【経緯】
"何で俺ばかり"と悲観していた時に「山月記」を読みなさい、と教えられた
【感想】
「山月記」の主人公である李徴はまるで自分のようで、読み進めるのが辛く胸が苦しくなるばかりでした。
○自分の能力は周りよりも秀でていると思う
→周りの人を見下す →孤立していく →自分の心の闇に飲まれていく
→結果李徴は…
闇に飲まれる、を分かりやすく伝えてくれます。
いくら自分の能力が高いと思ったとしても、人との繋がりをおろそかにする理由にはならないのです。
どこかで不遇である自分の不幸を嘆いていましたが、この本を読み、それは自分が招いた孤立が原因であると気づいた時、嘆いていた自分が恥ずかしくて堪らなくなりました。また自分が闇に飲まれる一歩手前だったかもと思うと恐ろしくもありました。
驕らず生きる。
人と繋がる事で初めて自分も人でいられる。
本当にその大切さを言葉の通り痛感しました。
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李陵・山月記(新潮文庫) Kindle版
幼児よりの漢学の素養と、西欧文学への傾倒が結実した芸術性の高い作品群。 中国の古典に素材を仰いだ短編4作は、夭折した著者の代表作である。
人はいかなる時に、人を捨てて畜生に成り下がるのか。
中国の古典に想を得て、人間の心の深奥を描き出した「山月記」。母国に忠誠を誓う李陵、孤独な文人・司馬遷、不屈の行動人・蘇武、三者三様の苦難と運命を描く「李陵」など、三十三歳の若さでなくなるまで、わずか二編の中編と十数編の短編しか残さなかった著者の、短かった生を凝縮させたような緊張感がみなぎる名作四編を収める。用語、時代背景などについての詳細な注解および年譜を付す。
目次
山月記
名人伝
弟子
李陵
注解三好行雄
解説瀬沼茂樹
年譜
※電子書籍版には解説は収録しておりません。
本書収録「山月記」より
何故こんな運命になったか判らぬと、先刻は言ったが、しかし、考えように依れば、思い当ることが全然ないでもない。人間であった時、己(おれ)は努めて人との交(まじわり)を避けた。人々は己を倨傲(きょごう)だ、尊大だといった。実は、それが殆ど羞恥心に近いものであることを、人々は知らなかった。勿論、曾ての郷党の鬼才といわれた自分に、自尊心が無かったとは云わない。しかし、それは臆病な自尊心とでもいうべきものであった。……
中島敦(1909-1942)
東京に生れる。東京帝国大学国文科卒。横浜高女で教壇に立つ。宿痾の喘息と闘いながら習作を重ね、1934年、「虎狩」が雑誌の新人特集号の佳作に入る。1941年、南洋庁国語教科書編集書記としてパラオに赴任中「山月記」を収めた『古譚』を刊行、次いで「光と風と夢」が芥川賞候補となった。1942年、南洋庁を辞し、創作に専念しようとしたが、急逝。「弟子」「李陵」等の代表作の多くは死後に発表され、その格調高い芸術性が遅まきながら脚光を浴びた。享年33。
人はいかなる時に、人を捨てて畜生に成り下がるのか。
中国の古典に想を得て、人間の心の深奥を描き出した「山月記」。母国に忠誠を誓う李陵、孤独な文人・司馬遷、不屈の行動人・蘇武、三者三様の苦難と運命を描く「李陵」など、三十三歳の若さでなくなるまで、わずか二編の中編と十数編の短編しか残さなかった著者の、短かった生を凝縮させたような緊張感がみなぎる名作四編を収める。用語、時代背景などについての詳細な注解および年譜を付す。
目次
山月記
名人伝
弟子
李陵
注解三好行雄
解説瀬沼茂樹
年譜
※電子書籍版には解説は収録しておりません。
本書収録「山月記」より
何故こんな運命になったか判らぬと、先刻は言ったが、しかし、考えように依れば、思い当ることが全然ないでもない。人間であった時、己(おれ)は努めて人との交(まじわり)を避けた。人々は己を倨傲(きょごう)だ、尊大だといった。実は、それが殆ど羞恥心に近いものであることを、人々は知らなかった。勿論、曾ての郷党の鬼才といわれた自分に、自尊心が無かったとは云わない。しかし、それは臆病な自尊心とでもいうべきものであった。……
中島敦(1909-1942)
東京に生れる。東京帝国大学国文科卒。横浜高女で教壇に立つ。宿痾の喘息と闘いながら習作を重ね、1934年、「虎狩」が雑誌の新人特集号の佳作に入る。1941年、南洋庁国語教科書編集書記としてパラオに赴任中「山月記」を収めた『古譚』を刊行、次いで「光と風と夢」が芥川賞候補となった。1942年、南洋庁を辞し、創作に専念しようとしたが、急逝。「弟子」「李陵」等の代表作の多くは死後に発表され、その格調高い芸術性が遅まきながら脚光を浴びた。享年33。
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1969/9/23
- ファイルサイズ666 KB
商品の説明
著者について
一九〇九年、東京市四谷区(現新宿区)の代々続く漢学者の家系に生まれる。東京帝国大学国文科を卒業後、横浜高等女学校で教鞭をとりながら、「狼疾記」「かめれおん日記」などを執筆。一九四一年に教師を辞め、南洋庁書記官としてパラオ島に赴任したが、持病の喘息をこじらせ帰国。「光と風と夢」が芥川賞候補になるも、ほとんど無名のまま三十三歳で逝去。死後、」その評価が高まった。 --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
内容(「MARC」データベースより)
漢の最盛期、武帝の時代。北辺の地で匈奴と戦い捕虜となった李陵と、ただ一人李陵を弁護し思いもかけぬ刑罰をうけた司馬遷。信じる道を進む二人を待ち受けていた運命は…。人間の存在を問う「山月記」も収録。
--このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
--このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中島/敦
1909‐1942。東京に生れる。東京帝国大学国文科卒。横浜高女で教壇に立つ。宿痾の喘息と闘いながら習作を重ね、1934年、「虎狩」が雑誌の新人特集号の佳作に入る。’41年、南洋庁国語教科書編集書記としてパラオに赴任中「山月記」を収めた『古譚』を刊行、次いで「光と風と夢」が芥川賞候補となった。’42年、南洋庁を辞し、創作に専念しようとしたが、急逝。「弟子」「李陵」等の代表作の多くは死後に発表され、その格調高い芸術性が遅まきながら脚光を浴びた。享年33(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
1909‐1942。東京に生れる。東京帝国大学国文科卒。横浜高女で教壇に立つ。宿痾の喘息と闘いながら習作を重ね、1934年、「虎狩」が雑誌の新人特集号の佳作に入る。’41年、南洋庁国語教科書編集書記としてパラオに赴任中「山月記」を収めた『古譚』を刊行、次いで「光と風と夢」が芥川賞候補となった。’42年、南洋庁を辞し、創作に専念しようとしたが、急逝。「弟子」「李陵」等の代表作の多くは死後に発表され、その格調高い芸術性が遅まきながら脚光を浴びた。享年33(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
出版社からのコメント
内容(「BOOK」データベースより)
中島敦は、幼時よりの漢学の教養と広範な読書から得た独自な近代的憂愁を加味して、知識人の宿命、孤独を唱えた作家で、三十四歳で歿した。彼の不幸な作家生活は太平洋戦争のさなかに重なり、疑惑と恐怖に陥った自我は、古伝説や歴史に人間関係の諸相を物語化しつつ、異常な緊張感をもって芸術の高貴性を現出させた。本書は中国の古典に取材した表題作ほか『名人伝』『弟子』を収録。 --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00DOT4Y5Q
- 出版社 : 新潮社 (1969/9/23)
- 発売日 : 1969/9/23
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 666 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 181ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 99,046位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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2017年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山月記を 幼少期読み 半世紀以上生きた今 再読したくなり 購入.
山月記を読んだ幼少期 もっと しっかり読み込み理解していたらと 悔やまれる.
わたくしの世代は 大学受験を「受験地獄」と言う時代で 兎に角 沢山の本を 受験の為に読んだ.
かなり歳を重ねて再読してみると 恐ろしい程の人間の本質が書いてあったのかと 自己の人生と照らし合わせざるを得ない.
生きることが 苦しい しんどいわたくしには かなり堪えた.
恐ろしい程の現実を突きつけられ 読了する迄
一字一句が 真に迫り 頭を鈍器で叩かれたような
衝撃を受けた. 息苦しい程 惹きつけられる話である.
上手くいっている時こそ 敢えて 自戒の為に 山月記を再読しよう 傲慢にならない為に.
上手くいってない時に 再読してしまったが
これも何かの示唆か?と 中島敦氏に
感謝しか無い.
暗記致したい程の名著中の名著である.
レビューアーの方方の 分析にも 助けられた.
他の中島敦氏の作品も 丁寧に再読致したく思う.
山月記を読んだ幼少期 もっと しっかり読み込み理解していたらと 悔やまれる.
わたくしの世代は 大学受験を「受験地獄」と言う時代で 兎に角 沢山の本を 受験の為に読んだ.
かなり歳を重ねて再読してみると 恐ろしい程の人間の本質が書いてあったのかと 自己の人生と照らし合わせざるを得ない.
生きることが 苦しい しんどいわたくしには かなり堪えた.
恐ろしい程の現実を突きつけられ 読了する迄
一字一句が 真に迫り 頭を鈍器で叩かれたような
衝撃を受けた. 息苦しい程 惹きつけられる話である.
上手くいっている時こそ 敢えて 自戒の為に 山月記を再読しよう 傲慢にならない為に.
上手くいってない時に 再読してしまったが
これも何かの示唆か?と 中島敦氏に
感謝しか無い.
暗記致したい程の名著中の名著である.
レビューアーの方方の 分析にも 助けられた.
他の中島敦氏の作品も 丁寧に再読致したく思う.
ベスト500レビュアーVINEメンバー
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自意識、自己顕示欲、克己心、出世欲と厭世。
相反する力が己の中で沸き立ち、それが世の中の動きによって顕在化した時に人がどうふるまうのか。
そんな事を古代中国の登場人物を使って語らせています。
しかし作者は齢30そこそこでよくもまぁこんな奥の奥までの感情を自覚して拾い上げることが出来るなぁと感心します。
自分がいかにガキなのかを感じざるを得ません。
と、同時にこんな深い感情を掬い取れる人生というのは辛いものだろうなぁとも思いました。
相反する力が己の中で沸き立ち、それが世の中の動きによって顕在化した時に人がどうふるまうのか。
そんな事を古代中国の登場人物を使って語らせています。
しかし作者は齢30そこそこでよくもまぁこんな奥の奥までの感情を自覚して拾い上げることが出来るなぁと感心します。
自分がいかにガキなのかを感じざるを得ません。
と、同時にこんな深い感情を掬い取れる人生というのは辛いものだろうなぁとも思いました。