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[日野 裕太郎]の梅の選択
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梅の選択 Kindle版


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商品の説明

内容紹介

【幻想ホラー短編】
気がついたら寒さに震えていた。夢の中だと知っていた。
…そこでは凍てついた花がキラキラと崩れ散り、鬼が咆哮し、モノが揺らめく。

黄泉の国との境界で、死んだ祖母・母の影がちらつく世界で、前に進むのか、振り返るのか選択を迫られる。

文庫 約44ページ(1ページ 39字詰め 18行)

*****

「あんた、のんびり見物してないで、さっさと歩きなさい」
老婆の声に、首をふる──ゆっくり、慎重に。急に動けば、あの貧乏草みたいに砕けて粉になってしまう気がした。目が覚めるまで、ここでじっとしていたい。うんざりしていた。
さらりさらりと、貧乏草は美しく鱗粉のような質量で舞い、漂い出している。
目を刺すほどまばゆい銀のきらめきに、がちがちと歯が鳴る──寒さがいや増している。気のせいではない。それが花でも鱗粉でもなんでもなく、粉雪そのものだと悟った。歯が鳴るのも致し方あるまい。
うううう、と言葉にならない思いが、地の底から響くような低い呪詛めいた音になった。食いしばった歯の間から出た声に、背を向けたままの老婆は、いよいよ声を上げて笑った。
呵々とした声は、次第に禍々しいけだものの咆吼に変じた。

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 519 KB
  • 紙の本の長さ: 35 ページ
  • 出版社: doncha.net; 2版 (2012/10/27)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B009XZUWHE
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