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村上春樹全作品 1979~1989〈2〉 羊をめぐる冒険 ハードカバー – 1990/7/17

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商品の説明

受賞歴

第4回(1982年) 野間文芸新人賞受賞 --このテキストは、単行本版に関連付けられています。

内容紹介

野間文芸新人賞受賞の青春三部作の長篇。僕と鼠のラスト・アドベンチャー。鼠から来た北海道消印の葉書から、僕は、すべてをすてて鼠を探す旅に出る。羊博士、ドルフィンホテル、羊男の哀しい青春の終り。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • ハードカバー: 378ページ
  • 出版社: 講談社 (1990/7/17)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4061879324
  • ISBN-13: 978-4061879324
  • 発売日: 1990/7/17
  • 商品パッケージの寸法: 21.2 x 14.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3 21件のカスタマーレビュー
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形式: 単行本
読み終えると、めちゃくちゃ
切なくなった。

去って行った鼠と、素敵な耳の女の子。
社会の枠組みにどこか相容れない、
風変わりな人々の
哀しいヴォイスが胸を打つ。

冷静な感想を述べるなら、
まだ作者に大きなフレームの中での.
いわゆる社会(陳腐な言葉で申し訳ないが)
を描ききる技術がないためか、
長編だが、ページ数も後の著作に比べれば抑え目で、
テーマも最後の最後に、小さく余韻のように響かせるにとどまっている。

だが気の抜けた一行など、どこにもないし、どのキャラクターもシーンも、確かな空気と息遣い、必然性を持っている。

アメリカンな文化の影響が色濃いが、
描かれるどこか幽玄な思想観は
まぎれない和風のカラー。
特に鼠との再会と別れからは、
もののあはれを、強く、くさびのように心深くに刻み込まれた。
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形式: 単行本
 『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』に続く村上氏初期の長編ですが、その二つの作品に比べて、文章量が絶対的に長い点と、俗に言う「村上WORLD」的な世界観が発揮されている点において、私は本作を村上氏の原点―現に、この三作は三部作として考えられることが多い―と捉えるのが良いのはないかと思います。

 

 後期の他の作品と比較して、、舞台が都会から離れた場所であることもありますが、人物描写よりは、背景描写が多いような印象をうけました。村上氏の描く登場人物は、他のどの作品においても、気の利いた冗談を言い、洒落た音楽や飲食店を知っています。本作でもそういった主人公であることは間違いありませんが、ややそういった特徴が「薄い」感じは否めません。

 村上春樹という優れた文学作家でも、文章を書きながら文章力が磨かれていくのだと感じました。

 本作で登場する「ドルフィンホテル」や「羊男」は、他の作品でも登場します。他にも、作品に流れる思想など、その作品を越えたつながりが、村上氏が根強いファンを獲得している理由の一つであるのだと思います。

 『ノルウェイの森』で爆発的な人気を獲得する前の村上氏の作品を読めることは、ある意味でファンにとって幸せなことなのかもしれません。
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形式: ハードカバー
彼のつるっとした、陰影のない文体は苦手だったけれど、最近読みなおすとそれほど気にならない。この小説も現実感がなく、人物は名前がなく顔も見えない。あまり共感できない。できるとすれば、運転手とフロント係くらいかな。右翼の大物は児玉誉士夫がモデルか。前半は前作の延長で後半はサスペンス調。耳という表情のない器官、名前のない登場人物、ほとんど意味不明な比喩。共感や理解、認識といったものは、幻想だろう。この小説を読むと仏教的な思想を感じる。その辺が海外で受けてる理由じゃないかな。サリンジャーが幼いゾーイーか誰かに同じ家や家具、家を間違えたり家族を間違えたりするような生活のほうがずっと楽しい(良い?)とか、言わせてたのを思い出す。持っていたものを失くす、ではなく、持たないことを求める。余計なもの、表情や名前?、がないこと。拒否するのは、肩書き、組織、大金、同情、啓蒙とかかな。個人主義。ドストエフスキー的社会に「僕」が迷い込んだら、ますます影が薄くなり、見失うかもしれない。良いとか悪いとかの道徳は置いといて、目的があまりない。家庭、労働、冒険など(冒険が失敗したとして、何が失われるのか誰もわからない)。帰省しても、ホテルに泊まり、「このためにわざわざ来たの?」と言われる。自由意志や固有名詞への疑問は、現代的な気がする。羊をとらえることは、まだまだ先のようだ。
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形式: 単行本
運よく108円で入手できた。小説は1冊ものに限るかも。

・まず、文章がまったく古くなっておらず、むしろ今でも未来的ってことに一驚。まあ、古典の最低条件、必要十分、絶対条件かもしれないが。

・あと、タイトルの秀逸さ。パロディーにせよ、何度 引用されたことだろう。

・あと、「調べもの」ってのが「世界の終り」との共通点か。

・あと、ムラ神さんはどうも沖縄方面に向かわず北海道方面に向かう傾向があるかもしれない。そうゆう意味ではトーマスマン的な。

・あと、けっきょく この小説を最初から最後までミッシリ読んだことがないことに気付いた。

・つか、出だしの部分は前2作と同じ感じだったんだなあ・・・・・・・
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