話(学校での出来事とか)を黙って聞いてくれるおじいちゃん(当時からすでにかなり高齢で常にプルプル震えている)の辻本さんを、庭の木の精霊さんかなにかだと思っていた。というエピソード。吹きました。
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