受賞
2006年 グッドデザイン賞受賞商品
プロデューサー:株式会社日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループマーケティング事業部 マーケティング本部 FPDマーケティング部 部長 吉野正則
ディレクター:株式会社日立製作所 デザイン本部 ホームソリューションデザイン部 主任デザイナー 池田稔
デザイナー:株式会社日立製作所 デザイン本部 ホームソリューションデザイン部 デザイナー 山本俊、松本和己、清水真知子
審査委員:安次富隆、柴田文江、平野湟太郎、渡辺誠
概要
日立独自の新開発「倍速スーパーインパルス表示技術」を採用した「IPSαパネル」の搭載により、スポーツなどの動きの速い映像を、より鮮明に映し出すことが可能となった。また、高輝度や広視野角を実現し、広いリビングでの多人数による視聴にも適している。また「HR」シリーズでは、HDD内蔵タイプなので、デジタルハイビジョン放送をテレビのリモコンの録画ボタンを押すだけで簡単かつ素早く番組を録画することができる。加えて、本シリーズは、従来の画像処理エンジンを進化させ、人の豊かな表現が求められる映画などの映像も、より高画質で楽しむことができる
デザイナーのコメント
商品がインテリア空間に納まった際に主張しすぎず、またデザインが映像視聴の妨げにならないよう、シンプルな構成を心掛けた。画面フレームはヒートサイクル成型により、液晶画面との調和を図った仕上げとした。また、スピーカー部分とフレーム周囲の造形で薄さを強調したデザインとしている。他にも、スイーベルスタンドでは、新型の駆動ユニットの採用による更なる薄型化を図った。
審査委員のコメント
ヒートサイクル成型で作られたフロントベゼルのマットで高品質な仕上がりは、液晶画面の質感と調和がとれており、安心感のある視聴環境を提供している。画面下に配置されたスピーカー部は、フロントベゼルの色彩と差異化し、下部を後方に緩やかにラウンドさせることによって、本体の軽快感やシンプルさを損なわず独自性のあるデザインに仕上げている。
(情報提供:財団法人 日本産業デザイン振興会 禁:無断転載)