挿絵の木下先生の『由利先生』の漫画を以前読んでいたので、遠野先生の書かれる作品の中にゲスト出演するとレビューを読み、気になって気になって仕方なかったので購入しました。
あとは現代の話より、少し昔の時代の話が好きなので、そういう意味でも気になっていました。
華族の若様で我儘とか高慢とか、そういう表現をされてる受けですが、読んでいるとあまりイヤミがありません。
基本的に素直でかわいらしいです。
特権階級育ちで、親兄弟からもちやほやされて育った人という感じで、捻れ曲がった性格からくる我儘ではないので、安心です。
遠野先生は、こういう上品で素直な我儘受けさんを描くのが、本当に上手いです。
ちょっと古い時代の空気を感じたいのも、この本を購入したきっかけのひとつですが、そちらは……まぁまぁでした。
たまに「その時代ならではの単語」が登場しましたが、上流階級の生活描写が多かったので…。
六車君にも会えたのは嬉しかったですが、同じ『受け』でも立場の強い方と弱い方があるのだと思って、可笑しかったです。
この受けにはお兄さんがちゃんといるので、跡継ぎを作らなければ……という心配がないのも、ハッピーエンドに輪をかけているような気がします。
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