1話読み切り形式なので途中からでも楽しく読めます
(もちろん最初から読むのが一番)
絵も充実してらっしゃるので安心して読めます
料理の心得がある人はこの漫画で目分量でも作れるのでは?と思うぐらい知識に溢れています。もちろん歴史上の人物もためになります。
もっと知られて欲しい漫画です
最後のレストラン 4 (BUNCH COMICS) (日本語) コミック – 2013/11/9
藤栄 道彦
(著)
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16巻中4巻: 最後のレストラン
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本の長さ188ページ
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言語日本語
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出版社新潮社
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発売日2013/11/9
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ISBN-104107717240
-
ISBN-13978-4107717245
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
45 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それは、澤村榮治の回で
「せやったらあの大戦後、日本は無うなってへんのやな」
というセリフのコマです。
このセリフを読んだ瞬間ゾッとしたというか胸が苦しくなったというか。
当時の日本兵の全員ではないかもしれませんが
「死ぬと解ってても自分たちが戦わなければ、日本人は皆殺しにされて地球上から絶滅させられ、日本という国が消滅させられる」
という覚悟を持ってたんじゃないかと・・・。
現代日本人の私なんかは漠然と想像でしか考えられませんが、当時の日本兵たちは実体験のようなレベルでそう感じてたのではないかと・・・。
そう思いました。
戦争を美化する気はサラサラありませんが、国粋主義だの軍国主義とか関係なく、純粋な気持ちで
「お国の為に」
という言葉を照れもせず、嘲笑もされず、賞賛も批判もされずに、素直に言えるような国になれたら・・・それは良いんじゃないか?とも思いました。(このお国って部分を社会とか地域とか市町村とか家族とか恋人とかに置き換えても良いですし)
まぁ現実には、国益といった損得勘定で「わが国の為」と言ってる国の方が多いっていうか国際常識なんでしょうけどね。
リンカーン、ガンジー、リチャード一世など、国の大勢に強い影響を与え、世界史の常連レベルの有名人ばかりの中、この澤村榮治は当人の立場などで比較すると異質でしたが、「当時のそれぞれの国の事情を考える」といった点では同等の人物だったのではないかと思いました。
ちなみに今回のパロは、漢塾塾長、サ○エさん、Mr.○っ子、くらい?(リチャード一世のアレはシュト○ハイムのパロなのか微妙)
あと、なんだか園場が「さ○なら糸色望先生」っぽく見えてきたのは、周囲の女性から愛されるダメ男って感じだから?
「せやったらあの大戦後、日本は無うなってへんのやな」
というセリフのコマです。
このセリフを読んだ瞬間ゾッとしたというか胸が苦しくなったというか。
当時の日本兵の全員ではないかもしれませんが
「死ぬと解ってても自分たちが戦わなければ、日本人は皆殺しにされて地球上から絶滅させられ、日本という国が消滅させられる」
という覚悟を持ってたんじゃないかと・・・。
現代日本人の私なんかは漠然と想像でしか考えられませんが、当時の日本兵たちは実体験のようなレベルでそう感じてたのではないかと・・・。
そう思いました。
戦争を美化する気はサラサラありませんが、国粋主義だの軍国主義とか関係なく、純粋な気持ちで
「お国の為に」
という言葉を照れもせず、嘲笑もされず、賞賛も批判もされずに、素直に言えるような国になれたら・・・それは良いんじゃないか?とも思いました。(このお国って部分を社会とか地域とか市町村とか家族とか恋人とかに置き換えても良いですし)
まぁ現実には、国益といった損得勘定で「わが国の為」と言ってる国の方が多いっていうか国際常識なんでしょうけどね。
リンカーン、ガンジー、リチャード一世など、国の大勢に強い影響を与え、世界史の常連レベルの有名人ばかりの中、この澤村榮治は当人の立場などで比較すると異質でしたが、「当時のそれぞれの国の事情を考える」といった点では同等の人物だったのではないかと思いました。
ちなみに今回のパロは、漢塾塾長、サ○エさん、Mr.○っ子、くらい?(リチャード一世のアレはシュト○ハイムのパロなのか微妙)
あと、なんだか園場が「さ○なら糸色望先生」っぽく見えてきたのは、周囲の女性から愛されるダメ男って感じだから?
ベスト500レビュアーVINEメンバー
(単行本第4巻まで購読した上での今巻の感想)
今巻で登場する有名人はリンカーン、澤村榮治、マハトマ・ガンジー、リチャードI世。
歴史上の有名人が命を費やす最後の瞬間に、悲観症なマスター(店長かつ料理人)が経営するレストラン「ヘヴンズドア」に足を運び、それぞれの心境に合った、望みの料理を出してもらうというお話。「人生の最後の食事には何を食べたいか」というネタ話を通し、有名人の人と成りを紹介するような偉人譚のような構成でもあります。当人にとっては「最後の晩餐」なのでしょう。
基本的に1話が一人の構成。有名人は望む料理の提示や出された料理を食べる中で、これまでの人生を振り返ったり、得られなかったものを得たり、理解できなかったものを知ったり、悟りのようなものを開き、元の場に帰っていきます(大抵は死の直前ですので、そのまま、あるいは間もなく黄泉に赴くことになるのですが)。
料理を求める有名人と店の人達とのやり取りの中では禅問答のようなものもあり、頓智話のようなものもあり、道徳観念の教示のようなものもあり、哲学の学びのようなものもあり。当事者はもちろん、読んでいる方も色々と考えさせられます。
中にはどこかで見たことがあるようなシーンの描写や「よく似ている」という人そっくりの、そしてアレだとうなづくようなアクションを見せる有名人もいますが、それも合わせ、本当にそれぞれの人達が現代に来たら、このようなやり取りをするかもなあ、と思わせる内容となっています。生真面目過ぎず、あるあるネタを織り交ぜるお茶目なところもまた、この作品の魅力でもあります(今回の某国民的アニメや某料理アクションアニメの真似は少々アレでしたが)。
マスターも、次々に現れる変な客が、本当の歴史的有名人だとは認識していないからなのか、ちゃんと対応するどころか立派な言を成すあたり、実は大人物なのかもしれません。一方で小人物っぽい挙動も多々あり、読み切れなさも否定できません(名前の由来「その場しのぎ」そのものという見方が一番ぴったりかも)。
今巻では新たな主要人物として面津氏が登場します。マスターとは別の方向性を持つダメ人間ですが、マスター同様大人物的な面も見せる、ある意味ライバル的な存在となります。リッチな方ですので、その方面で話の起伏を持たせてくれることになるのでしょう。また、マスターとジャンヌの間柄も少々進展する、少なくともジャンヌがマスターを神としての存在だけでなく、異性として意識するような姿勢を見せ、人物間の関係の深みが出てきます。
この作品、に限らず藤栄先生の作品に共通することですが、登場人物に根っからの悪人、読んだ後に後味の悪い人物や話の展開が無いのも魅力の一つ。盛り上がりに欠ける、リアリティが無いとの意見もあるかもしれませんが、そのようなものを必要としない構成で高い完成度を見せているのも事実だと思います。
今巻で登場する有名人はリンカーン、澤村榮治、マハトマ・ガンジー、リチャードI世。
歴史上の有名人が命を費やす最後の瞬間に、悲観症なマスター(店長かつ料理人)が経営するレストラン「ヘヴンズドア」に足を運び、それぞれの心境に合った、望みの料理を出してもらうというお話。「人生の最後の食事には何を食べたいか」というネタ話を通し、有名人の人と成りを紹介するような偉人譚のような構成でもあります。当人にとっては「最後の晩餐」なのでしょう。
基本的に1話が一人の構成。有名人は望む料理の提示や出された料理を食べる中で、これまでの人生を振り返ったり、得られなかったものを得たり、理解できなかったものを知ったり、悟りのようなものを開き、元の場に帰っていきます(大抵は死の直前ですので、そのまま、あるいは間もなく黄泉に赴くことになるのですが)。
料理を求める有名人と店の人達とのやり取りの中では禅問答のようなものもあり、頓智話のようなものもあり、道徳観念の教示のようなものもあり、哲学の学びのようなものもあり。当事者はもちろん、読んでいる方も色々と考えさせられます。
中にはどこかで見たことがあるようなシーンの描写や「よく似ている」という人そっくりの、そしてアレだとうなづくようなアクションを見せる有名人もいますが、それも合わせ、本当にそれぞれの人達が現代に来たら、このようなやり取りをするかもなあ、と思わせる内容となっています。生真面目過ぎず、あるあるネタを織り交ぜるお茶目なところもまた、この作品の魅力でもあります(今回の某国民的アニメや某料理アクションアニメの真似は少々アレでしたが)。
マスターも、次々に現れる変な客が、本当の歴史的有名人だとは認識していないからなのか、ちゃんと対応するどころか立派な言を成すあたり、実は大人物なのかもしれません。一方で小人物っぽい挙動も多々あり、読み切れなさも否定できません(名前の由来「その場しのぎ」そのものという見方が一番ぴったりかも)。
今巻では新たな主要人物として面津氏が登場します。マスターとは別の方向性を持つダメ人間ですが、マスター同様大人物的な面も見せる、ある意味ライバル的な存在となります。リッチな方ですので、その方面で話の起伏を持たせてくれることになるのでしょう。また、マスターとジャンヌの間柄も少々進展する、少なくともジャンヌがマスターを神としての存在だけでなく、異性として意識するような姿勢を見せ、人物間の関係の深みが出てきます。
この作品、に限らず藤栄先生の作品に共通することですが、登場人物に根っからの悪人、読んだ後に後味の悪い人物や話の展開が無いのも魅力の一つ。盛り上がりに欠ける、リアリティが無いとの意見もあるかもしれませんが、そのようなものを必要としない構成で高い完成度を見せているのも事実だと思います。
2020年1月21日に日本でレビュー済み
料理漫画というよりは歴史漫画ですが、非業の死を遂げた歴史上の偉人が現代のレストランにタイムスリップして料理を求める、という設定はありそうでなかった新鮮さがありますし、ストーリー的にもまとまっていて良いのですが、悪役が左派野党だったり、他にも王族が転生しているのにことさらに安徳天皇だけを品位があるかのような言い回しをしたり、コラムコラムの日本軍バンザイは偏っていて作品にマイナスの調味料ですね。
右だからというわけではなく、左右どちらでもイデオロギーの偏りが良い味付けになっていません。美味しんぼの原発云々の下りと何ら変わらない。
右だからというわけではなく、左右どちらでもイデオロギーの偏りが良い味付けになっていません。美味しんぼの原発云々の下りと何ら変わらない。
2020年11月1日に日本でレビュー済み
面白いだけではない。
いや、評価することについて色々な角度からの切り口を与えてくれる。
その手法が面白い。
加えて昭和の我々にはツボを抑えたオマージュがてんこ盛り!
いや、評価することについて色々な角度からの切り口を与えてくれる。
その手法が面白い。
加えて昭和の我々にはツボを抑えたオマージュがてんこ盛り!
2013年11月14日に日本でレビュー済み
イギリス料理を金にモノ言わせて日本で流行らせようとする優男に、
「イングランド野郎の臭いにおいがしますわ」
とガチギレ顔をするジャンヌが今巻最高のツボでした。
いえ、その前の段階で主人公とデートしたりですっかり可愛いヒロインを思わせるシーンが続いた後に、
一気にそこでオチをつけてくるのが上手いと思いました。
非暴力主義で有名なガンジーに関しても
「臆病と暴力どちらかなら、暴力を選ぶべき」
とガンジーが決して日本人が考えるような理想化された、
いわゆる「お花畑な頭」をしていたわけではないというエピソードなど、
歴史のトリビア満載。
4巻になっても中だるみなどもなく、
とても面白かったですね。
「イングランド野郎の臭いにおいがしますわ」
とガチギレ顔をするジャンヌが今巻最高のツボでした。
いえ、その前の段階で主人公とデートしたりですっかり可愛いヒロインを思わせるシーンが続いた後に、
一気にそこでオチをつけてくるのが上手いと思いました。
非暴力主義で有名なガンジーに関しても
「臆病と暴力どちらかなら、暴力を選ぶべき」
とガンジーが決して日本人が考えるような理想化された、
いわゆる「お花畑な頭」をしていたわけではないというエピソードなど、
歴史のトリビア満載。
4巻になっても中だるみなどもなく、
とても面白かったですね。