検察が持っている正義と世の中一般の正義が違うことが分かります。
また、検察を取り巻く、色々な組織もそれぞれ異なった正義を持っていることを
事例を交えながら説明している良書です。
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検察の正義 (ちくま新書) 新書 – 2009/9/1
- ISBN-104480065105
- ISBN-13978-4480065100
- 出版社筑摩書房
- 発売日2009/9/1
- 本の長さ218ページ
- UNSPSC-Code
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
理学部出身、鉱山会社を辞めて独学で司法試験に合格した「変わり種」が、さしたる動機も思い入れもなく、無理やり引きずり込まれた検察の世界。そこで目にしたのは、刑事司法の「正義」を独占してきた検察が社会・経済の構造変革から大きく立ち後れている姿だった。談合事件やゼネコン汚職などで「組織の論理」への違和感に悩んだ末に辿り着いた自民党長崎県連事件。中小地検捜査の常識を超える「長崎の奇跡」だった。こうした経験から、政治資金問題、被害者・遺族との関係、裁判員制度、検察審査会議決による起訴強制などで今大きく揺れ動く「検察の正義」を問い直す。異色の検察OBによる渾身の書。
著者について
1955年島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、06年弁護士登録。08年、郷原総合法律事務所開設。名城大学教授・コンプライアンス研究センター長、桐蔭横浜大学法科大学院客員教授。警察大学校専門講師、公正入札調査会議委員(国土交通省、防衛省)、タウンミーティング調査委員会委員(内閣府)、標準報酬遡及訂正事案等に関する調査委員会委員(厚生労働省)など政府関係の委員を多数務めるほか、不二家信頼回復対策会議議長、和歌山県公共調達検討委員会委員長など企業・官庁の不祥事対応でも活躍するコンプライアンスの第一人者。「政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」委員などとして検察問題についても積極的に発言。『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書)、『思考停止社会--「遵守」に蝕まれる日本』(講談社現代新書)、『入札関連犯罪の理論と実務』(東京法令出版)など著書多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
郷原/信郎
1955年島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、06年弁護士登録。08年、郷原総合法律事務所開設。名城大学教授・コンプライアンス研究センター長、桐蔭横浜大学法科大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1955年島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、06年弁護士登録。08年、郷原総合法律事務所開設。名城大学教授・コンプライアンス研究センター長、桐蔭横浜大学法科大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2009/9/1)
- 発売日 : 2009/9/1
- 新書 : 218ページ
- ISBN-10 : 4480065105
- ISBN-13 : 978-4480065100
- Amazon 売れ筋ランキング: - 368,414位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【内容】
■検察と刑事司法制度の特殊性
●日本
・密室での取調べの結果得られた詳細な自白を基に、職業裁判官によって緻密な事実認定が行われる
・個々の事件の処分が適正かどうかは、上司の決裁と上級庁の監査によって組織内でチェックされている(「すべての事件は法と証拠に基づいて適正に処理されている」)
同じ法曹資格者による検察官の集団である特捜部が逮捕から起訴まで、すべて自前で行い、しかも、検察が組織として起訴を了解している事件について無罪の判断をするのは、裁判所としても相当な覚悟がいる。(本文103p)
●アメリカ
・司法上の認定事実(≠実体的真実)の確定が目標
・黙秘権は保障され、供述聴取には弁護人の立会も認められる
・刑事免責、司法取引などによって、一定の範囲で実体的真実の追求を放棄してまでも一部の者の刑事責任の追及が図られる
●検察を取り巻く環境変化
・贈収賄の個別摘発という”悪党退治”から、広範囲に影響を及ぼす経済検察(政治資金規正法)への展開
・検察審査会の機能強化と裁判員制度によって、”検察の正義”は相対化され、説明責任が新たに発生する
●特捜部の体質を変えるには
特定の人物に狙いを定め、それを「悪者」とするストーリーを設定して、大規模捜査班を編成して敵と対峙する、「上命下服型・対決型」の操作から脱却し、個々の検事の主体性を尊重し能力を最大限に引き出す柔軟で機動的な捜査班の編成に転換する必要がある。それによって、捜査対象側の協力も得て違法行為の実態を全体的に客観的に明らかにする操作を行うことも可能になる(本文167p、終章「長崎の奇跡」でその成功例が示されている)
【評価】
検事資料改竄事件が、正義を独占する検察システムの重大な誤謬を示唆することは、本書を読めば明らかだろう。だからといって、「証拠隠蔽・調書捏造は日常茶飯事だ」「鈴木宗男は冤罪」というのは妥当ではない。著者も特捜解体論は取っていないことに注意したい。
■検察と刑事司法制度の特殊性
●日本
・密室での取調べの結果得られた詳細な自白を基に、職業裁判官によって緻密な事実認定が行われる
・個々の事件の処分が適正かどうかは、上司の決裁と上級庁の監査によって組織内でチェックされている(「すべての事件は法と証拠に基づいて適正に処理されている」)
同じ法曹資格者による検察官の集団である特捜部が逮捕から起訴まで、すべて自前で行い、しかも、検察が組織として起訴を了解している事件について無罪の判断をするのは、裁判所としても相当な覚悟がいる。(本文103p)
●アメリカ
・司法上の認定事実(≠実体的真実)の確定が目標
・黙秘権は保障され、供述聴取には弁護人の立会も認められる
・刑事免責、司法取引などによって、一定の範囲で実体的真実の追求を放棄してまでも一部の者の刑事責任の追及が図られる
●検察を取り巻く環境変化
・贈収賄の個別摘発という”悪党退治”から、広範囲に影響を及ぼす経済検察(政治資金規正法)への展開
・検察審査会の機能強化と裁判員制度によって、”検察の正義”は相対化され、説明責任が新たに発生する
●特捜部の体質を変えるには
特定の人物に狙いを定め、それを「悪者」とするストーリーを設定して、大規模捜査班を編成して敵と対峙する、「上命下服型・対決型」の操作から脱却し、個々の検事の主体性を尊重し能力を最大限に引き出す柔軟で機動的な捜査班の編成に転換する必要がある。それによって、捜査対象側の協力も得て違法行為の実態を全体的に客観的に明らかにする操作を行うことも可能になる(本文167p、終章「長崎の奇跡」でその成功例が示されている)
【評価】
検事資料改竄事件が、正義を独占する検察システムの重大な誤謬を示唆することは、本書を読めば明らかだろう。だからといって、「証拠隠蔽・調書捏造は日常茶飯事だ」「鈴木宗男は冤罪」というのは妥当ではない。著者も特捜解体論は取っていないことに注意したい。
2010年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西松事件は「政治とカネ」の問題として繰り返しメディアに取り上げられ、国会が機能停止状態なることもあり、また民主党党内人事においても多大な影響を与えています。繰り返し報じられているものの報道内容は検察の記者発表を垂れ流すだけで全体像を評価するものは皆無でした。事件を俯瞰でき、公正な評価をしている出版物は無いかと探していたところ、本書に行き当たりました。著者は自民党長崎県連事件で検挙実績をもつ元東京地検特捜部次席検事です。
ジャーナリストの書いた本とは一味違い、いかにも法律家が書いたのであろう緻密な文体はやや読みにくい反面、法律や捜査の評価などデリケートなテーマには相応しいものでした。従来の特捜検察の捜査手法や社会的役割は、社会・経済・政治の環境変化に対応できず、組織存続を自己目的化してしまい迷走しているように見えました。本書では西松事件だけでなく、ロッキード事件を始め、日歯連事件、ライブドア事件、村上ファンド事件、長銀事件の特捜検察の顛末と捜査の評価を客観的に示されており、いままで特捜がやらかしてきたことがつまびらかに記述されています。犯罪事実を明らかにして反社会性が明白な行為を行った「犯罪者」を社会から排除するといった分かりやすい「検察の正義」は制度疲労を起こし、歴史的役割を終えたのではないでしょうか。
日々の検察捜査や組織構造に何かしら疑問を感じている方が読まれると、問題の論点が整理され、関連報道の偏りや矛盾にも気がつくことができます。良書だと思います。
ジャーナリストの書いた本とは一味違い、いかにも法律家が書いたのであろう緻密な文体はやや読みにくい反面、法律や捜査の評価などデリケートなテーマには相応しいものでした。従来の特捜検察の捜査手法や社会的役割は、社会・経済・政治の環境変化に対応できず、組織存続を自己目的化してしまい迷走しているように見えました。本書では西松事件だけでなく、ロッキード事件を始め、日歯連事件、ライブドア事件、村上ファンド事件、長銀事件の特捜検察の顛末と捜査の評価を客観的に示されており、いままで特捜がやらかしてきたことがつまびらかに記述されています。犯罪事実を明らかにして反社会性が明白な行為を行った「犯罪者」を社会から排除するといった分かりやすい「検察の正義」は制度疲労を起こし、歴史的役割を終えたのではないでしょうか。
日々の検察捜査や組織構造に何かしら疑問を感じている方が読まれると、問題の論点が整理され、関連報道の偏りや矛盾にも気がつくことができます。良書だと思います。
2009年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
八面六臂の活躍をしている郷原氏が現在の刑事司法にまつわる話題を幅広く分かりやすく説明した良い読み物.全部で六つある章が別個の話題に関するものになっていて,各話題については物足りなさもあるが,このページ数と値段ではしかたなかろう.
1章と6章は著者の検事としてのキャリアの最初と最後の体験談.「何で著者のような偏り無く優秀な人が検事に?」という疑問が氷解する.
2章から4章では検察とはどういう組織か,本来はどうあるべき組織かが述べられている.冤罪作りのプロセスとか,民間人がやったら有罪確実なことを取調室で検事がやっていることとか.ライブドア事件や西松献金事件の主犯は堀江や小沢ではなくって東京地検特捜部であると理解できる内容とか.想像はしていたものの,元検事の言葉ではっきりと書かれると衝撃的です.定めた目標を決して修正せず暴走するという東京地検特捜部の体質が,僕の中ではサリン事件当時の某カルト宗教の幹部とかぶる.
5章は司法制度の話であり,他の章とは趣きが異なって堅めのお勉強ができる.最近になって検察の体質や犯罪が表沙汰になることが増えた制度面からの理由が少しわかりました.
1章と6章は著者の検事としてのキャリアの最初と最後の体験談.「何で著者のような偏り無く優秀な人が検事に?」という疑問が氷解する.
2章から4章では検察とはどういう組織か,本来はどうあるべき組織かが述べられている.冤罪作りのプロセスとか,民間人がやったら有罪確実なことを取調室で検事がやっていることとか.ライブドア事件や西松献金事件の主犯は堀江や小沢ではなくって東京地検特捜部であると理解できる内容とか.想像はしていたものの,元検事の言葉ではっきりと書かれると衝撃的です.定めた目標を決して修正せず暴走するという東京地検特捜部の体質が,僕の中ではサリン事件当時の某カルト宗教の幹部とかぶる.
5章は司法制度の話であり,他の章とは趣きが異なって堅めのお勉強ができる.最近になって検察の体質や犯罪が表沙汰になることが増えた制度面からの理由が少しわかりました.
2011年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009/10/29読了。
検察への愛情が随所に感じられるのが類書との違い。最終章「長崎の奇跡」はちょっと手前味噌すぎるきらいはあるが、この人は捜査が好きなんだな、検察に対する愛情があるんだな、と、微笑ましくもなる。 長崎方式の捜査手法(次席検事自ら、被疑者の弁護人と話をつけ、折り合える部分で供述を引き出し、上位者の逮捕・訴追につなげる、という司法取引スタイル)は、現行法のもとでも、司法取引は可能である、という実践例として、とても興味深い。
検察への愛情が随所に感じられるのが類書との違い。最終章「長崎の奇跡」はちょっと手前味噌すぎるきらいはあるが、この人は捜査が好きなんだな、検察に対する愛情があるんだな、と、微笑ましくもなる。 長崎方式の捜査手法(次席検事自ら、被疑者の弁護人と話をつけ、折り合える部分で供述を引き出し、上位者の逮捕・訴追につなげる、という司法取引スタイル)は、現行法のもとでも、司法取引は可能である、という実践例として、とても興味深い。
2011年3月8日に日本でレビュー済み
久しぶりにガッツりと読ませられる一冊に出逢いました。
ビジネス書の類とはことなり、一言一言に「格式高さ」を感じましたね。
長大な論文と取組んでいる時に似た感覚です。
さて、内容ですが、章ごとに綺麗に纏まっていますので、
堅い話題にも関わらず、大変興味深く読めるのではないかと。
第一章は検察を目指すヒトに。
第二章は法学を研究したいヒトに。
第三章はライブドア事件の起訴背景を知りたいヒトに。
第四章は検察の失態の裏側を知りたいヒトに。
第五章はこれからの検察のあり方を知りたいヒトに。
終章はチームのつくりかた・個人の育て方を学びたいヒトに。
検察を主題におきつつ、その周辺を上手くまとめてくれています。
終章は管理職の方は是非お読みいただければと思います。
あと著者の文章力にも感嘆されるはずです。
これだけ纏まった『一文』に触れる機会は久しぶりでしたね。
200文字レベルを書くチカラは、是非とも身につけたいところです。
というわけで、学生の方々も是非お読み下さい。
『文章を書く』勉強になりますよ。
ビジネス書の類とはことなり、一言一言に「格式高さ」を感じましたね。
長大な論文と取組んでいる時に似た感覚です。
さて、内容ですが、章ごとに綺麗に纏まっていますので、
堅い話題にも関わらず、大変興味深く読めるのではないかと。
第一章は検察を目指すヒトに。
第二章は法学を研究したいヒトに。
第三章はライブドア事件の起訴背景を知りたいヒトに。
第四章は検察の失態の裏側を知りたいヒトに。
第五章はこれからの検察のあり方を知りたいヒトに。
終章はチームのつくりかた・個人の育て方を学びたいヒトに。
検察を主題におきつつ、その周辺を上手くまとめてくれています。
終章は管理職の方は是非お読みいただければと思います。
あと著者の文章力にも感嘆されるはずです。
これだけ纏まった『一文』に触れる機会は久しぶりでしたね。
200文字レベルを書くチカラは、是非とも身につけたいところです。
というわけで、学生の方々も是非お読み下さい。
『文章を書く』勉強になりますよ。








