困難の中にいて自信をなくしてしまっている人を力強く励ます「何度でもやり直すことができる」という心強いメッセージが伝わる本です。
読み終わって、自分も、困っている人の力になれるように頑張ろうという気持ちが湧くともに、とても心が暖かくなりました。
人生の辛かった頃の経験を話されること、とても勇気が必要なことだと思うのですが、辛い経験を乗り越えて、こうして志高く活動されていること、多くの人に大きな勇気を与えてくれると信じています。
キズキ共育塾のミッションである「何度でもやり直せる社会を作る」ということ、本当に意義のあることだと思います。
本の感想に加えて、以下、長くなりますが、私とキズキの関係を以下に書かせて頂きます。
私は大学院の頃に、色々なことが重なって落ち込み、進路にも悩んで、数ヶ月間、心身不調になった時期がありました。
その当時はまさに暗闇の中にいる絶望的な毎日でした。
当時は家族や大学院の周りの方々、友人にも大変心配を掛けて大変申し訳なく思っています。
そんなとき、安田さんの活動のことを家族から聞いて知り、キズキ共育塾のHPにある安田さんの代表挨拶メッセージを読みました。
「何て立派な活動をされているんだろう」と、「何度でもやり直せる社会を作る」というメッセージに強く心動かされました。
当時、自分のことばかり考えて悩んでいた自分が小さいなと思って情けなくなり、一方で、世の中の困っている人を助けるために、活動されている安田さんのように自分も立派なことをしたいと思いました。
その後、しばらくして大学院に無事に復学することができ、大学院に通いながら就活と並行して、キズキ共育塾で1年間講師をしました。
キズキでは、4人の大学受験/大卒認定試験の生徒を担当して、数学や化学を教えたり、進路相談に乗ったり、元気がなかった担当外の生徒さんを励ましに行ったり、生徒・講師交えてみんなでフットサルしたりしていました。
キズキ共育塾で働いたこと、とても誇りに思っています。
安田さんはじめ、スタッフ、講師の皆さん誰もが暖かく、生徒のことを一番に考えている人達でした。優秀で、優しく、人の痛みのわかる人達でした。
キズキに来ることで、居場所ができたり、自信を持てたのは、生徒の方だけでなく、講師をさせてもらった私も同じでした。
キズキ共育塾があったこと、私も感謝しています。
キズキ共育塾の活動によって「やり直すことができるんだ」と暗闇から光を見出せる人がこれからも増えていくことを祈っています。
社会で生きづらさを感じている/感じたことがある全ての方に力強くエールを送る、勇気が湧く本です。
是非、お手に取ってみてください。
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暗闇でも走る 発達障害・うつ・ひきこもりだった僕が不登校・中退者の進学塾をつくった理由 単行本(ソフトカバー) – 2018/4/27
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発達障害による生きづらさ、父のDV、家庭不和、継母のいじめ、非行、居場所のない少年時代……悪循環に流され18歳を迎えたある日、父のうらぎりから心に宿った決意、「暗闇から抜け出すには大学に入って人生を変えるしかない」。偏差値30から猛勉強し一流大学へ。大企業へ入社するも、うつ・ひきこもりに。そこで多くの人と出会い生きる使命に気づく。やがて日本初の大規模な不登校中退者の進学塾を立ち上げるまでの感動実話
発達障害に加え、父のDV、一家離散、家なし、非行……暗闇から抜け出す手段は唯一勉強だった。
偏差値30から一流大学合格、日本初の大規模な不登校・中退者・うつ・ひきこもり・発達障害をもつ若者の進学塾を起業。いま注目の社会起業家が、生きづらさを抱えながらも輝く場所をつくりあげていくまでの記録。
「とにかく、生まれ変わりたかった」
――発達障害による生きづらさ、父のDV、家庭不和、継母のいじめ、非行、居場所のない少年時代……悪循環に流され18歳を迎えたある日、父のうらぎりがきっかけで心に宿った決意、「この暗闇から抜け出すには大学に入って人生を変えるしかない」。
偏差値30から猛勉強し一流大学へ。多くの人と出会い「生きる使命」に気づく。やがて日本初の大規模な不登校中退者のための進学塾を立ち上げる。
本書は、変わった経歴をもつ男性の単なる「波瀾万丈記」ではなく、発達障害・うつ・ひきこもりなど生きづらさを克服する思考法や、貧困や家庭崩壊など学習困難な状況から一流大学に合格する勉強法など克明に記されるように、現代の子どもや若者が直面するであろう問題に対して、具体的な対処法や人生を乗り越えるメッセージを伝える。
今の状況から抜け出したくても方法がわからない方、不登校・ひきこもりのお子さんを持つ親ごさん、進路に迷う学生の方、人生を変えたいすべての方へ、一歩を踏み出すヒントとなる一冊です。
<目次>プロローグ/第一章 発達障害・家庭崩壊~12歳で家を出る/第二章 地獄からの脱出計画~偏差値30から一流大学へ/第三章 生まれかわる戦略~暗闇でも走る/第四章 僕はどう生きる?~大学生活で見つけた使命/第五章 大企業へ入社したが~うつ病発症、一年のひきこもり/第六章 不登校・中退者の塾の立ち上げ~自分だからできること/第七章 人生はやりなおせる~道を拓く子どもたち/第八章 僕のこれから~世界を変える決意
発達障害に加え、父のDV、一家離散、家なし、非行……暗闇から抜け出す手段は唯一勉強だった。
偏差値30から一流大学合格、日本初の大規模な不登校・中退者・うつ・ひきこもり・発達障害をもつ若者の進学塾を起業。いま注目の社会起業家が、生きづらさを抱えながらも輝く場所をつくりあげていくまでの記録。
「とにかく、生まれ変わりたかった」
――発達障害による生きづらさ、父のDV、家庭不和、継母のいじめ、非行、居場所のない少年時代……悪循環に流され18歳を迎えたある日、父のうらぎりがきっかけで心に宿った決意、「この暗闇から抜け出すには大学に入って人生を変えるしかない」。
偏差値30から猛勉強し一流大学へ。多くの人と出会い「生きる使命」に気づく。やがて日本初の大規模な不登校中退者のための進学塾を立ち上げる。
本書は、変わった経歴をもつ男性の単なる「波瀾万丈記」ではなく、発達障害・うつ・ひきこもりなど生きづらさを克服する思考法や、貧困や家庭崩壊など学習困難な状況から一流大学に合格する勉強法など克明に記されるように、現代の子どもや若者が直面するであろう問題に対して、具体的な対処法や人生を乗り越えるメッセージを伝える。
今の状況から抜け出したくても方法がわからない方、不登校・ひきこもりのお子さんを持つ親ごさん、進路に迷う学生の方、人生を変えたいすべての方へ、一歩を踏み出すヒントとなる一冊です。
<目次>プロローグ/第一章 発達障害・家庭崩壊~12歳で家を出る/第二章 地獄からの脱出計画~偏差値30から一流大学へ/第三章 生まれかわる戦略~暗闇でも走る/第四章 僕はどう生きる?~大学生活で見つけた使命/第五章 大企業へ入社したが~うつ病発症、一年のひきこもり/第六章 不登校・中退者の塾の立ち上げ~自分だからできること/第七章 人生はやりなおせる~道を拓く子どもたち/第八章 僕のこれから~世界を変える決意
- 本の長さ258ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2018/4/27
- 寸法13 x 1.8 x 18.9 cm
- ISBN-104062210428
- ISBN-13978-4062210423
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
発達特性に加え父のDV、家ナシ、非行…地獄から抜け出すため偏差値30から一流大学へ。苦難を乗りこえ、困難を抱えた若者のための日本初の大規模な塾わ立ち上げた起業家の感動実話。生きづらい状況の中でも道を拓く思考法や努力のすべて。
著者について
安田 祐輔
やすだゆうすけ/1983年横浜生まれ。不登校・中退・ひきこもり・うつ・発達障害・再受験など、もう一度勉強したい人のための個別指導塾「キズキ共育塾」などを経営するキズキグループ(株式会社キズキ/NPO法人キズキ)代表。発達障害によるいじめ、一家離散、暴走族のパシリ生活などを経て、偏差値30からICU(国際基督教大学)教養学部国際関係学科入学。卒業後、大手商社を経て2011年に「キズキ共育塾」開塾。多くの講師が挫折経験をもち、生徒の心によりそう指導が評判を呼び、全国から様々な理由で学校に行けない若者やその親から問い合わせが殺到、多くのメディアに取り上げられる。2018年現在、全国に5校(代々木・池袋・秋葉原・武蔵小杉・大阪)。外出困難者のためにスカイプ授業なども展開。また、中退予防のための大学への講師派遣・研修、貧困家庭の子どもの学習支援プロジェクトなども立ち上げ、多岐にわたり若者を取り巻く社会問題を解決する活動をおこなう。
やすだゆうすけ/1983年横浜生まれ。不登校・中退・ひきこもり・うつ・発達障害・再受験など、もう一度勉強したい人のための個別指導塾「キズキ共育塾」などを経営するキズキグループ(株式会社キズキ/NPO法人キズキ)代表。発達障害によるいじめ、一家離散、暴走族のパシリ生活などを経て、偏差値30からICU(国際基督教大学)教養学部国際関係学科入学。卒業後、大手商社を経て2011年に「キズキ共育塾」開塾。多くの講師が挫折経験をもち、生徒の心によりそう指導が評判を呼び、全国から様々な理由で学校に行けない若者やその親から問い合わせが殺到、多くのメディアに取り上げられる。2018年現在、全国に5校(代々木・池袋・秋葉原・武蔵小杉・大阪)。外出困難者のためにスカイプ授業なども展開。また、中退予防のための大学への講師派遣・研修、貧困家庭の子どもの学習支援プロジェクトなども立ち上げ、多岐にわたり若者を取り巻く社会問題を解決する活動をおこなう。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安田/祐輔
1983年横浜生まれ。不登校・中退・ひきこもり・うつ・発達障害・再受験など、もう一度勉強したい人のための個別指導塾「キズキ共育塾」などを経営するキズキグループ(株式会社キズキ/NPO法人キズキ)代表。発達障害によるいじめ、一家離散、暴走族のパシリ生活などを経て、偏差値30からICU(国際基督教大学)教養学部国際関係学科入学。卒業後、大手商社を経て2011年に「キズキ共育塾」開塾。2018年4月現在、全国に5校(代々木・池袋・秋葉原・武蔵小杉・大阪)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1983年横浜生まれ。不登校・中退・ひきこもり・うつ・発達障害・再受験など、もう一度勉強したい人のための個別指導塾「キズキ共育塾」などを経営するキズキグループ(株式会社キズキ/NPO法人キズキ)代表。発達障害によるいじめ、一家離散、暴走族のパシリ生活などを経て、偏差値30からICU(国際基督教大学)教養学部国際関係学科入学。卒業後、大手商社を経て2011年に「キズキ共育塾」開塾。2018年4月現在、全国に5校(代々木・池袋・秋葉原・武蔵小杉・大阪)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2018/4/27)
- 発売日 : 2018/4/27
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 258ページ
- ISBN-10 : 4062210428
- ISBN-13 : 978-4062210423
- 寸法 : 13 x 1.8 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 158,415位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 239位学生の勉強法
- - 369位学校教育一般関連書籍
- - 6,721位教育学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2018年5月4日に日本でレビュー済み
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71人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の心に響いた言葉は3つあります。
1.苦しい時に優しくしてもらえた記憶だけは一生忘れない
私自身、小学生の時に同じくDVで両親とは縁を切り、孤独に生きていました。
ただ、周囲の人達で「ボタン外れているから縫ってあげるね。」「ご飯食べる?」「一緒に勉強しよう」と
優しくしてもらえて助かった記憶はずっと残っています。
「子どもが我慢しちゃいけんばい!」と笑顔で涙を流しながら語ってくださった同級生のお母様が一番心に焼き付いています。
2.正常と異常の壁のうすさ
「正常」だと思っていた私が、実は「異常」だと思っていた人達の中にいた事に気づいた時は驚きました。
多剤処方の時代、私もつらかったので共感できました。
3.やり続けたい仕事に就くことが一番の幸せ
過去の経験から「使命感」をもって仕事をこなす事が素敵だと思いました。
私も細々としていますが、やり続けたいと思っています。
最後に、水虫のお薬は高いですよね・・・
1.苦しい時に優しくしてもらえた記憶だけは一生忘れない
私自身、小学生の時に同じくDVで両親とは縁を切り、孤独に生きていました。
ただ、周囲の人達で「ボタン外れているから縫ってあげるね。」「ご飯食べる?」「一緒に勉強しよう」と
優しくしてもらえて助かった記憶はずっと残っています。
「子どもが我慢しちゃいけんばい!」と笑顔で涙を流しながら語ってくださった同級生のお母様が一番心に焼き付いています。
2.正常と異常の壁のうすさ
「正常」だと思っていた私が、実は「異常」だと思っていた人達の中にいた事に気づいた時は驚きました。
多剤処方の時代、私もつらかったので共感できました。
3.やり続けたい仕事に就くことが一番の幸せ
過去の経験から「使命感」をもって仕事をこなす事が素敵だと思いました。
私も細々としていますが、やり続けたいと思っています。
最後に、水虫のお薬は高いですよね・・・
2018年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オススメに出てきたのか何かの記事で読んだのか…
きっかけは思い出せないが、何か心惹かれるものがあって購入した。
前情報のない人のために書くと、
サブタイトルにあるような数々の困難を抱えた著者が多くの人達に支えられ、
同じように不登校・中退といった挫折を経験した生徒達をメンタル面・学習面で支える教室、
『キズキ共育塾』を立ち上げるまでの経緯と今後の取り組みについて書かれた本である。
「ひきこもりは甘えているだけ」「俺たちだって辛いのに頑張って働いている」
という人は、自分が現在そう思えるようになれたこと自体がいかに恵まれたことかに気付くべきだ。
著者でさえ会社員の友人にそう言われた時に反論ができなかったと書いているように、
不登校や非行に走る当事者の感情は、言葉で説明されても実際に経験したことがなければ理解が難しいと思う。
ならばせめて本書を読んで筆者の人生を追体験することで、少しでも理解したい。
暴走族から目をつけられてボコボコにされる著者もリンチをしている暴走族も、
どちらも "社会の弱者" で、"誰も得をしない戦いをしていた"。
彼らが希望を持ち、努力する意味を見出し、自信を持って再び社会に出ることが、
社会全体にとって大きなプラスになる。
自分も努力次第で人は変われると思ってこれまで頑張ってきた。
しかし努力をすることすらできないような状況に追い込まれている人達がたくさんいることを知った。
僕と同じように考えていた人がいたら、是非一度本書を読んでほしい。
ただの著者の自分語りではなく、胸が熱くなる物語だった。
きっかけは思い出せないが、何か心惹かれるものがあって購入した。
前情報のない人のために書くと、
サブタイトルにあるような数々の困難を抱えた著者が多くの人達に支えられ、
同じように不登校・中退といった挫折を経験した生徒達をメンタル面・学習面で支える教室、
『キズキ共育塾』を立ち上げるまでの経緯と今後の取り組みについて書かれた本である。
「ひきこもりは甘えているだけ」「俺たちだって辛いのに頑張って働いている」
という人は、自分が現在そう思えるようになれたこと自体がいかに恵まれたことかに気付くべきだ。
著者でさえ会社員の友人にそう言われた時に反論ができなかったと書いているように、
不登校や非行に走る当事者の感情は、言葉で説明されても実際に経験したことがなければ理解が難しいと思う。
ならばせめて本書を読んで筆者の人生を追体験することで、少しでも理解したい。
暴走族から目をつけられてボコボコにされる著者もリンチをしている暴走族も、
どちらも "社会の弱者" で、"誰も得をしない戦いをしていた"。
彼らが希望を持ち、努力する意味を見出し、自信を持って再び社会に出ることが、
社会全体にとって大きなプラスになる。
自分も努力次第で人は変われると思ってこれまで頑張ってきた。
しかし努力をすることすらできないような状況に追い込まれている人達がたくさんいることを知った。
僕と同じように考えていた人がいたら、是非一度本書を読んでほしい。
ただの著者の自分語りではなく、胸が熱くなる物語だった。
2018年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「自分が生まれてた意味は何だろうか?」が見つからず、実親からのDVや難しい家族関係、発達障害、うつ、引きこもり、と、「暗闇」を長い間、彷徨い続けた安田さんが、「自分が世界で役に立つ人間になりたい」「自分の生きる意味」を見出され、今の事業を始めるに至るまでの実録と真情の吐露が描かれています。
誰もが「何度でもやり直せる社会を」と、彼が思い至るまで、そして、それを具体的な「不登校や中退者のための進学塾」を始める過程を、彼の「暗闇」そのものの告白、そして、彼自身の「再起(やり直し)」人生を、具体的な心の変化、受験・進学、大学生活、バングラデシュ訪問、就職、における気づきや挫折の繰り返しの事実と、その時々の真情を吐露し、描いています。
安田さんの言うように、人間は、「尊厳」のようなものによって生きている。
その「尊厳」が傷つけられた人たちも、誰でもが、「何度でも人生はやり直せる。」
人の「心の痛みがわかる」人になってほしい(なりたい)
人間はそもそも弱いもの。ましてや、「孤独」と「憎悪」は、人を狂わせてしまう。(それは誰にでも起こりうること。)一人でも生きられる「強さ」「人を憎まない」という価値観。
自分ができることは、「変えられることは変えていく」という決意。
そんな、筆者の価値観は、心の奥深いところでとても共感できる。そして、彼がそう思えるのは、彼の「暗闇」ゆえだけではなく、私自身は、彼の天性の「柔軟で繊細な感性や、人への洞察力、そして優しさ」故ではないかと、想像します。
どんな人でも、今は暗闇にいても、「何度でも人生はやり直せる」そう思える人が増え、社会全体がそういう社会になることを願います。
誰もが「何度でもやり直せる社会を」と、彼が思い至るまで、そして、それを具体的な「不登校や中退者のための進学塾」を始める過程を、彼の「暗闇」そのものの告白、そして、彼自身の「再起(やり直し)」人生を、具体的な心の変化、受験・進学、大学生活、バングラデシュ訪問、就職、における気づきや挫折の繰り返しの事実と、その時々の真情を吐露し、描いています。
安田さんの言うように、人間は、「尊厳」のようなものによって生きている。
その「尊厳」が傷つけられた人たちも、誰でもが、「何度でも人生はやり直せる。」
人の「心の痛みがわかる」人になってほしい(なりたい)
人間はそもそも弱いもの。ましてや、「孤独」と「憎悪」は、人を狂わせてしまう。(それは誰にでも起こりうること。)一人でも生きられる「強さ」「人を憎まない」という価値観。
自分ができることは、「変えられることは変えていく」という決意。
そんな、筆者の価値観は、心の奥深いところでとても共感できる。そして、彼がそう思えるのは、彼の「暗闇」ゆえだけではなく、私自身は、彼の天性の「柔軟で繊細な感性や、人への洞察力、そして優しさ」故ではないかと、想像します。
どんな人でも、今は暗闇にいても、「何度でも人生はやり直せる」そう思える人が増え、社会全体がそういう社会になることを願います。
2018年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前から著者のブログを読んでいた者です。
発達障害やうつの当事者・元当事者から反響が大きいようだが、「発達障害とかよくわからない」、「うつってどんな感じなの?」、という人にこそ読んでもらいたい一冊。
小中時代どんくさくていじめられていたヤツ、社会人になってから音信不通になった友人などは誰でも1人は思い当たることと思う。
そういった人の背景にどんなことがあったのか。筆者と同じように家庭の問題・障害・うつが背景にある人も少なくないのではないか。
そう考えると、発達障害・うつ・ひきこもりといった問題がものすごく身近に感じられるはずだ。
本書は自分が人生の中で見て見ぬ振りをしてきた、気づかずに素通りしてきたような人たちの苦しみと再生をリアルに描いている。
テンポがよく物語として読みやすい上に、タイトルから一見お涙頂戴ものに見えるが実は結構笑えるところも多い(受験勉強を開始したときの話、右腕が入社した際の話はクスッときた)ので、今まで本書であつかっているような問題に興味がなかった人でも楽しんで読めると思う。
ひとりでも多くの「一般の人たち」にこの本が届き、この本を読んだ人たちが「見てみぬふりをしてきた人たち」に少しでも優しく接してあげることができるようになることを切に願う。
そうなったときに筆者がミッションに掲げる「何度でもやり直せる社会」が実現されるはずだ。
本が気に入った人は是非ブログも読んでみてほしい。(大学時代〜商社マン時代の文章は村上春樹みたいで本書とは違った魅力がある。)
https://yasudayusuke1005.wordpress.com/
発達障害やうつの当事者・元当事者から反響が大きいようだが、「発達障害とかよくわからない」、「うつってどんな感じなの?」、という人にこそ読んでもらいたい一冊。
小中時代どんくさくていじめられていたヤツ、社会人になってから音信不通になった友人などは誰でも1人は思い当たることと思う。
そういった人の背景にどんなことがあったのか。筆者と同じように家庭の問題・障害・うつが背景にある人も少なくないのではないか。
そう考えると、発達障害・うつ・ひきこもりといった問題がものすごく身近に感じられるはずだ。
本書は自分が人生の中で見て見ぬ振りをしてきた、気づかずに素通りしてきたような人たちの苦しみと再生をリアルに描いている。
テンポがよく物語として読みやすい上に、タイトルから一見お涙頂戴ものに見えるが実は結構笑えるところも多い(受験勉強を開始したときの話、右腕が入社した際の話はクスッときた)ので、今まで本書であつかっているような問題に興味がなかった人でも楽しんで読めると思う。
ひとりでも多くの「一般の人たち」にこの本が届き、この本を読んだ人たちが「見てみぬふりをしてきた人たち」に少しでも優しく接してあげることができるようになることを切に願う。
そうなったときに筆者がミッションに掲げる「何度でもやり直せる社会」が実現されるはずだ。
本が気に入った人は是非ブログも読んでみてほしい。(大学時代〜商社マン時代の文章は村上春樹みたいで本書とは違った魅力がある。)
https://yasudayusuke1005.wordpress.com/
2018年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在私はキズキの活動に関わっていて、ずっと読んでみたいと思い手に取りました。
幼少期、作者が家族の葛藤等で苦しんだはずなのに
その相手の立場を理解しようとし、
『恨まない』という姿勢にとても感銘を受けました。
また、ロールズを引用して
『社会の中で不遇な立場にある人の利益を最大化する』
という言葉にもとても惹かれました。
『不遇な経験をし、立ち直ったからこそ
同じような苦しい立場の人に何かしたい』
という話は社会でよく聞く話です。
しかし、私はキズキと関わる中でキズキ以上に
『生徒さんや家族の幸せ』のために
価値にこだわっているなと感じる団体はあまりありません。
(現に私の家族はキズキに救ってもらいました。
ひきこもっていた弟がキズキに通う中で少しずつ変わっていく
ことで本当に希望をもらったと思っています。)
講師もスタッフも様々な自身の葛藤と向き合い
『生徒の幸せ』のために本当に真剣に向き合っているなと感じます。
その背景に安田さんの優しさや強さがあるのではと
この本を読んでも、活動をする中でも感じます。
不登校やひきこもりの当事者だけでなく
『どう生きたらいいのかわからない』
『過去につらい経験をして立ち直れなくて・・・』
という方にも、この本が届いてほしいなと心から感じています。
幼少期、作者が家族の葛藤等で苦しんだはずなのに
その相手の立場を理解しようとし、
『恨まない』という姿勢にとても感銘を受けました。
また、ロールズを引用して
『社会の中で不遇な立場にある人の利益を最大化する』
という言葉にもとても惹かれました。
『不遇な経験をし、立ち直ったからこそ
同じような苦しい立場の人に何かしたい』
という話は社会でよく聞く話です。
しかし、私はキズキと関わる中でキズキ以上に
『生徒さんや家族の幸せ』のために
価値にこだわっているなと感じる団体はあまりありません。
(現に私の家族はキズキに救ってもらいました。
ひきこもっていた弟がキズキに通う中で少しずつ変わっていく
ことで本当に希望をもらったと思っています。)
講師もスタッフも様々な自身の葛藤と向き合い
『生徒の幸せ』のために本当に真剣に向き合っているなと感じます。
その背景に安田さんの優しさや強さがあるのではと
この本を読んでも、活動をする中でも感じます。
不登校やひきこもりの当事者だけでなく
『どう生きたらいいのかわからない』
『過去につらい経験をして立ち直れなくて・・・』
という方にも、この本が届いてほしいなと心から感じています。
2018年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分に与えられた状況・環境がとても苦しい場合でも、タイミングと人との出会いにより解決策があり、それが人生の転機になることを教えてくれた一冊でした。また、筆者の学生時代からの様々な経験・知見が、起業を通じて、ひとつのビジネスモデルとして形になり、ひとつのマーケットにこだわらない色々なケースの子どもたちに対して解決策をもたらしていることがビジネスとしても素晴らしいことと思いました。なかなか政府統計などで見えてこずに政策として対処しづらい分野かと思いますが、身近に救いの手を差し伸べてくれるようなキズキのような存在によって、真因が発見・解決され、時間が経つにつれて、定性的・定量的なデータも集計・分析することが出来るようになるのかなと想像します。