* 映像 *
OP映像が新田祐克さんのカラーイラストで構成されていて、すごく綺麗。そのせいか後に続く単純化されたラインと配色のアニメがやや見劣りしちゃう(媒体が違うから、比べるのフェアじゃないけど)。でも動く岩城さん(森川智之)&香藤(三木眞一郎)というのはやはり感動的だし、実際きれいに動いてるシーンもあるので(岩城さんの告白シーンはイイ感じ)、甘いけど合格点かな?
* お話 *
ストーリーは、香藤に押しかけ同棲に持ち込まれた岩城さんが、彼への想いを認めるまで。でも原作中でもおいしいGIGOLOポスター撮影ネタもハワイ旅行編もないので、地味な印象。一番気になったのが、香藤の浮気疑惑。「複数の友人といたのに女と二人きりのような写真を撮られた」ハズなのに、アニメでは実際女性と二人きり・・・これじゃ香藤の「信じてよ!」が白々しく聞こえてしまう。
岩城さんが香藤の共演者・菊地克哉(成田剣)に襲われるエピソードから相思相愛にいたるまでは、ほぼ原作どおり。個人的には、漆崎(伊藤健太郎)に香藤の「リベンジ」を聞かされて、「これから仕事だ、香藤は逃げない」とクールに答える岩城さんがツボでした。
* 結論 *
アニメにもOVAにも縁がないので比較の対象がなく、こういうものかなー、と。映像的に物足りない点もあるけど(服のセンス悪すぎだろうとか、岩城さんのマンションがSFぽくてイメージ違うとか)、高望みしすぎ? それより、原作パーツをランダムに抜き出してつなげただけの「つまみ食い」的話運びで、登場人物の感情や行動に説得力が欠けるように感じられたのが、一番残念です。
このDVD全2巻を見て、改めてドラマCDの良さを実感。原作を丁寧になぞる分、キャラの役作りも物語の奥行きもCDバージョンのほうがリアリティがある気がしました。
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