東芝とAmazon.co.jpは、リサイクル可能な素材を用い、プラスチックケースやワイヤーといった過剰な梱包資材を使用していないAmazonフラストレーションフリーパッケージ(FFP)でこの商品をを皆様にご提供します。カッターやはさみを使わずに簡単に開封することができますが、商品自体は従来のパッケージと同じように保護されます。通常、Amazonフラストレーションフリーパッケージは、輸送箱に梱包せず、そのまま出荷ラベルを貼ってお届けします。
取り付け金具キットを購入しましたが、セットの取り付け金具がうちのアパートの手すりには向きませんでした。(;;)
アパートの１階で手すりの外を隣家の自動車がぎりぎりで出入りするので、外に向けて設置ができず、手すりの内向きに取り付けるしかありませんでした。
しかしそうすると付属のポールが短いのでアンテナの高さがが手すりぎりぎりになってしまうことで、部屋のすぐ前を車が通過するたびにアンテナの開口面にかかってしまい画像が乱れるのです。
仕方なく38φ×1600mmのアンテナマストと取り付け金具を別に購入してそのマストのてっぺんに取り付けなおすことになりました。
これによって、通過する自動車の影響のほか、仰角の関係ですぐ前の隣家の屋根が開口面に影を作っていましたが、一気に解決しました。
設置環境についてはよく調べてから適したセットを購入するのが良いでしょう。
設置工事自体は比較的簡単でした。
とはいえこれは個人的趣味で、アナログテレビ時代からTVアンテナの設置・調整を数多くこなしてきた私の感覚でです。
私の場合、住宅事情により引き込み口がなく壁に穴もあけられないので、隙間引き込み用フラットケーブルなどを利用することになります。
この場合の設置工事の手順を簡単にまとめてみます。この時の隙間引き込み用フラットケーブルはケーブル直付け式のものよりF型接栓対応のものを利用するのが無難です。
また隙間引き込み用フラットケーブルは通常のケーブルよりも損失がありますので、場合によっては受信ブースターを準備する必要もあります。
それと屋外のコネクタ部位には、いわゆる自己融着（ブチルゴム）テープを巻きつけて万全の防水対策をしましょう。
【設置工事の注意点】（隙間引き込み用フラットケーブルを利用した場合）
１．手すりの取り付け金具やポールのねじの締め付けはバネ座金やロックナットで緩まないようにしっかり固定することです。
２．ケーブルの片端にあらかじめF型接栓（防水型）を取り付けます。
F型接栓を取り付けるためのケーブルの端末の加工は手慣れた方ならばカッター一本できれいに仕上げることができるでしょう。
しかし慣れない方はアンテナ同軸ケーブル専用の加工工具が市販されていますのでそれを利用されるのが安全で簡単です。
下手な加工をすると中心導体に傷が入って断線の原因になったり、中心導体とシールド編組導体がショートする恐れもあり、ケーブルを使ってコンバーター部に給電をするBS/CSアンテナでは致命的な事故になりますので要注意です。
取り付け済みのF型接栓をアンテナのコンバーター側の接栓につなぎ、このときケーブルの片端から防水キャップを通しておくのを忘れないことです。
ここでキャップをする前に自己融着（ブチルゴム）テープを使って、コネクター接続部をシッカリ包み込むように巻きつけてからキャップをし、普通のビニルテープでぐるぐる巻きにして仕上げておきましょう。
自己融着テープを巻くときのコツは、引っ張って伸ばしながら巻きつけるようにします。
３．私のように隙間引き込み用フラットケーブルなどを利用するときはもう一方のF型接栓（防水型）も屋外になります。
隙間引き込み用フラットケーブルには防水キャップが付属するので、F型接栓を取り付ける前に防水キャップを通しておくのを忘れないことです。
４．F型接栓はシッカリと圧着してチョット引っ張った程度では抜けないように取り付けてください。この時もくれぐれもショートには注意しましょう。
このF型接栓の取り付けが終わった段階でアンテナの向きと仰角を調整しておきましょう。（→別記）
５．アンテナの向きなどの調節が終わったら、コンバーターからのケーブルを隙間引き込み用フラットケーブルのコネクタにしかっりとつなぎます。
この場合も屋外側のコネクター部には自己融着テープをシッカリ巻いておきましょう。そして防水キャップをしたら外れないようにビニルテープで仕上げます。
調整には別に購入したレベルチェッカー：日本アンテナのNL30Sを使って方位と仰角を調整しました。
レベルチェッカーは業者の調整工事費用に比べるとそんなに高価なものではないので、使い捨て感覚で買っても安くつきますので一緒に購入することをお勧めします。
【調節のポイント】
１．とりあえずでよいですから製品の取説にある地域ごとの仰角の目安値に仮止めします。
この状態でレベルメーターを観ながらアンテナの向きを動かして感度のあるおおよその向きを見つけます。このときはレベルメーターの感度を最大にしておきます。
２．レベルメーターの感度を絞って、微妙に向きを変えながら受信レベルの最大点をみつけ、しかっりと固定します。
３．この状態で仰角の微調整をします。
これでBS/CS放送がきれいに受信できるはずです。
この製品は実サイズに対して開口面積が稼げているようですので、性能には問題ないと思います。
受信レベルは、神奈川県横浜市内でMAXに近い十分なレベルで受信できています。
初期不良以外で受信できないケースの多くは、接続したテレビやレコーダーやブースターのBS用電源供給の設定がOFFになっているため、コンバーターに電源が供給されないことが多いです。
受信できないときには、まずテレビ等のアンテナ設定項目でBS電源の設定を確認しましょう。
それでもだめならケーブルが断線していないかもチェックして下さい。
しかし、以上の作業を行う自信のない方や、どうしてもうまくゆかないときはやむをえません、地元の電気屋さんに相談して設置・調整をお願いしてください。(^^;)
【2015/1/1追記：耐久性・耐候性ともに良いです】
購入・設置からほぼ5年になりますが、外見上の劣化も殆どなく、受信感度の低下などの機能上の経年変化も殆どありません。
この間、台風や大雪など様々な天候曝されてきましたが、耐久性・耐候性ともに優秀です。
- メーカー型番 : BCA-453K
- 外形寸法 : 幅53.1×高さ45.4×奥行き45.7cm
- 本体質量 : 1.1kg
- アンテナ利得 : BS : 34.2dB、CS : 34.5dB
- 受信偏波 : 右旋円偏波
