昨夜は加藤泰監督の『お竜参上』を観たが 加藤泰も立派な監督だけど やっぱり マキノ雅弘監督には敵わない。
そして 私は勝手に思うのだが マキノ雅弘の国際的評価が 未だ 低すぎる!冨士純子さんの撮り方一つでも
溝口健二監督と同じような距離感カメラ位置が決まっているので その美しさを際立たせている。
地面が濡れているどうでもいい路地のシーンでさえ その反射を計算しているかのようだ。
何気ない会話のシーンで 池辺良と高倉健にライトがあたっていない方が
相応しいという選択をしている。いや 演出をしている。
血なまぐさいヤクザの乱闘シーンですら 黒澤明監督の戦闘シーンよりも
見せ場が明瞭だ。歌舞伎の世界だ。リアリティ?ヤクザの出入りなんざ 観たくもない。そんなリアルなんざ
どうでもいい。義理の為に命をかけるばか者だが そんなばか者ですら 愛おしく描いてしまうマキノの包容力の方が
芸術としてもっと正当に評価されるべきなのじゃないか?
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