本書の中で、日記を書き込む中身に『思いや感情を入れる必要は無い』と書かれたのを読んだ時に、不思議と合点がいった。
日記とは『航海日誌』の様な物で、いつ、どこで、だれと、なにを、どうした・・・と言った事だけを書けば、それで十分なのだと。
そして、その簡単に掻き込んだ日記を、読み返す事こそが重要なのだと。
要は、日記とは過去の記憶を呼び覚ます『鍵』であれば十分であると、著者は書いています。
時間軸と出来事が書いて有れば、その少しの文章を読み返すだけで、その時の出来事が鮮やかに蘇り、自分の人生の積み重ねを実感する事が出来て、生きてきた証を味わう事が出来ると著者は言います。
そして、その日記を書くのはパソコンが理想だと。
私は、この本を読んでからパソコンで簡単な日記を書いています。それから、実際に人生に変化が起きたのを実感しました。
ただ、余り読み返す事はしていないので、これからは、繰り返し読み返してみようと思います。
私は、本書の中身で衝撃的だったのは。
日記とは自分の人生の航海日誌であり、自分の人生の『問(とい)』の蓄積が詰まった物で、その問は長い年月を経て熟成し、ある日、思い掛けない形で全てが繋がり答えを導いてくるれる。と言う内容でした。
そして更には。
こうした人(人々)の思考や記憶は、実は何処かにある『意識のプール』の様な所に無限に蓄積されていて、全てが無意識下で共有されて居るのだろう、そして、その意識のプールは、時空をも超えてアクセスする事が出来るのだと思う。と、著者は書いています。
本書が日記論なので、人によっては本書の内容には面食らっい『眉唾もの』と思い、『バカバカしい』とさえ思われると思います。
しかしながら、宇宙論や、最新の量子コンピューター、古くからは仏教の思想を現実として受け入れられる人にとっては、実践し易い日記の教科書に成ってくれる事でしょう。
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