関係性と身体性それぞれ4つの指標による街の評価には大いに納得、他の薄っぺらい「住みたいランキング」よりはるかに参考になった。
座談会の内容も示唆に富んでいる。
ただ、かつて住んだことのある根津(文京区)が1位というのは腑に落ちない。
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![[島原 万丈, HOME’S総研]の本当に住んで幸せな街~全国「官能都市」ランキング~ (光文社新書)](https://m.media-amazon.com/images/I/41AX7h3SStL._SY346_.jpg)
本当に住んで幸せな街~全国「官能都市」ランキング~ (光文社新書) Kindle版
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¥0 Kindle Unlimited 会員は、このタイトルを追加料金なし(¥0)で読み放題 ¥814 Kindle 価格 獲得ポイント: 8pt - 新書
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本当に豊かに楽しく生きられる、魅力的なまちとはなんなのか? 本書では「他者との関係性」「五感で感じる身体性」を基準にした「官能」(センシュアス)をキーワードに、まちを再評価する試みを行う。上からの再開発や、均質化された都市計画によって、まちの個性や多様性が失われつつある今、本当に住んで幸せなまちとはどこにあるのか? 中央/地方を問わず、そこに生きる人たちのまちに対するリアルな評価を可視化していく。
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2016/11/20
- ファイルサイズ32776 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「住みたい街」や「住みやすい街」…住むことに関する多種多様なランキングは「住むこと」「暮らすこと」に関する私たちの「体験」そのものが反映されているとは言い難い。本当に豊かに楽しく生きられる、魅力的なまちとはなんなのか?そこで、本書では「他者との関係性」「五感で感じる身体性」を基準にした「官能」“センシュアス”という言葉をキーワードに、まちを再評価する試みを行う。上からの再開発や、均質化された都市計画によって、まちの個性や多様性が失われつつある現在、本当に住んで幸せなまちとはどこにあるのか?中央/地方を問わず、そこに生きる人たちの、まちに対するリアルな評価を可視化し、近未来のまちのイメージを探っていく。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
島原/万丈
1989年株式会社リクルート入社、株式会社リクルートリサーチ出向配属。以降、クライアント企業のマーケティングリサーチおよびマーケティング戦略のプランニングに携わる。2004年結婚情報誌「ゼクシィ」シリーズのマーケティング担当を経て、’05年よりリクルート住宅総研。’13年3月リクルートを退社、同年7月株式会社ネクストHOME’S総研所長に就任。ユーザー目線での住宅市場の調査研究と提言活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1989年株式会社リクルート入社、株式会社リクルートリサーチ出向配属。以降、クライアント企業のマーケティングリサーチおよびマーケティング戦略のプランニングに携わる。2004年結婚情報誌「ゼクシィ」シリーズのマーケティング担当を経て、’05年よりリクルート住宅総研。’13年3月リクルートを退社、同年7月株式会社ネクストHOME’S総研所長に就任。ユーザー目線での住宅市場の調査研究と提言活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B01N90U9BO
- 出版社 : 光文社 (2016/11/20)
- 発売日 : 2016/11/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 32776 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 238ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 72,005位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 509位光文社新書
- - 1,404位旅行ガイド・マップ
- - 2,920位歴史・地理 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
某経済誌が弾き出す「住みよさランキング」の根拠が、結局1人あたりのハコモノの広さであったりする点を指摘した上で、
まちとしての「実感」を数値化した取組みをまとめた一冊。食文化、自然、ロマンスといったリアルな数値分析を行った
観点は面白いし、基準感覚を正してくれる点でも実用性が高い。
ただ各都市の比較の結果文京区が1位であったり大阪市北区のロマンス性が高かったりといった点はエッジが聞いているものの、
ランキング上位・中位・下位の比較や、その都市自体の評価はさして「驚き」はない。結局個人の感覚しだいである面も多いので、
個々の都市は自分の住む都市との比較程度にして、詳細なデータの集合体として読み解くのがベストかもしれない。
まちとしての「実感」を数値化した取組みをまとめた一冊。食文化、自然、ロマンスといったリアルな数値分析を行った
観点は面白いし、基準感覚を正してくれる点でも実用性が高い。
ただ各都市の比較の結果文京区が1位であったり大阪市北区のロマンス性が高かったりといった点はエッジが聞いているものの、
ランキング上位・中位・下位の比較や、その都市自体の評価はさして「驚き」はない。結局個人の感覚しだいである面も多いので、
個々の都市は自分の住む都市との比較程度にして、詳細なデータの集合体として読み解くのがベストかもしれない。
2017年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「官能」都市というタイトルから、定性的分析に偏るのかと思いきや、しっかり定量的分析に基づいた論考で、説得力があった。もともとタワーマンションの乱立に否定的な立場であったうえに、最近引越しをして、歩いて楽しい街、摩天楼から見下ろすのでない人本来の目線から見た街の大切さを身をもって感じていたので、共感できる記述が多かった。
2017年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学などでフィールドワークをやって見たい、あるいはやったという人には、なるほどこういう仕事に学問の手法が役立つのか!とおもうでしょう。特に都市社会学や建築学、環境学に興味のある人にはさらなるヒントが浮かんでくるでしょう。
この本の調査では「官能都市」という名で人が生活にどういう魅力を感じるかという項目で調査分析をしています。味気ない高層タワー都市に憧れてきた地方都市はもうミニ東京のコンプレックスから解放されるべきです。その意味でこの本は本気で公共空間設計を考え直せと教えてくれます。
ただし、不満もあります。調査項目内容が「街の魅力」をまだ反映していません。ここからさきはビッグデータではなく、ミクロな社会人類学的フィールドワークをする方が、街の体温を感じられるでしょう。
もう1つの不満は比較対象の海外を相変わらずアメリカやヨーロッパにしていること。日本の高温多湿でなお冬の豪雪地帯という環境はアジアの都市計画と比較した方がいいでしょう。シンガポールやマレーシアのクアラルンプールでは同じ形の高層ビルデザインを禁止しています。街の個性と多様性を重視しているからです。また、駅前の大歩道橋が日本ではただの通路で味気ないとの指摘がありましたが、熱帯の都市では冷房のある所に人が集まるので、駅ビルと複数の商業施設が冷房のある通路で重層的に繋がり、通路には様々な店ができています。自動販売機ではなくカフェが。
次回の調査では非西欧の都市の進んだアイデアを視点に入れることをお勧めします。
さて、これが卒論でしたならば75点をあげたいですね。まだまだ魅力的なものがかけるはず!
この本の調査では「官能都市」という名で人が生活にどういう魅力を感じるかという項目で調査分析をしています。味気ない高層タワー都市に憧れてきた地方都市はもうミニ東京のコンプレックスから解放されるべきです。その意味でこの本は本気で公共空間設計を考え直せと教えてくれます。
ただし、不満もあります。調査項目内容が「街の魅力」をまだ反映していません。ここからさきはビッグデータではなく、ミクロな社会人類学的フィールドワークをする方が、街の体温を感じられるでしょう。
もう1つの不満は比較対象の海外を相変わらずアメリカやヨーロッパにしていること。日本の高温多湿でなお冬の豪雪地帯という環境はアジアの都市計画と比較した方がいいでしょう。シンガポールやマレーシアのクアラルンプールでは同じ形の高層ビルデザインを禁止しています。街の個性と多様性を重視しているからです。また、駅前の大歩道橋が日本ではただの通路で味気ないとの指摘がありましたが、熱帯の都市では冷房のある所に人が集まるので、駅ビルと複数の商業施設が冷房のある通路で重層的に繋がり、通路には様々な店ができています。自動販売機ではなくカフェが。
次回の調査では非西欧の都市の進んだアイデアを視点に入れることをお勧めします。
さて、これが卒論でしたならば75点をあげたいですね。まだまだ魅力的なものがかけるはず!