犯罪研究は新時代に突入した!新たな学問分野・神経犯罪学を確立した著者が、脳や遺伝などの生物学的要因と、生育環境などの社会的要因、およびその相互作用から、いかに暴力的な性格が形成されるかを解説する。また、研究成果の実践にあたって直面する人権・倫理・法に関する議論を整理するとともに、暴力削減のための方策を読者に問いかける。タブーに斬り込む画期的研究の全貌!
【著者】エイドリアン・レイン:ペンシルベニア大学教授。犯罪学者、精神医学者、心理学者。30年以上にわたり暴力の生物学的な基盤を研究し、神経科学の知見を用いて犯罪の原因と解決手段を探究する、神経犯罪学と呼ばれる新たな分野を確立した。殺人犯の裁判に弁護団として参加し、脳のスキャン画像を法廷に提出するなどの実践的活動も行なっている。
【訳者】高橋洋:翻訳者。『社会はなぜ左と右にわかれるのか』(紀伊國屋書店刊)ほか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
レイン,エイドリアン
ペンシルベニア大学教授(犯罪学、精神医学、心理学)。30年以上にわたり暴力の生物学的基盤を調査し、神経科学の知見を用いて犯罪の原因と解決手段を研究する、「神経犯罪学(Neurocriminology)」と呼ばれる分野を確立した。殺人犯の裁判に弁護団として参加し、脳のスキャン画像を法廷に提出するなどの活動も行なっている
高橋/洋
翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)