まず本書を購入するに事になった自分の背景として、高校の未履修問題の煽りを食っているという事を伝えておきたい。
自分は未履修が日本史なので、今もまだ続いている第2次大戦後の世界が何故こうなっているのかがわからなかった。
と、いう事で現代史と戦後史を学びたいと仕事で懇意にしている某大の退官教授に尋ねたところ勧められたのが本書である。
他の方のレビューを見ると言葉使いが汚い等の貶しが多いが、読みやすさを重視したのか(恐らくは大衆向けと想定しているのだろう)確かに品の無い記述は多く、戦前をメインに据えた上巻とは大きく異なっている。
また著者は中学生まで戦前の教育を受け、ある日突然平和思想を唱える教育に変わったと本書で言っているので、育った時代背景的に政治思想として左寄りであろう事は容易に想像出来る。
よって政治思想が右寄りの人には上下巻の本書は何を言っているのだ、と受け取られがちであるが、本書は大衆向けの講演をまとめた物と考えれば、当時の時代を知るにあたる取り掛かりには非常に良い。
そこからの良し悪しを考えるのは受け手次第、資料の評価にはそれぞれ反対の資料を受け手が読み込んで判断しなければならない。
少なくとも、日本史を知らなかった人間が日露戦争を起点とした昭和の終わりまでの戦後体制に触れるには良書である。
昭和史戦後篇 (平凡社ライブラリー) (日本語) 文庫 – 2009/6/10
半藤 一利
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
購入を強化する
-
ISBN-104582766722
-
ISBN-13978-4582766721
-
出版社平凡社
-
発売日2009/6/10
-
言語日本語
-
本の長さ614ページ
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
1分以内にKindleで 昭和史 戦後篇 1945-1989 (平凡社ライブラリー 672) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ完結篇。焼け跡からの復興、講和条約、高度経済成長、そしてバブル崩壊の予兆を詳細にたどる。世界的な金融危機で先の見えない混沌のなか、現代日本のルーツを知り、世界の中の日本の役割、そして明日を考えるために。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「昭和天皇・マッカーサー会談秘話」を増補。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
半藤/一利
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』(正続)で新田次郎文学賞、『昭和史1926-1945』『昭和史 戦後篇』で毎日出版文化賞特別賞を受(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』(正続)で新田次郎文学賞、『昭和史1926-1945』『昭和史 戦後篇』で毎日出版文化賞特別賞を受(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
223 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年5月9日に日本でレビュー済み
違反を報告
Amazonで購入
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
先月読んだ半藤さんの『昭和史 1926-1945』の続編『昭和史1945-1989』を入手して読むことにした。
本書は、2005年1月から2006年1月まで紀伊国屋ホールで、全17回にわたって開催された講演を編集して構成された本である。
半藤節は意気軒高であり、600ページもの文庫本をじっくり読ませていただいた。
終戦翌年の1946年に小学校へ入学した我が身の辿ってきた世の中を俯瞰することができ、あれはこういうことだったのか、なるほどと思いながら興味津々で読み進みました。
朝鮮戦争時の語りのなかでは、友人と鉄屑を集めて売りに行って結構の小遣いになったことなど思い出してしまったのです。
2020年8月21日の毎日新聞夕刊の「特集ワイド」でジャーナリストの田原総一朗氏が安部晋三首相のことについて語っていましたが、多分半藤さんも同じようなことを語るかも知れないと思いましたので、その冒頭部分を下の・・・・・内に転載いたしました。
・・・・・
池田勇人ならば「所得倍増」、佐藤栄作は「沖縄返還」。昨年亡くなった中曽根康弘は「国鉄民営化」「行政改革」が思い浮かぶ。最近では、小泉純一郎氏の「郵政民営化」だろう。歴代の長期政権はその是非はともかく、印象深いレガシーを残している。 ならば再登板の安倍政権はどうだろう。24日には、前出の.佐藤内閣の2798日を抜き、連続在職日数で史上最長政権になるのだ。既に昨秋、第一次政権を含む首相在職日数は、明治の宰相、桂太郎の通算2886日を抜いて憲政史上最長になっている。
それなのに、だ。安倍政権は日本と日本国民に何を残したか。肝入りだった北方領土問題、拉致問題も未解決。これでは即答できない人が多いのではなかろうか。
・・・・・
評者がこれについてさらに追記するなら「特定秘密保護法」、「安保法制」、など国民を不安にさせる法案は成立させている政権なのです。
本書では、評者にとって既知のことが多い中、昭和天皇とマッカーサーが11回も会見していたことなど初めて知って興味深く読ませてくれました。
半藤さんも老いて益々元気なれば、是非「平成ー令和史」の講演を行ってほしいと思いながら本書を読み終えたのです。
本書は、2005年1月から2006年1月まで紀伊国屋ホールで、全17回にわたって開催された講演を編集して構成された本である。
半藤節は意気軒高であり、600ページもの文庫本をじっくり読ませていただいた。
終戦翌年の1946年に小学校へ入学した我が身の辿ってきた世の中を俯瞰することができ、あれはこういうことだったのか、なるほどと思いながら興味津々で読み進みました。
朝鮮戦争時の語りのなかでは、友人と鉄屑を集めて売りに行って結構の小遣いになったことなど思い出してしまったのです。
2020年8月21日の毎日新聞夕刊の「特集ワイド」でジャーナリストの田原総一朗氏が安部晋三首相のことについて語っていましたが、多分半藤さんも同じようなことを語るかも知れないと思いましたので、その冒頭部分を下の・・・・・内に転載いたしました。
・・・・・
池田勇人ならば「所得倍増」、佐藤栄作は「沖縄返還」。昨年亡くなった中曽根康弘は「国鉄民営化」「行政改革」が思い浮かぶ。最近では、小泉純一郎氏の「郵政民営化」だろう。歴代の長期政権はその是非はともかく、印象深いレガシーを残している。 ならば再登板の安倍政権はどうだろう。24日には、前出の.佐藤内閣の2798日を抜き、連続在職日数で史上最長政権になるのだ。既に昨秋、第一次政権を含む首相在職日数は、明治の宰相、桂太郎の通算2886日を抜いて憲政史上最長になっている。
それなのに、だ。安倍政権は日本と日本国民に何を残したか。肝入りだった北方領土問題、拉致問題も未解決。これでは即答できない人が多いのではなかろうか。
・・・・・
評者がこれについてさらに追記するなら「特定秘密保護法」、「安保法制」、など国民を不安にさせる法案は成立させている政権なのです。
本書では、評者にとって既知のことが多い中、昭和天皇とマッカーサーが11回も会見していたことなど初めて知って興味深く読ませてくれました。
半藤さんも老いて益々元気なれば、是非「平成ー令和史」の講演を行ってほしいと思いながら本書を読み終えたのです。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
この本の前著にあたる「昭和史」(戦前・戦中編)の続きにあたる本。
日本がWWIIに負けてから、どのように日本が再建されたのか、GHQと国体(天皇)と憲法、東京裁判の実態、朝鮮戦争特需と日本の経済発展などのテーマについて深く、かつ興味深い視点で説明されています。
特に、戦争関連の話(憲法や東京裁判など)は、義務教育や高等教育で学ぶ内容とは少し違う切り口になっているのではないかな、と思います。私は高校で日本史を学ばなかったので、日本の現代史について学び直そうと思ってこの本を手に取ったのですが、編年体ではなく紀伝体寄りの内容になっているので、予備知識がない人にとっても分かりやすいのではないかと思います(ただし、国体関係の話はややこしいので、別の本も合わせて読んで勉強する必要があるかなと)。
星の数が5つではなく4つなのは、昭和末期(オイルショック以降から天皇の崩御)の話が載っていなかったから。
これは、本の中で「この時代の資料がまだ整っておらず、歴史を振り返るには不十分である」ということが書かれているので納得はするのですが、私が平成生まれであることもあって、あまりよく知らないロッキード事件のことなどについても、半藤さんから学びたかった、という思いがあったためです。
ぜひ、昭和末期編の「昭和史」、あるいは平成が終わってから「平成史」も上梓して頂き、学びたいと思います。
日本がWWIIに負けてから、どのように日本が再建されたのか、GHQと国体(天皇)と憲法、東京裁判の実態、朝鮮戦争特需と日本の経済発展などのテーマについて深く、かつ興味深い視点で説明されています。
特に、戦争関連の話(憲法や東京裁判など)は、義務教育や高等教育で学ぶ内容とは少し違う切り口になっているのではないかな、と思います。私は高校で日本史を学ばなかったので、日本の現代史について学び直そうと思ってこの本を手に取ったのですが、編年体ではなく紀伝体寄りの内容になっているので、予備知識がない人にとっても分かりやすいのではないかと思います(ただし、国体関係の話はややこしいので、別の本も合わせて読んで勉強する必要があるかなと)。
星の数が5つではなく4つなのは、昭和末期(オイルショック以降から天皇の崩御)の話が載っていなかったから。
これは、本の中で「この時代の資料がまだ整っておらず、歴史を振り返るには不十分である」ということが書かれているので納得はするのですが、私が平成生まれであることもあって、あまりよく知らないロッキード事件のことなどについても、半藤さんから学びたかった、という思いがあったためです。
ぜひ、昭和末期編の「昭和史」、あるいは平成が終わってから「平成史」も上梓して頂き、学びたいと思います。
2020年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦前編に続いて、戦後、1972年頃までの近代史の流れが理解できる。憲法制定の経過、保守合同と左右社会党の統合、安保闘争など大きな出来事の解説はさすが半藤さんと思う。他方、国際関係の急激な変化の描写は弱く、物足りなさを感じるが、これは寺子屋形式の講話をテープ起こしした本書の性格からしてやむを得ない限界だろう。だからといって、戦後史の入門書としての本書の価値は失われない。平易な語り口、フェアな見方は戦前編と変わりない。
自分の物心がついたのが東京オリンピック開催の年の頃だから、私にとっては高度経済成長政策後に入った後のイベントしか記憶がない。とはいえ、本書で岸首相の安全保障政策と安保闘争、池田政権の高度経済成長政策への転換と国民の行動が、いくつかのニュース映像とともに蘇ってきた。70年安保闘争、過激派同士の殺し合いは同時代を生きて今でも生々しく思い出される。
3点ほど印象に残った点を書いてみたい。
岸信介という人のやり方をみると安倍晋三のやり方に通ずるものがあり、なるほど血脈により受け継がれた思想とはかくも強固なものがあるのかとある意味感心し、ある意味恐ろしいと感じた。しかし、当時の岸の再軍備の主張は現実的ではなかったのではないか。敗戦という衝撃冷めやらず、食べることにまだまだ必死で国家体制よりも今日明日の食べることを心配しなければならない経済状況に置かれた我が国が本格的な再軍備をしても、マッカーサーが昭和天皇に語ったと言われる「中途半端な軍備をもってもかえって侵略されるリスクが増えるから、米国の傘の下にいたほうがよい」ということだったと思う。池田政権の軽装備、経済優先はむしろ合理的な決断だった。他方、著者も指摘する通り、我々は国家像、どういう国になるのかという議論をしなかったがため、未だ今日の混迷状況を招いているといえる。
この点、安倍さんは祖父のように強硬ではなかったということが明らかだ。かげりだした経済強国であるとはいえ、中国の軍拡と北朝鮮の核ミサイル開発による東南アジアの安全保障の脅威の高まりに対して、安倍政権は日米同盟の強化と米軍主導の元での自衛隊の強化に舵を切り推し進めてきた。祖父からは叱りつけられるだろうが、現実的な選択だったと思う。
最後の付録の昭和天皇とマッカーサーとの会談の話は、付録どころか本編におりこんで貰いたい話だ。昭和天皇の政治的軍事的感覚の鋭さが光る逸話ばかりだ。朝鮮戦争を予想していたのではないかとも受け取れる昭和天皇の言葉には本当に驚かされた。昭和天皇のソ連や共産党の見方、連合国がまとまらない状況の洞察、国民の食料事情改善の支援要請など、最も興味深く読んだ。天皇の発言が憲法違反だという点は著者の指摘するとおり後回しにすべき話であろう。戦後体制の構築に昭和天皇が与えた影響は究明されるべき歴史学の課題だ。
それにしても、これだけの明晰な君主を抱きながらあの戦争に突入した戦前の歴史の不可思議さはなんというべきものか。
自分の物心がついたのが東京オリンピック開催の年の頃だから、私にとっては高度経済成長政策後に入った後のイベントしか記憶がない。とはいえ、本書で岸首相の安全保障政策と安保闘争、池田政権の高度経済成長政策への転換と国民の行動が、いくつかのニュース映像とともに蘇ってきた。70年安保闘争、過激派同士の殺し合いは同時代を生きて今でも生々しく思い出される。
3点ほど印象に残った点を書いてみたい。
岸信介という人のやり方をみると安倍晋三のやり方に通ずるものがあり、なるほど血脈により受け継がれた思想とはかくも強固なものがあるのかとある意味感心し、ある意味恐ろしいと感じた。しかし、当時の岸の再軍備の主張は現実的ではなかったのではないか。敗戦という衝撃冷めやらず、食べることにまだまだ必死で国家体制よりも今日明日の食べることを心配しなければならない経済状況に置かれた我が国が本格的な再軍備をしても、マッカーサーが昭和天皇に語ったと言われる「中途半端な軍備をもってもかえって侵略されるリスクが増えるから、米国の傘の下にいたほうがよい」ということだったと思う。池田政権の軽装備、経済優先はむしろ合理的な決断だった。他方、著者も指摘する通り、我々は国家像、どういう国になるのかという議論をしなかったがため、未だ今日の混迷状況を招いているといえる。
この点、安倍さんは祖父のように強硬ではなかったということが明らかだ。かげりだした経済強国であるとはいえ、中国の軍拡と北朝鮮の核ミサイル開発による東南アジアの安全保障の脅威の高まりに対して、安倍政権は日米同盟の強化と米軍主導の元での自衛隊の強化に舵を切り推し進めてきた。祖父からは叱りつけられるだろうが、現実的な選択だったと思う。
最後の付録の昭和天皇とマッカーサーとの会談の話は、付録どころか本編におりこんで貰いたい話だ。昭和天皇の政治的軍事的感覚の鋭さが光る逸話ばかりだ。朝鮮戦争を予想していたのではないかとも受け取れる昭和天皇の言葉には本当に驚かされた。昭和天皇のソ連や共産党の見方、連合国がまとまらない状況の洞察、国民の食料事情改善の支援要請など、最も興味深く読んだ。天皇の発言が憲法違反だという点は著者の指摘するとおり後回しにすべき話であろう。戦後体制の構築に昭和天皇が与えた影響は究明されるべき歴史学の課題だ。
それにしても、これだけの明晰な君主を抱きながらあの戦争に突入した戦前の歴史の不可思議さはなんというべきものか。
2021年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦後篇とあるがほとんどが終戦直後から高度成長期の池田勇人首相時代までの記載である。
特にGHQ占領時代のマッカーサー、吉田茂、昭和天皇の記載が中心。半藤さんの親しみやすい
語り口で、あたかも見てきたかのように生き生きと語る。半藤さんが同時代で感じていたことも
多いんだろう。本当に昭和の語り部だったな、と昨年亡くなったことを今更のように思い出す。
半藤さんの解説でよく理解したのが、戦後の保守政権は吉田茂派の自由放任主義系と鳩山一郎派の
国家統帥派があって、両者が交代しながら政権を作ってきたことだった。55年体制も一枚岩では
なかったとのことで、歴代首相の見方も変わる。
ドラマチックな戦前史も楽しいが、現代につながることが多い点で、本書も楽しめた。
子供に読ませたいというよりは、私の世代の昭和生まれがかならず読んでおきたい本と言えよう。
特にGHQ占領時代のマッカーサー、吉田茂、昭和天皇の記載が中心。半藤さんの親しみやすい
語り口で、あたかも見てきたかのように生き生きと語る。半藤さんが同時代で感じていたことも
多いんだろう。本当に昭和の語り部だったな、と昨年亡くなったことを今更のように思い出す。
半藤さんの解説でよく理解したのが、戦後の保守政権は吉田茂派の自由放任主義系と鳩山一郎派の
国家統帥派があって、両者が交代しながら政権を作ってきたことだった。55年体制も一枚岩では
なかったとのことで、歴代首相の見方も変わる。
ドラマチックな戦前史も楽しいが、現代につながることが多い点で、本書も楽しめた。
子供に読ませたいというよりは、私の世代の昭和生まれがかならず読んでおきたい本と言えよう。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
敗戦のどん底から這い上がって経済まっしぐらで突き進んでいく日本が書かれている。
ちょっと左寄りの感じでこんな日本でよかったのかという内容。
しかし読んでいて悲しくなる。
アメリカから独立はしたものの物欲だけ追っかける日本がここにはある。
高度経済成長期に生まれた僕なんかなるほどと思い出される記述も多いが、なんか悲しいね。
欧米から毒抜き、骨抜きにされた経済だけを追っかける無様な日本がここにはある。
でもこれが現実の歴史だ。
是非、これを含めて戦前の昭和史と幕末史は若い人に読んでもらいたいもんだ。
ちょっと左寄りの感じでこんな日本でよかったのかという内容。
しかし読んでいて悲しくなる。
アメリカから独立はしたものの物欲だけ追っかける日本がここにはある。
高度経済成長期に生まれた僕なんかなるほどと思い出される記述も多いが、なんか悲しいね。
欧米から毒抜き、骨抜きにされた経済だけを追っかける無様な日本がここにはある。
でもこれが現実の歴史だ。
是非、これを含めて戦前の昭和史と幕末史は若い人に読んでもらいたいもんだ。