集中力をそぐ要因に満ちた今、私たちは新たな次元の刺激や不安に直面している。インターネットは太い消防用ホースで情報をまき散らしているのに、受け手側はストローでちびちびとその情報を取りこまねばならない。膨大な情報に圧倒され、私たちにはその情報を処理する時間もゆっくり考える時間もない。
もはや、従来の集中法では太刀打ちできない。私たちには新しいツールが必要なのだ。......
集中力を維持する方法を学ぶことで、私たちはひとつの力を手に入れる。注意力の価値に気づくのは間違いなく有益なことだ。
集中ゾーンにとどまるためのスキルを実践すれば、アテンション・エコノミーの流通貨幣である「注意力」を大量に貯蓄することができる。ひと昔前には想像もできなかったような大量の情報の宝庫の中から、自分が本当にほしいものを買えるよう、財布のひもはしっかり握っておこう。
そうすればあなたは、情報化時代の莫大な富を手に入れ、学び、成長し、発見し、楽しみ、人生の目標を達成することができるのだ。
著者について
【著者紹介】
ルーシー・ジョー・パラディーノ(Lucy Jo Palladino)
注意力の分野で30年以上の経験を持つ心理学者。アメリカにおける注意力研究の第一人者として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなど各メディアで活躍中。『ロサンゼルス・タイムズ』『ワシントン・ポスト』をはじめ、数多くの紙誌に記事を執筆。またKFMB-TV(CBS系列)の『モーニング・ショー』では、専属コメンテーターも務める。
企業役員・起業家・弁護士・エンジニア・発明家・芸術家・デザイナー・スポーツ選手・芸能人など、数多くのクライアントを持つ。豊富な臨床経験に加え、学会発表・論文執筆など学術研究における評価も高く、政府助成プロジェクト主任研究員、アリゾナ大学医学部教員などを務めた。
日常的な問題解決に役立つ手法を開発し平易な言葉で説明する、その真摯な姿勢と温かい人柄、ユーモアから、講演・セミナー・ワークショップの依頼が多数寄せられている。
【訳者紹介】
森田由美(もりた ゆみ)
翻訳者。京都大学法学部卒業。訳書に『一生モノの人脈力』(ランダムハウス講談社)、『本当の幸せを見つける秘訣』(ソフトバンククリエイティブ)、『アスペルガー症候群がわかる本』(明石書店)、『すべてがわかる妊娠と出産の本』(アスペクト)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
パラディーノ,ルーシー・ジョー
注意力の分野で30年以上の経験を持つ心理学者。アメリカにおける注意力研究の第一人者として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなど各メディアで活躍中。『ロサンゼルス・タイムズ』『ワシントン・ポスト』をはじめ、数多くの紙誌に記事を執筆。またKFMB‐TV(CBS系列)の『モーニング・ショー』では、専属コメンテーターも務める。豊富な臨床経験に加え、学会発表・論文執筆など学術研究における評価も高く、政府助成プロジェクト主任研究員、アリゾナ大学医学部教員などを務めた
森田/由美
翻訳者。京都大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)