1976年のロッキード事件以降、水戸黄門か遠山の金さん暴れん坊将軍のような、
正義のヒーローだった、特捜。
でも、最近、大騒ぎした割りに、空振りが多いなぁ、と感じるこの頃。
この本を読んで、「特捜も、時代遅れの組織だなぁ」とガッカリさせられた。
そもそも、検察というのは、殺人や強盗などを相手にしてきた。
筋書きどおりの自白を迫り、黙秘・否認すれば勾留が延々と延びる。
自白すれば、情状酌量などで、刑は極めて軽くなる。
取調室という密室で、筋書きよりも、事実が書き換えられていく。
裁判所は、盲判。
こんな戦前的な組織が、ロッキード事件で、思いもよらず、正義の味方になってしまう。
庶民は、特捜に対して、勧善懲悪の時代劇を期待する。
野党は、特捜の動きを、政局に利用しようとする。
マスコミが、庶民や野党の期待を焚き付け、煽る。
しかし、政治・経済事犯は、白黒が難しい世界。ロッキード事件のようにうまくいかない。
1988 リクルート事件(未公開株を買うと収賄)
1992 東京佐川急便事件(ヤミ献金、政治資金規正法違反のみ略式起訴)
1997 大蔵接待汚職事件(接待を受けると収賄罪)
2003 鈴木宗男・佐藤優事件(結局、何が問題だったの?)
2006 ライブドア・村上ファンド事件(株式の発行で、金を集め過ぎれば、逮捕)
2009 大阪郵便不正事件(特捜による証拠偽造)
水戸黄門か遠山の金さん暴れん坊将軍が、2005年前後に放送終了したのも、感慨深い。
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検察が危ない (ベスト新書) 新書 – 2010/4/9
緊急出版!「国家最強の捜査機関は、実は“からっぽ”だった」。
劣化を極めた小沢一郎氏政治資金問題への捜査。世論とマスコミを味方につけた検察は果たしてどこに向かっているのか。知られざる検察の内実が、今明らかになる。
何故特捜部を批判し続けるのか、検察改革へ向けた強烈なメッセージ。
劣化を極めた小沢一郎氏政治資金問題への捜査。世論とマスコミを味方につけた検察は果たしてどこに向かっているのか。知られざる検察の内実が、今明らかになる。
何故特捜部を批判し続けるのか、検察改革へ向けた強烈なメッセージ。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社ベストセラーズ
- 発売日2010/4/9
- ISBN-104584122741
- ISBN-13978-4584122747
- UNSPSC-Code
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
絶えることのない「政治とカネ」の騒動。小沢一郎氏をめぐる政治資金問題への検察捜査は「劣化」そのものであった。検察はいつからおかしくなったのだろうか。一九九二年、東京佐川急便事件・金丸五億円ヤミ献金の上申書による罰金二〇万円決着が国民の怒りを買う。そして、一人の男が検察庁の表札に黄色いペンキを投げつけた。検察が世論を意識し始めた瞬間である。起死回生の金丸脱税事件の後、検察の歪みは「ゼネコン汚職事件」で極端な形で表れる。著者自らが体験、目撃してきた検察の内実とは―。“孤高の狼”として検察を批判し続ける著者が、新たな時代の抜本的改革に向けて贈る強烈なメッセージ。
著者について
一九五五年島根県生まれ。東京大学理学部卒業。一九八三年検事任官の後、公正取引委員会事務局審査部付検事、東京地検検事、広島地検特別刑事部長、法務省法務総合研究所研究官、長崎地検次席検事などを経て、二〇〇六年弁護士登録。現在、名城大学教授・コンプライアンス研究センター長、総務省顧問・コンプライアンス室長。組織におけるコンプライアンス問題の第一人者。法令・規則・ルールを守ることが自己目的化するという「遵守」の弊害を指摘している。同様の観点による検察問題、政治資金問題についての発言にも定評がある。主な著書に『検察の正義』(筑摩書房)、『思考停止社会--「遵守」に蝕まれる日本』(講談社)、『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮社)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
郷原/信郎
1955年島根県生まれ。東京大学理学部卒業。1983年検事任官の後、公正取引委員会事務局審査部付検事、東京地検検事、広島地検特別刑事部長、法務省法務総合研究所研究官、長崎地検次席検事などを経て、2006年弁護士登録。現在、名城大学教授・コンプライアンス研究センター長、総務省顧問・コンプライアンス室長。組織におけるコンプライアンス問題の第一人者。法令・規則・ルールを守ることが自己目的化するという「遵守」の弊害を指摘している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1955年島根県生まれ。東京大学理学部卒業。1983年検事任官の後、公正取引委員会事務局審査部付検事、東京地検検事、広島地検特別刑事部長、法務省法務総合研究所研究官、長崎地検次席検事などを経て、2006年弁護士登録。現在、名城大学教授・コンプライアンス研究センター長、総務省顧問・コンプライアンス室長。組織におけるコンプライアンス問題の第一人者。法令・規則・ルールを守ることが自己目的化するという「遵守」の弊害を指摘している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
検察問題を考える上で欠かすことができない必読の書だ。
著者がテレビなどで繰り広げる過激な検察批判に疑問を抱く向きは本書を読むべきだと思う。
守秘義務で開示できない事実を除いても、これだけのファクトがあるからこそ、あれだけ過激に主張できるのだということがよくわかる。
そういう意味で著者は希有の存在である。
本書でもっとも圧倒されたのは、第三章「世論に煽られ、世論を煽る」で取り上げられる「埼玉土曜会談合事件」のエピソードだ。
1990年4月に著者が公正取引委員会事務局に出向中に起き、著者が告発に向けて奮闘したにもかかわらず、当時の検察はまったく消極的で告発が見送られた。
しかし、その同じ検察が「告発を見送るように公取委に働きかけた」として中村喜四郎議員を逮捕するのだ。
これは一体なんなんだ。
著者にしか抱けない怒りが、冷静に筆致にもかかわらず伝わってくる。
著者がテレビなどで繰り広げる過激な検察批判に疑問を抱く向きは本書を読むべきだと思う。
守秘義務で開示できない事実を除いても、これだけのファクトがあるからこそ、あれだけ過激に主張できるのだということがよくわかる。
そういう意味で著者は希有の存在である。
本書でもっとも圧倒されたのは、第三章「世論に煽られ、世論を煽る」で取り上げられる「埼玉土曜会談合事件」のエピソードだ。
1990年4月に著者が公正取引委員会事務局に出向中に起き、著者が告発に向けて奮闘したにもかかわらず、当時の検察はまったく消極的で告発が見送られた。
しかし、その同じ検察が「告発を見送るように公取委に働きかけた」として中村喜四郎議員を逮捕するのだ。
これは一体なんなんだ。
著者にしか抱けない怒りが、冷静に筆致にもかかわらず伝わってくる。
2010年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マスコミの偏向報道に踊らされ、真実を知ることの大切さを忘れていました。この本を読んで日本にもまだ、真実を伝えようと真摯に取り組んでいる人間がいることに、心から感動しました!
今の日本は、ジャーナリストもキャスターも、画一的で一方的な意見を言います。何人も出ていたら、さまざまな考え方や視点があって、ぶつかりあっても当然なのですが、どういうわけか、みな同じ答えを導き出すことを条件に発言しているように感じられます。異論や反論をはさむような人は、次第に表舞台から削除されていきます。郷原信郎さんや、上杉隆さんのような方が、危険な目にあわないことを心から望みます。
今の日本は、ジャーナリストもキャスターも、画一的で一方的な意見を言います。何人も出ていたら、さまざまな考え方や視点があって、ぶつかりあっても当然なのですが、どういうわけか、みな同じ答えを導き出すことを条件に発言しているように感じられます。異論や反論をはさむような人は、次第に表舞台から削除されていきます。郷原信郎さんや、上杉隆さんのような方が、危険な目にあわないことを心から望みます。
2010年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
官僚制を支える前近代的滅私奉公の精神教育が、激変する社会環境に適応する人材育成には無用の長物であることが良くわかった。東大法学部卒のエリート中のエリートが、特捜検察という組織においては、その頭脳を鍛えて強化するのではなく、上意下達のために思考停止させてしまう機関に成り果ててしまっていることを暴いてくれたと思う。同様の事態が、この国のすべてのエリート集団に当てはまる。検察の危機は、日本の危機である。
2011年1月11日に日本でレビュー済み
検察は危ない。この本を読めば読むほどその思いはいっそう強くなった。著者は小沢一郎よりも仙谷由人を支持?(今の仙谷の仕事ぶりを見てどう思っているのだろうか?)していた彼でさえ、検察の小沢問題のずさんさを論理的に指摘している。特捜と言うものは有能な検察官を抱えながら、事が起こるまで待機させるというなんとも時代錯誤的な部隊。軍隊ならまだ訓練というものがあるのだが、こちらは国税を使って優秀な人材を脳死状態にさせ続けるのだから厄介である。一部の上層部がストーリーを立てて、それにそった捜査しかしないし、部下に事件そのものの全体像を見せない。この本が出版されたのち、障害者郵便制度悪用事件の裁判で村木さんが無罪になり、その捜査を担当した主任検事の前田恒彦が証拠を改ざんした罪により逮捕された。これこそまさにこの本が指摘していた検察の捜査である事を証明している。そしてここでも百害あって一利なしの記者クラブが、情報ほしさに検察のリークをそのまま垂れ流し、こうして国民は事実でないことを刷り込まれてしまう。よくテレビで解説するヤメ検とメディアの関係はこういう所からきているとは。だからあれだけ胡散臭い顔つきなのかと納得。現在著者は検察の在り方検討会議のメンバーである。ぜひとものこ本の最後に書かれていた検察改革を形にしてほしいと切に願う。
ベスト500レビュアーVINEメンバー
世間で「最強の捜査機関」といわれてきた検察特捜部について批判的に記述した本です。
主に書かれていることは、次の点かと思います。
・ロッキード事件のようなかつての功績を世間が求め、特捜部も強引に「政治家の腐敗追及」に挑むため、無理な捜査が目立つ。
・民主党の小沢代表(当時)の秘書逮捕のように、ささいな事件で逮捕するようなバランスを欠いた対応がある。
・検察は、かつての贈収賄事件のような刑法犯は得意だが、経済犯罪のような行政的判断を求められる事件はバランスのある健全な判断ができない。
・特捜部は、幹部だけが事件把握し、他の検事はそれに従うだけ。深夜まで働き休みもない。そんな生活で、人間としての健全な思考ができなくなっている。
・裁判所やマスコミも批判・チェックができていない。
それぞれ正論と思い、興味深く読みました。
ただ、本書は主に、前半が個々の事件、後半が著者の考えを記述しているのですが、前半部分は事件の概要を知らない人は「何を書いているかわからない」という感じだと思います(あまり丁寧に事件概要が記載されていないのです)。そんな人は、後半部分だけ読むのもいいかと思います(十分、本書の論旨はつかめます)。
主に書かれていることは、次の点かと思います。
・ロッキード事件のようなかつての功績を世間が求め、特捜部も強引に「政治家の腐敗追及」に挑むため、無理な捜査が目立つ。
・民主党の小沢代表(当時)の秘書逮捕のように、ささいな事件で逮捕するようなバランスを欠いた対応がある。
・検察は、かつての贈収賄事件のような刑法犯は得意だが、経済犯罪のような行政的判断を求められる事件はバランスのある健全な判断ができない。
・特捜部は、幹部だけが事件把握し、他の検事はそれに従うだけ。深夜まで働き休みもない。そんな生活で、人間としての健全な思考ができなくなっている。
・裁判所やマスコミも批判・チェックができていない。
それぞれ正論と思い、興味深く読みました。
ただ、本書は主に、前半が個々の事件、後半が著者の考えを記述しているのですが、前半部分は事件の概要を知らない人は「何を書いているかわからない」という感じだと思います(あまり丁寧に事件概要が記載されていないのです)。そんな人は、後半部分だけ読むのもいいかと思います(十分、本書の論旨はつかめます)。
2011年4月29日に日本でレビュー済み
1.内容
陸山会土地取得関係の事件など、最近の検察は暴走が多い。このような暴走がどうして起こったのか、そして暴走を防ぐにはどうすればいいのか、を書いた本。
2.評価
小沢一郎さんやその秘書の事件のどこがおかしいか、つい先日有罪がほぼ確定したライブドア元社長の事件のどこがおかしいか、法務大臣の指揮権発動が望ましい場合がある、など、有益な情報が詰まっており、一読に値する。ただ、著者がこだわる、一般的な刑事事件と、経済事犯や政治事犯の区別が、それほど重要には思えなかった(一般的な刑事事件のほうが任意性のない自白が少ない根拠が薄弱、準司法機関と行政機関の区別の必要性がわからない(経済事犯や政治事犯でも準司法機関だろう。要は構成要件該当性が微妙なだけなのでは?)、可視化についても一般事件と経済・政治事犯で区別する理由がわからない(自白の強要についてはどんな事件でも同じはず)、など)ので、星1つ減らし、星4つ。
陸山会土地取得関係の事件など、最近の検察は暴走が多い。このような暴走がどうして起こったのか、そして暴走を防ぐにはどうすればいいのか、を書いた本。
2.評価
小沢一郎さんやその秘書の事件のどこがおかしいか、つい先日有罪がほぼ確定したライブドア元社長の事件のどこがおかしいか、法務大臣の指揮権発動が望ましい場合がある、など、有益な情報が詰まっており、一読に値する。ただ、著者がこだわる、一般的な刑事事件と、経済事犯や政治事犯の区別が、それほど重要には思えなかった(一般的な刑事事件のほうが任意性のない自白が少ない根拠が薄弱、準司法機関と行政機関の区別の必要性がわからない(経済事犯や政治事犯でも準司法機関だろう。要は構成要件該当性が微妙なだけなのでは?)、可視化についても一般事件と経済・政治事犯で区別する理由がわからない(自白の強要についてはどんな事件でも同じはず)、など)ので、星1つ減らし、星4つ。
2011年9月30日に日本でレビュー済み
元検察官による検察に対する批判本。
現在の検察の状況に説明を加え、なぜ、検察がこれほどまでに劣化したのかということを説明したのが本書。
特に特捜の問題点について触れられています。
その問題点の一部として、世論を煽ることにより捜査や裁判を有利にしようとする手法、そのための記者クラブ利用。記者クラブは記者クラブで儲けのための情報リークを望む体質。
裁判所によるチェック機能が働かないのは、そのチェック機能がそもそも窃盗、殺人、強盗のような伝統的な個人的犯罪をチェックするためのものであり、特捜事件に対してチェック機能に適合していないことにある。
検察改革の処方箋も書かれており、検察問題を知りたい人に有益な一冊。
現在の検察の状況に説明を加え、なぜ、検察がこれほどまでに劣化したのかということを説明したのが本書。
特に特捜の問題点について触れられています。
その問題点の一部として、世論を煽ることにより捜査や裁判を有利にしようとする手法、そのための記者クラブ利用。記者クラブは記者クラブで儲けのための情報リークを望む体質。
裁判所によるチェック機能が働かないのは、そのチェック機能がそもそも窃盗、殺人、強盗のような伝統的な個人的犯罪をチェックするためのものであり、特捜事件に対してチェック機能に適合していないことにある。
検察改革の処方箋も書かれており、検察問題を知りたい人に有益な一冊。







