頭と心が読んでる間中釘付けでした。
身体の細胞全部がうれしくてワクワクしている感じ。
熱も帯びてくるほどに…。
な〜るほど〜〜!って素直に思える。(←結構稀有なことである、いえ、かなり)
そういう反応が起きるのはきっと、述べられていることが真実であるからなのでしょう。
栗本氏の本は最近急になにがきっかけだったかな?読み出し、「シリウスの都 飛鳥」がファースト本。
抜粋したいところはあり過ぎるほど、というかほぼ全てですが、ここを載せます。
「社会はそれ自体が生命性や身体性を持つのでなければ決して理解できない事例をこれまで意識して各著作に込めてきた。たとえば『幻想としての経済』に入れておいた「病にかかった江戸時代」や『パンツをはいたサル』でも述べたヨーロッパ人口の不思議な動き、ドゴン族の不思議なシリウス観、(省略)…でも読者の誰も意識しては読んでくれなかったようだ。(省略…)
歴史を学ぶということは何何等が自国のものであることを知ろうとかいうことが目的であるわけではない。
われわれ人間がどこにいるのか、なぜいるのかということを考えるためなのである。で、それがまた何になるのかと問われれば、生きていることが何になるのだという問いに答えられたらお答えしてもよい。
だからこの本で、東西をつなぐパルティアの意味とか、同じく一般には知られざるキメク汗国の存在とかを、私は発見して皆に伝えようなどとしていない。けれどもこうしたことどもは各社会及び、地球上の全人類が一つの生命体を作ってわれわれの個的生命とも対応していることに気づけば、容易に発見すべく捜索されるべきものなのだ。実際にあったものなのだから。
探せば本来は11次元であるはずの宇宙の5番目、6番目の次元を探して特定するよりは簡単に見つかる。それを過去の死んでいる歴史学のレベルの中で「実証してくれ」とかいうバカなことはやめて欲しい。お前は血液の中に血小板があると聞いた理科の授業でその存在を証明しろと教師に言ったというのか。
- 単行本: 129ページ
- 出版社: 武久出版ぶQ出版センター (2013/04)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4894540509
- ISBN-13: 978-4894540507
- 発売日: 2013/04
- 梱包サイズ: 18.4 x 13 x 1.4 cm
- おすすめ度: 8件のカスタマーレビュー
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