女同士で恋人同士のマリとアリサ。
そのアリサが記憶喪失になって、記憶はないけどマリさん好き好きーな話。
むしろ新鮮な気持ちで好きになれて、なんならラッキーかもしれない話…?
タイトルどおり、記憶喪失になったにもかかわらず底抜けに明るいです。
マリの心配や不安もどこ吹く風で、ポジティブかつパワフルに恋人関係を楽しむアリサ。
そんなアリサの様子に、マリも戸惑いながらも癒やされたり勇気づけられたり…
なのですが。
個人的には、ちょっといやかなりこのアリサの性格に拒絶反応が出てしまいます。
記憶を失ってもマリのことが好き、というアリサの巨大な愛が描かれているのかもしれませんし、
あるいは障害や困難を乗り越える二人の強さや絆もそこにはあるかもしれません。
が、とにかくうるさい。
明るいのはいいことですが、明るいっていうかなんか軽い?
別に記憶喪失になったことで自分を責める必要はないかもしれませんが、
どうしてもアリサの明るさがやたら軽薄でミーハーで他人事に見えてしまって。
決してつまらないわけではないので、好き嫌いの問題かと思います。
百合の関係性やタイプというより、単純にアリサの小うるさい性格が嫌いです。
もっとこう、相手にも周囲にも想いを秘めて秘めて抑えきれなくなって、
最後の一滴でコップからあふれるように涙と言葉が紡がれる的なね、
そういうしっとりとした叙情的なね、百合が美しいなーって思ってるのにね、
なにこの最初から言葉も感情も性欲もだだ漏れの壊れた蛇口みたいな百合はッ!
まあでも、ドロドロしてない明るい百合が好きな方にはいいんじゃないでしょうか。
壁がないわけではないので、百合しか存在しない系の百合ではありませんが、
そんな壁をハンマーでたやすくぶち壊して踏み越えていく爽快感はあるかもしれません。
と同時に、口のわりには愛情表現はソフトなので、読みやすい内容かと思います。
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