「安保法制」が参議院を通過した。
国会前でのデモ、議場での無意味な議論。
そんな光景に辟易していたが、より具体的に簡易な言葉で「戦争」を表現している。
この一冊が「戦争」のすべてではない。
全てを理解するには、戦場の体験が必要になってくる。
かといって、容易に戦場体験などはできない。
さすれば、本書のようなガイドブックが必要になってくる。
特に、戦争には人間が介在するが、その人間が戦争によって戦死意外にどのような被害を受けるのか。
関心をもって読んだのはPTSDについてだった。
大東亜戦争後も、PTSDの方々が多かった。たいていは、酒を飲むと豹変する人。
本書は巻末に用語の索引がついている。
これは、「戦争」について、より具体的に考えて欲しいという編集者の思いではないか。
これは、戦争について考えるガイドブックとして、手元に置き、時折読み返すものである。
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本当の戦争 すべての人が戦争について知っておくべき437の事柄 単行本 – 2004/6/25
ニュースでは語られない、戦争の真の姿!
本当の戦争はどんなものか。Q&A方式で、素朴な疑問、トリヴィアルな問い、笑ってしまうユニークな質問に、戦場経験豊かなニューヨーク・タイムズ特派員が身の毛もよだつ現実の解答を寄せる。
本当の戦争はどんなものか。Q&A方式で、素朴な疑問、トリヴィアルな問い、笑ってしまうユニークな質問に、戦場経験豊かなニューヨーク・タイムズ特派員が身の毛もよだつ現実の解答を寄せる。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2004/6/25
- ISBN-104087734102
- ISBN-13978-4087734102
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
2002年度ピューリッツァ賞を受賞したニューヨーク・タイムズの記者が、15年間、戦場特派員として体験した、戦場のすさまじい姿を伝えるQ&A集。
内容(「MARC」データベースより)
戦争から目をそむけてはならない、それを怖れなければならない。2002年度ピューリッツァ賞を受賞した『ニューヨーク・タイムズ』の記者が、15年間戦場特派員として体験した、戦場のすさまじい姿を伝えるQ&A集。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヘッジズ,クリス
アメリカ合衆国ヴァーモント州出身。コルゲート大学英文学科卒業、ハーヴァード大学大学院神学科修士課程修了。ダラス・モーニング・ニュース紙、クリスチャン・サイエンス・モニター紙などの記者を経て、1990年からニューヨーク・タイムズ紙記者として現在にいたる。15年間にわたり、中東のウェストバンクやガザ地区、イラク、サラエヴォ、コソヴォなど、紛争地の海外特派員をつとめる。国際テロリズム取材班のひとりとして2002年度ピューリッツァ賞受賞。ニューヨーク在住
伏見/威蕃
1951年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。翻訳家。推理作家協会、冒険作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
アメリカ合衆国ヴァーモント州出身。コルゲート大学英文学科卒業、ハーヴァード大学大学院神学科修士課程修了。ダラス・モーニング・ニュース紙、クリスチャン・サイエンス・モニター紙などの記者を経て、1990年からニューヨーク・タイムズ紙記者として現在にいたる。15年間にわたり、中東のウェストバンクやガザ地区、イラク、サラエヴォ、コソヴォなど、紛争地の海外特派員をつとめる。国際テロリズム取材班のひとりとして2002年度ピューリッツァ賞受賞。ニューヨーク在住
伏見/威蕃
1951年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。翻訳家。推理作家協会、冒険作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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殿堂入りNo1レビュアーベスト500レビュアーVINEメンバー
世界中の紛争を長年にわたって報道してきたピューリッツァ賞受賞記者クリス・ヘッジズによる「What Every Person Should Know About WAR」の日本語版。437のQ&Aで戦争の真の姿を炙り出そうという著作です。
最初の問いは「戦争とはなんですか?」という至ってシンプルなものです。正解を読む前に私なりに答について考えを巡らせてみましたが、“国家と国家が兵器を用いて云々…”というところで詰まってしまいました。しかし本書の答は、問い同様にシンプルなものです。
「1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている。」
本書はことほど左様に各問いに対して上記のような百科事典風定義をはじめとして極めて冷静な説明文が続きます。
たとえば、調査統計資料風の文章:
「体のどの部位を負傷する可能性が高いか」
→「すべての負傷の40%が爪先から太腿までの怪我」
もしくは訓練マニュアル形式の文章:
「劣化ウラン汚染の回避方法は?」
→「破壊された戦車の清掃や砲弾の撤去を命じられたら化学防護服を着ること」
はてはテレビ・ゲームのルール教則本のような文章:
「攻撃目標にしてはいけない建物は?」
→「教会や学校、病院や歴史的建造物」
本書には拳を振り上げながら声高に戦争反対を叫ぶ文章も、軍事力増強の重要性を説く文章もありません。ひたすら淡々とした筆致で戦争というものを437の多面体として捉える作業が続くのです。
しかし不思議なことに、戦争を「説明する」文章を通読していると私はあたかも苛烈な戦場の渦中にいるかのようなうすら寒さをおぼえたのです。いかに淡々と説明しようとも戦争というものが人間性を瞬く間に破壊してしまう狂気に満ちた行為であることは覆い隠しようもないのです。そのことに改めて気づかされる実に巧妙な構成をもった書物だといえます。
最初の問いは「戦争とはなんですか?」という至ってシンプルなものです。正解を読む前に私なりに答について考えを巡らせてみましたが、“国家と国家が兵器を用いて云々…”というところで詰まってしまいました。しかし本書の答は、問い同様にシンプルなものです。
「1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている。」
本書はことほど左様に各問いに対して上記のような百科事典風定義をはじめとして極めて冷静な説明文が続きます。
たとえば、調査統計資料風の文章:
「体のどの部位を負傷する可能性が高いか」
→「すべての負傷の40%が爪先から太腿までの怪我」
もしくは訓練マニュアル形式の文章:
「劣化ウラン汚染の回避方法は?」
→「破壊された戦車の清掃や砲弾の撤去を命じられたら化学防護服を着ること」
はてはテレビ・ゲームのルール教則本のような文章:
「攻撃目標にしてはいけない建物は?」
→「教会や学校、病院や歴史的建造物」
本書には拳を振り上げながら声高に戦争反対を叫ぶ文章も、軍事力増強の重要性を説く文章もありません。ひたすら淡々とした筆致で戦争というものを437の多面体として捉える作業が続くのです。
しかし不思議なことに、戦争を「説明する」文章を通読していると私はあたかも苛烈な戦場の渦中にいるかのようなうすら寒さをおぼえたのです。いかに淡々と説明しようとも戦争というものが人間性を瞬く間に破壊してしまう狂気に満ちた行為であることは覆い隠しようもないのです。そのことに改めて気づかされる実に巧妙な構成をもった書物だといえます。
2004年12月1日に日本でレビュー済み
Q:戦争とはなんですか?
で始まり、
Q:軍服はずっと持っていてもかまわないのですか?
で終わる、戦争に関する437のFAQ。
ちなみに最初の答えは、
「A:1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている。」である。
こんな基本的な定義すら多くの人は知らないはずだ。意に反して戦争に巻き込まれた人々はともかく、自ら兵士として戦場に赴く人、テレビやインターネット越しにある種“対岸の火事”としてイラク情勢や世界各地の紛争を見聞きしている僕たちも、“本当の戦争”を知らない。
この本からは、“イデオロギー”や“物語”を抜き取った戦争のマテリアルが見えてくる。戦争の物語性を徹底的に排しているから読み物としては面白くはないが、ハンドブックとして一通り読んでおく価値は充分にある。踏み込んだ取材やデータ収集のアウトプットを、このような極力客観的な書物に仕上げた著者の意図に共鳴する。
で始まり、
Q:軍服はずっと持っていてもかまわないのですか?
で終わる、戦争に関する437のFAQ。
ちなみに最初の答えは、
「A:1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている。」である。
こんな基本的な定義すら多くの人は知らないはずだ。意に反して戦争に巻き込まれた人々はともかく、自ら兵士として戦場に赴く人、テレビやインターネット越しにある種“対岸の火事”としてイラク情勢や世界各地の紛争を見聞きしている僕たちも、“本当の戦争”を知らない。
この本からは、“イデオロギー”や“物語”を抜き取った戦争のマテリアルが見えてくる。戦争の物語性を徹底的に排しているから読み物としては面白くはないが、ハンドブックとして一通り読んでおく価値は充分にある。踏み込んだ取材やデータ収集のアウトプットを、このような極力客観的な書物に仕上げた著者の意図に共鳴する。
2007年9月27日に日本でレビュー済み
戦争についてのQ&A集。これからアメリカ軍に入隊しようとしているアメリカ人のための予備知識集といった感じでしょうか。
内容についての信頼性は、それほど高いとは思えません。例えば「戦争の定義」についても「1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている」と…? 戦争を定義するということは、戦争とは何かということを理解することでもあるので、少なくとも、どうして1000人なのかを説明する必要があると思います。
そのほかの項目についても、きちんとデータに基づいているのか、それとも著者の主観で書かれたものかが判然としません。アメリカ人の常識に基づいて省略されているところもあるのか、日本人にはわかりにくいし誤解を招きやすいと思います。
日本人には鍛冶俊樹『戦争の常識』をお薦めします。P.W.シンガー『戦争請負会社』を併せて読むとより良いと思います。
内容についての信頼性は、それほど高いとは思えません。例えば「戦争の定義」についても「1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている」と…? 戦争を定義するということは、戦争とは何かということを理解することでもあるので、少なくとも、どうして1000人なのかを説明する必要があると思います。
そのほかの項目についても、きちんとデータに基づいているのか、それとも著者の主観で書かれたものかが判然としません。アメリカ人の常識に基づいて省略されているところもあるのか、日本人にはわかりにくいし誤解を招きやすいと思います。
日本人には鍛冶俊樹『戦争の常識』をお薦めします。P.W.シンガー『戦争請負会社』を併せて読むとより良いと思います。
2004年7月12日に日本でレビュー済み
この本に書いてあることが全て真実である保証はどこにもありませんが(どの本に書かれていることに対しても・・・ですが)
しかし書かれた内容のほとんどを今現在の戦争に関するリアリティと捉えるなら
大変重要な書物と言えます。
この本は、2002年のピューリツァー受賞記者(NYタイムズ)が15年の戦場特派員体験をふまえた
Q&A形式の、まさに知っておくべき戦争関連事柄です。
どのページから開いてもOK、という気軽に読める、しかしどのページも重要な本です。
観念論や理想論なんかじゃない、リアルな描写が我々日本人にとっては、ややもするとあいまいなイメージで語ってしまいがちな戦争の、
その輪郭を際立たせます。一読してみてはどうでしょうか。
しかし書かれた内容のほとんどを今現在の戦争に関するリアリティと捉えるなら
大変重要な書物と言えます。
この本は、2002年のピューリツァー受賞記者(NYタイムズ)が15年の戦場特派員体験をふまえた
Q&A形式の、まさに知っておくべき戦争関連事柄です。
どのページから開いてもOK、という気軽に読める、しかしどのページも重要な本です。
観念論や理想論なんかじゃない、リアルな描写が我々日本人にとっては、ややもするとあいまいなイメージで語ってしまいがちな戦争の、
その輪郭を際立たせます。一読してみてはどうでしょうか。


