わたしは実家の父親が商店を経営していたので、
朝の早い家庭に育った。
で、子供だったわたしは父親から早起きを強制されて、
早起きが苦手だったわたしは人間のクズ呼ばわりされたし、
おまけに常時人手不足に悩まされていたために手伝いまで強制されて、
手伝いを嫌がったわたしはごくつぶし呼ばわりもされた。
わたしの中では「早起き」と聞いた瞬間、
「いやなことを強制される」「奴隷扱いされる」「屈辱」「支配される」
という思考にスイッチがはいってしまって
米俵のようにずっしりとした重苦しさがわたしにのしかかってきて
強烈な抵抗を感じることから逃れられないでいた。
それは大人になるまで続いた。
この心理的呪縛から抜けるために、
心理療法のひとつであるスリー・イン・ワン・コンセプツの力を借りたわけだが、
自分の今までの習慣を変えたい、
早起きができるようになりたいと強烈に思ったきっかけが、
この書籍を読んだことだった。
著者の見田村さんの生活が、とにかく“楽しそう”だったからなのである。
それまでわたしの中では「早起き=苦行」のイメージしかなかったのだが、
それが見事に覆された。
わたしは楽しいことが大好きなのだ。
「朝起きられない自分」という呪縛から比較的自由になった今は、
早起きが趣味とまでいかないけれども、
早起きをすること自体苦ではなくなったし、
心理的な抵抗もだいぶとれてきた。
早朝から仕事にとりかかると、
夜更かしして自分に負荷をかけて仕事をムリやりこなすのよりは、
はるかに効率がいいことは実感している。
この早起きの習慣は継続していこうと思う。
背中をおしてくれた本書に感謝している。
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