【経緯】
"何で俺ばかり"と悲観していた時に「山月記」を読みなさい、と教えられた
【感想】
「山月記」の主人公である李徴はまるで自分のようで、読み進めるのが辛く胸が苦しくなるばかりでした。
○自分の能力は周りよりも秀でていると思う
→周りの人を見下す →孤立していく →自分の心の闇に飲まれていく
→結果李徴は…
闇に飲まれる、を分かりやすく伝えてくれます。
いくら自分の能力が高いと思ったとしても、人との繋がりをおろそかにする理由にはならないのです。
どこかで不遇である自分の不幸を嘆いていましたが、この本を読み、それは自分が招いた孤立が原因であると気づいた時、嘆いていた自分が恥ずかしくて堪らなくなりました。また自分が闇に飲まれる一歩手前だったかもと思うと恐ろしくもありました。
驕らず生きる。
人と繋がる事で初めて自分も人でいられる。
本当にその大切さを言葉の通り痛感しました。
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