本書に書かれていることは、ある意味もう一般に膾炙しており、新しい内容はあまり感じられない。むしろ本書の良さは、一般的知見を整理し、読者に分かりやすく提示している点にあると言えよう。
子どもが興味を持った事柄を思いだし、行動を起こしてみると新たな発見に出会う。そこから探究心が生まれるという。探究心を努力によって開花させ、能力を身につける。著者が言いたいことは、「継続は力なり」ということだ。努力が天才を生むというわけだ。
近年、主体的・能動的・協働的な深い学び(アクティブラーニング)が実践されているが、教師から与えられたテーマを自ら学ぶことにより、新たな気づきが生まれる。それを探究心に変えることが肝要だ。
もはや当たり前のことであるが、意外に実践されていないようだ。地頭を鍛えるには、自分で考える習慣と学びを継続させることが重要だ。本書を読めばよく分かる。お勧めの一冊だ。
本当に頭のいい子を育てる 世界標準の勉強法 (PHP新書) (日本語) 新書 – 2019/4/16
茂木健一郎
(著)
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本の長さ256ページ
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言語日本語
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出版社PHP研究所
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発売日2019/4/16
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ISBN-10456984281X
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ISBN-13978-4569842813
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「頭の良さ」の基準が変わってきた!大変化の時代に負けない脳をつくる「フロー」「グリット」「探究」のすごい力。
著者について
茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。
一九六二年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。
理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。『脳と仮想』(新潮社)で小林秀雄賞を、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で桑原武夫学芸賞を受賞。著書に、『脳を活かす勉強法』『幸福になる「脳の使い方」』『これからの未来を生きる君たちへ』(以上、PHP研究所)他多数。
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。
一九六二年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。
理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。『脳と仮想』(新潮社)で小林秀雄賞を、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で桑原武夫学芸賞を受賞。著書に、『脳を活かす勉強法』『幸福になる「脳の使い方」』『これからの未来を生きる君たちへ』(以上、PHP研究所)他多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
茂木/健一郎
1962年、東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。『脳と仮想』(新潮社)で小林秀雄賞を、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1962年、東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。『脳と仮想』(新潮社)で小林秀雄賞を、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2019/4/16)
- 発売日 : 2019/4/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 456984281X
- ISBN-13 : 978-4569842813
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 289,227位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 345位学生の勉強法
- - 662位PHP新書
- - 3,428位中学教科書・参考書 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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役に立った
2019年4月24日に日本でレビュー済み
偏差値教育はダメだ、と言われるが、できればいい学校・大学に入って欲しい。
でも、偏差値教育だけでは身につかない力をつけて社会人になっても活躍する力をつけてほしいというのが親のホンネだと思います。
本書はその悩みに明快に答えてくれる本と思いました。
地頭が良く、「答えのない問い」も考えられる力。それは「探究」で身につくそうです。
探究学習がなぜ良いのか、それを親が家庭で子供に実践させるにはどうしたらいいか。とても詳しく解説されていて納得感がありました。
後半は大人の勉強法にもとても役立ちます。この方法で英語学習に再チャレンジしようと感じました。
子どもが興味を持ったことでも、ついつい急かして途中でやめさせてしまったり、もっと他に勉強をしたらいいのに…と思っていましたが、これからは子どもの「好き」を伸ばしてあげようと反省しました。
おすすめです。
でも、偏差値教育だけでは身につかない力をつけて社会人になっても活躍する力をつけてほしいというのが親のホンネだと思います。
本書はその悩みに明快に答えてくれる本と思いました。
地頭が良く、「答えのない問い」も考えられる力。それは「探究」で身につくそうです。
探究学習がなぜ良いのか、それを親が家庭で子供に実践させるにはどうしたらいいか。とても詳しく解説されていて納得感がありました。
後半は大人の勉強法にもとても役立ちます。この方法で英語学習に再チャレンジしようと感じました。
子どもが興味を持ったことでも、ついつい急かして途中でやめさせてしまったり、もっと他に勉強をしたらいいのに…と思っていましたが、これからは子どもの「好き」を伸ばしてあげようと反省しました。
おすすめです。
2019年7月31日に日本でレビュー済み
集中力はどうしたら身に付くか?と子供達に聞かれて、本書を手にしたが、余りに杜撰な内容に一言書かざるを得なかった。
本書には、地頭は自分の頭で考え探究することだという。それには興味に出合い、それを継続して地頭は発達するという話は間違いない。エジソンも努力に勝る天才はないと言っている。
しかし、次の全身を用いて集中力を高める話は本末転倒である。そこでは幼い中学生の筆者の体験談が語られているだけである。目で読み手で書き声だして暗記する、没入できる適度な分量に速く取り組む、それが集中力のコツだという話は、探究に必要な興味との出会いと全く無関係で、まして知力の発達する高校生位には何ら説得力のない話である。
呆れた話、というか作りの本だと思う。
途中から「僕は、・・」という文章が増えて、まるで口述筆記のようで、とても推敲をしたものとは思えないと感じた。
本書には、地頭は自分の頭で考え探究することだという。それには興味に出合い、それを継続して地頭は発達するという話は間違いない。エジソンも努力に勝る天才はないと言っている。
しかし、次の全身を用いて集中力を高める話は本末転倒である。そこでは幼い中学生の筆者の体験談が語られているだけである。目で読み手で書き声だして暗記する、没入できる適度な分量に速く取り組む、それが集中力のコツだという話は、探究に必要な興味との出会いと全く無関係で、まして知力の発達する高校生位には何ら説得力のない話である。
呆れた話、というか作りの本だと思う。
途中から「僕は、・・」という文章が増えて、まるで口述筆記のようで、とても推敲をしたものとは思えないと感じた。