12の会社・組織を実例として紹介。業種、企業規模、そして地域(都市/地方/海外)のバリエーションを上手に分散させているのが本書の特徴だと思いました。
イタリア人が当時トップを務めていたグローバル企業(ユニリーバ・ジャパン)の事例もあれば、地域のパートが大半という冷凍エビ加工の工場(パプアニューギニア海産)、社長を含めプログラマーばかりのIT企業(ソニックガーデン)、そして企業のみならずNPO(フローレンス)まで。
すべてに共通するのが「社員の幸せ」を最大限に重視していること。それぞれに抱えていた課題も違えば、行ってきた試行錯誤も実にさまざまなです。タイトルにあるように「本気」で達成したものだけがもつリアリティには、自分の職場を重ねずにはいられません。
紹介文によると著者のやつづかえりさんは、働き方や組織づくりをテーマに300社以上の会社や経営者を取材してきたとのこと。なるほど、この引き出しの多さが本書の説得力なんだな、と思います。
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