「易経 陽の巻」に続く待望の「易経 陰の巻」は、やはり乾太君を通じて難解な易経の智慧の扉を開いてくれる。
人は時に、知らないうちに悪に巻き込まれ、信用を失い、言われなき中傷と理不尽な仕打ちに遭うのは世の習いでもある。そこで世間をうらみ、責任転嫁し、自己正当化するのではなく、どうすれば本当の自分自身を取り戻し、世の中の信用を得て、新たな地平を拓くことができるのか。
乾太君が中学校生活で起こる出来事を、易経の師匠であるゴロさんの言葉を通じて乗り越えていくこの物語は、大人にとっては若き時代を想い起し、そして現在の出来事に思いを重ねて感じることも多いと思う。
また子どもにとっては揺れ動く心の世界を通じて、乾太君と友達、そして先生との関係などをリアルに感じることができるのではないだろうか。
この物語は易経の坤為地、すなわち大地に学ぶ智慧が解りやすく、そして深く感じ取ることができ、素直になることの大切さを教えてくれる。
親子で易経の智慧に学ぶことのできる素晴らしい本。
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