オススメ486。"そこで本書では、最近の知見も含め、私が多くの人に知ってもらいたい昆虫に関するよりぬきの面白い話題をかいつまんで紹介した。"昆虫の多様性解明のアジア第一人者が2014年に発刊した本書は、人類に先取りした昆虫の営みのすごさや巧みさをわかりやすく伝えてくれています。
個人的には友人にすすめられて本書を手にとったのですが。子供の時はなんでもなかったのに、大人になると、いつしか苦手になってしまった昆虫達の冒頭のカラー写真に当初こそ圧倒されてしまいましたが、ヒトが文化的な行動として行っていることや、文明によって生じた主要なこと、狩猟採集や農業、牧畜、建築などは、たいてい【昆虫が先にやっている事実】"を圧倒的な事例紹介をこれでもかと解説してくれる本書は、全く未知の世界に紛れ込んだ様な知的興奮をもたらしてくれました。
また、誤解をまねくことを充分に承知しながら、著者はあえて【ヒトと昆虫を照らし合わせて】普段、虫ケラや下等生物と見なしがちな昆虫たちがいかに合理的であるかを説明してくれているのですが。こちらも昆虫の在り様を眺めながら、複雑怪奇な状態になっているヒト社会を鏡の様に考える機会を与えてくれていて、示唆に富む読後感でした。
昆虫好きな人はもちろん、人類の歴史や文化を昆虫と比較しながら考えたい誰かにもオススメ。
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昆虫はすごい (光文社新書) Kindle版
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言語日本語
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出版社光文社
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発売日2014/8/20
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ファイルサイズ108055 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
私たち人間がやっている行動や、築いてきた社会・文明によって生じた物事は、ほとんど昆虫が先にやっている。狩猟採集、農業、牧畜、建築、そして戦争から奴隷制、共生まで、彼らはあらゆることを先取りしてきた。特に面白いのは繁殖行動。相手と出会うため、あの手この手を使い、贈り物、同性愛、貞操帯、子殺し、クローン増殖と何でもアリだ。どうしても下に見がちな私たちの思考を覆す、小さな生物のあっぱれな生き方を気鋭の研究者が大公開!
--このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
丸山/宗利
1974年生まれ。博士(農学)。九州大学総合研究博物館助教。北海道大学大学院農学研究科博士課程を修了。国立科学博物館、フィールド自然史博物館(シカゴ)研究員を経て、2008年より現職。アリやシロアリと共生する昆虫の多様性解明が専門であり、アジアではその第一人者である。毎年精力的に国内外での昆虫調査を実施し、数々の新種を発見、多数の論文を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1974年生まれ。博士(農学)。九州大学総合研究博物館助教。北海道大学大学院農学研究科博士課程を修了。国立科学博物館、フィールド自然史博物館(シカゴ)研究員を経て、2008年より現職。アリやシロアリと共生する昆虫の多様性解明が専門であり、アジアではその第一人者である。毎年精力的に国内外での昆虫調査を実施し、数々の新種を発見、多数の論文を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00NBGTUJ2
- 出版社 : 光文社 (2014/8/20)
- 発売日 : 2014/8/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 108055 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 440ページ
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- - 389位生物・バイオテクノロジー (Kindleストア)
- - 681位光文社新書
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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殿堂入りベスト10レビュアー
Amazonで購入
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
貴重なカラー写真が9pもある。白黒も豊富。欲を言えばあと500円高くしても更にカラーページが欲しかったかも。
しかし、文句は言うまいよ。多岐に渡って興味深いトピックが載っている。自分が特に感心したのは「共生」と「社会生活」のトピックだが、その複雑奇妙さには驚くばかり。
この本がいいと思えたところは筆者が「多くのことは未解明だ」としている姿勢だ。で、それを踏まえた上で常々疑問に思っていることがある。
p.110---進化というのは、突然変異とその自然選択の気の遠くなるような繰り返しで起きている---- これ、よく聞く「常識」だが本当なんだろうか?密猟の圧力で牙のないメス象が増えている、そして全体が小型化しているという報告がある。人間の影響がすぐに個体に現れるくらい対応が速いんだぜ?たかだか4-50年のことだろう?象の初産年齢は12-14歳でそのあと4-5年間隔で出産するらしいので、ほんの数代のことだ。だったら、昆虫世界の例えば、擬態なんかはされる側に変化が起きたらする側は即座に変化してあっという間(昆虫は毎年産卵するとすればほんの数年・数代)に広がるんじゃなかろうか?だって差し迫る死活問題なのだから。
もうひとつ、考えたのは「寄生(奴隷化)」のトピック。人間の目から見れば片方が一方的に搾取されているように見えても実はそうではない、ということもあるんじゃなかろうか?搾取する側だって奴隷がいなくなれば困るのだから殺してしまうことはない。ならば種が生きるために従属していたってなにもおかしくないはず。それに生物は自分の種だけのために生きている、というのも人間の妄想かもしれない。
自然界は人間の浅はかな智恵でははるか及ばないところにある、そう信じている。
昆虫世界のその巧妙な成り立ちを覗くのは楽しい。
しかし、文句は言うまいよ。多岐に渡って興味深いトピックが載っている。自分が特に感心したのは「共生」と「社会生活」のトピックだが、その複雑奇妙さには驚くばかり。
この本がいいと思えたところは筆者が「多くのことは未解明だ」としている姿勢だ。で、それを踏まえた上で常々疑問に思っていることがある。
p.110---進化というのは、突然変異とその自然選択の気の遠くなるような繰り返しで起きている---- これ、よく聞く「常識」だが本当なんだろうか?密猟の圧力で牙のないメス象が増えている、そして全体が小型化しているという報告がある。人間の影響がすぐに個体に現れるくらい対応が速いんだぜ?たかだか4-50年のことだろう?象の初産年齢は12-14歳でそのあと4-5年間隔で出産するらしいので、ほんの数代のことだ。だったら、昆虫世界の例えば、擬態なんかはされる側に変化が起きたらする側は即座に変化してあっという間(昆虫は毎年産卵するとすればほんの数年・数代)に広がるんじゃなかろうか?だって差し迫る死活問題なのだから。
もうひとつ、考えたのは「寄生(奴隷化)」のトピック。人間の目から見れば片方が一方的に搾取されているように見えても実はそうではない、ということもあるんじゃなかろうか?搾取する側だって奴隷がいなくなれば困るのだから殺してしまうことはない。ならば種が生きるために従属していたってなにもおかしくないはず。それに生物は自分の種だけのために生きている、というのも人間の妄想かもしれない。
自然界は人間の浅はかな智恵でははるか及ばないところにある、そう信じている。
昆虫世界のその巧妙な成り立ちを覗くのは楽しい。
2019年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昆虫とはまるでおもちゃのような関係で小さい頃につきあっていた私ですが
知らないことだらけで本書には驚きました
まるでSFの世界を見ているようで
その驚異的な生命力に感嘆しました
しかし最近は昆虫をあまり見かけなくなったような気がします
せみの鳴き声で夏の訪れを実感していますが
バッタやカマキリなどもあまり見かけなくなりました
たくさん居たかえるも見かけなくなりました
昆虫の生息数が近年になって急速に減少しているそうですが
市街部よりも郊外部において一層そう感じます
エコシステムの土台崩壊への危惧が広まっていますが
私たちはそこから転げ落ちることになるかも知れません
この昆虫の力によって
私たちは支えられていると言われています
普段は見えない驚異的な世界を本書は見せてくれます
本書は多くの方にお勧めいたします
知らないことだらけで本書には驚きました
まるでSFの世界を見ているようで
その驚異的な生命力に感嘆しました
しかし最近は昆虫をあまり見かけなくなったような気がします
せみの鳴き声で夏の訪れを実感していますが
バッタやカマキリなどもあまり見かけなくなりました
たくさん居たかえるも見かけなくなりました
昆虫の生息数が近年になって急速に減少しているそうですが
市街部よりも郊外部において一層そう感じます
エコシステムの土台崩壊への危惧が広まっていますが
私たちはそこから転げ落ちることになるかも知れません
この昆虫の力によって
私たちは支えられていると言われています
普段は見えない驚異的な世界を本書は見せてくれます
本書は多くの方にお勧めいたします
2017年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昆虫をこよなく愛されていることが文面から伝わってきました。昆虫の生態から人間や他の生物への考察も含まれており示唆に富む内容でした。
学者の方であり、豊富な文献を基にできるだけ正確にそして平易に記述されようとしています。
私自身に大きな知的興奮をもたらしただけではなく、子供に興味をもって貰えそうな話ができそうであります。
参考文献にもNature,Scienceといった一流ジャーナルのものが散見されます。
学者の方であり、豊富な文献を基にできるだけ正確にそして平易に記述されようとしています。
私自身に大きな知的興奮をもたらしただけではなく、子供に興味をもって貰えそうな話ができそうであります。
参考文献にもNature,Scienceといった一流ジャーナルのものが散見されます。
2019年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく凄い!! 詐欺、人さらい(虫さらい?)、略奪、奴隷性、虐殺、皆殺し、寄生……どんな手を使ってでも生きる!!その逞しさと巧みな戦術に、ワクワクが止まりませんでした!!