福島原発事故直後からアメリカ(NNSA)は莫大な費用を使い、福島を中心にセシウムの汚染度を正確に測定している。本書によればその正確度はSPEEDDをはるかにしのぐものであったが、そのデータはすみやかに日本政府に提供されたがその結果を全く公表しなかった。
著者は、地図や地形図のデータを駆使した防災の研究を応用し、NNSAのデータを地理情報システムを使い、1平方メートル当たり10万ベクレル毎の等高線を作成している。これから、各自治体の地表の汚染度とそこに住んでいる人数を計算した一覧表を作っている(P160-161)。
ただ、そのデータに関して著者に問い合わせたかったのですが、著者は既に亡くなられていました。ご冥福をお祈り痛いします。この著者の業績を京大の今中哲二氏も称賛されて要る文章を読みました。素晴らしい本なのでぜひみなさんに読んでもらいたいと思います。
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