外から見た日本企業の人事組織の問題点としてフラットな目線で書かれているが、人事部の人間や人事コンサルタントなどにとっては既に10年以上前から「問題点」として語られていることばかりで目新しい気づきはない。本当の課題は「組織をどう変えたら社員のエンゲージメントが高まるのか、生産性が上がるのか」という問題を日本企業は未だに解決できていないことではないか。そこに関しては教科書的な内容が語られるだけで、実務者は歯がゆく感じるだろう。
ともあれその答えは誰か第三者がポンと与えてくれるものではなく、各々が考えるしかない問題なので、本書に求めるものではないのかもしれない。
「日本のHRMの問題って何?」に対しては明確にかつ分かりやすく回答してくれる良書であるので手にとって損はない。
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日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか? Kindle版
これからの日本企業を担う経営者と、そこで働くすべての人に届けたい1冊です!
人材マネジメントの世界で、
社員の組織への貢献意識やモチベーションの高さを意味する
「エンゲージメント」という言葉が注目されています。
このエンゲージメントについて、
世界各国の企業を対象に米国の人事コンサルティング会社が調査した結果、
驚くべきことに、調査をした主要28か国の中で日本は最下位でした。
そこで本書では、日米で人事コンサルタントとして活躍する著者が、
アメリカや世界の企業社員の仕事観について、
また、社員のエンゲージメントを高める方法について述べていき、
日本企業の活性化を目指します。
モチベーションや生産性の向上だけではなく、
非正規社員への依存やメンタルヘルスなど、
日本企業が抱える様々な問題を解決する糸口になること間違いなし。
人材マネジメントの世界で、
社員の組織への貢献意識やモチベーションの高さを意味する
「エンゲージメント」という言葉が注目されています。
このエンゲージメントについて、
世界各国の企業を対象に米国の人事コンサルティング会社が調査した結果、
驚くべきことに、調査をした主要28か国の中で日本は最下位でした。
そこで本書では、日米で人事コンサルタントとして活躍する著者が、
アメリカや世界の企業社員の仕事観について、
また、社員のエンゲージメントを高める方法について述べていき、
日本企業の活性化を目指します。
モチベーションや生産性の向上だけではなく、
非正規社員への依存やメンタルヘルスなど、
日本企業が抱える様々な問題を解決する糸口になること間違いなし。
- 言語日本語
- 出版社クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日2015/1/23
- ファイルサイズ9642 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
この本の中に、日本の新しい人材マネジメントの姿がある。やる気に満ち溢れ、結果を出す個人と組織になるため、新しい働き方を世界中から学ぼう。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
カップ,ロッシェル
職場における異文化コミュニケーションと人事管理を専門とする経営コンサルタント。シリコンバレー在住。エール大学歴史学部卒、シカゴ大学経営大学院修了(MBA取得)。大手金融機関の東京本社勤務を経て、日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートしているジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社を設立、同社社長。現在、北米、日本、ヨーロッパ、南米と中国に拠点を置き、多くの日本企業へのコンサルティング活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
職場における異文化コミュニケーションと人事管理を専門とする経営コンサルタント。シリコンバレー在住。エール大学歴史学部卒、シカゴ大学経営大学院修了(MBA取得)。大手金融機関の東京本社勤務を経て、日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートしているジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社を設立、同社社長。現在、北米、日本、ヨーロッパ、南米と中国に拠点を置き、多くの日本企業へのコンサルティング活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者について
ロッシェル・カップ(Rochelle Kopp)
職場における異文化コミュニケーションと人事管理を専門とする経営コンサルタント。
シリコンバレー在住。
エール大学歴史学部卒、シカゴ大学経営大学院修了(MBA取得)。
大手金融機関の東京本社勤務を経て、日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートしている
ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社を設立、同社社長。
現在、北米、日本、ヨーロッパ、南米と中国に拠点を置き、
トヨタ自動車、東レ、アステラス製薬、DeNA、JINSなど多くの日本企業へのコンサルティング活動を行う。
著書は『外国人部下と仕事をするためのビジネス英語―指示・フィードバック・業績評価』(語研)、
『グローバルエリートのビジネス・キーワード100』(IBCパブリッシング)など、多数。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
職場における異文化コミュニケーションと人事管理を専門とする経営コンサルタント。
シリコンバレー在住。
エール大学歴史学部卒、シカゴ大学経営大学院修了(MBA取得)。
大手金融機関の東京本社勤務を経て、日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートしている
ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社を設立、同社社長。
現在、北米、日本、ヨーロッパ、南米と中国に拠点を置き、
トヨタ自動車、東レ、アステラス製薬、DeNA、JINSなど多くの日本企業へのコンサルティング活動を行う。
著書は『外国人部下と仕事をするためのビジネス英語―指示・フィードバック・業績評価』(語研)、
『グローバルエリートのビジネス・キーワード100』(IBCパブリッシング)など、多数。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00TQE9TIK
- 出版社 : クロスメディア・パブリッシング(インプレス); 第1版 (2015/1/23)
- 発売日 : 2015/1/23
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 9642 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 306ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 181,996位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 4,501位実践経営・リーダーシップ (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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2017年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本企業のコンサルティング等を手掛けられているロッシェルさんが、日本文化的日本企業を日本人よりも深く、客観的な支点で俯瞰されている一冊です。
人事担当者向けに思えますが、中間管理職の方々に是非読んでもらいたいです。会社、組織全体の変革は困難で長い道のりですが、マネージャーが明日から試せるプラクティスも多数載っています(本書全体を読み、意味合いを正しく理解してから実施して欲しい)。
担当者にも勿論お薦め出来ます。日本企業の問題点を俯瞰して把握でき、それらを基に自分自身のキャリアプランを考えるのに有用です。
個人的には第七章の多用な社員の有効活用のあり方、第八章の自ら進路を選択し、やる気を出す、が将来の日本を少しずつ変えて行く、大きな変化の小さな一歩になるのではと思う。
人事担当者向けに思えますが、中間管理職の方々に是非読んでもらいたいです。会社、組織全体の変革は困難で長い道のりですが、マネージャーが明日から試せるプラクティスも多数載っています(本書全体を読み、意味合いを正しく理解してから実施して欲しい)。
担当者にも勿論お薦め出来ます。日本企業の問題点を俯瞰して把握でき、それらを基に自分自身のキャリアプランを考えるのに有用です。
個人的には第七章の多用な社員の有効活用のあり方、第八章の自ら進路を選択し、やる気を出す、が将来の日本を少しずつ変えて行く、大きな変化の小さな一歩になるのではと思う。
2016年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本企業の正社員は誰もが望んでいる地位を獲得している。
「終身雇用」は、もはや日本企業でも必ずしも保障されていないが、それでも正社員は自分の職が長期間保障されていると当てにすることができる。
その代わりに正社員は、興味の有無または勤務場所に関わらず、企業に指定された仕事を無条件に受け入れる覚悟があることが必要とされている。
これが、数々の非効率性および状況の不整合を引き起こし、社員のやる気を妨げる原因となっている。
また、非効率なジョブローテーションによる長時間労働も日本企業の課題である。
今日の複雑化する世界で、様々な事業の側面と事業所に関する幅広い知識を持つ社員を多数育てることは、企業にとってそれほど重要ではなくなってきている。
代わりに今日は、より一層の専門化、つまり、同じ分野で深く集中したスキルと経験を養うことにより多くの時間を費やすことが、より重要になってきている。
しかしながら、日本企業は全員社長候補に育て上げるがごとく、非効率なジョブローテーションを実施し、その結果業務が非効率化し、長時間労働へとつながっている。
さらに、日本企業の文化は「頑張る」ことを奨励し「ガッツ」を賞賛しており、これも非効率な業務を助長している。
確かに日本的な文化での労働環境というのはもはや競争優位性を築く上では効用をもたらさないようになってきているのだと思う。
この文化を変えなければ日本の再生は難しいのだろうと改めて思った。
日本の長時間労働の労働環境に課題を感じている方におすすめ。
「終身雇用」は、もはや日本企業でも必ずしも保障されていないが、それでも正社員は自分の職が長期間保障されていると当てにすることができる。
その代わりに正社員は、興味の有無または勤務場所に関わらず、企業に指定された仕事を無条件に受け入れる覚悟があることが必要とされている。
これが、数々の非効率性および状況の不整合を引き起こし、社員のやる気を妨げる原因となっている。
また、非効率なジョブローテーションによる長時間労働も日本企業の課題である。
今日の複雑化する世界で、様々な事業の側面と事業所に関する幅広い知識を持つ社員を多数育てることは、企業にとってそれほど重要ではなくなってきている。
代わりに今日は、より一層の専門化、つまり、同じ分野で深く集中したスキルと経験を養うことにより多くの時間を費やすことが、より重要になってきている。
しかしながら、日本企業は全員社長候補に育て上げるがごとく、非効率なジョブローテーションを実施し、その結果業務が非効率化し、長時間労働へとつながっている。
さらに、日本企業の文化は「頑張る」ことを奨励し「ガッツ」を賞賛しており、これも非効率な業務を助長している。
確かに日本的な文化での労働環境というのはもはや競争優位性を築く上では効用をもたらさないようになってきているのだと思う。
この文化を変えなければ日本の再生は難しいのだろうと改めて思った。
日本の長時間労働の労働環境に課題を感じている方におすすめ。
2016年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かつては「ジャパンアズナンバーワン」
と、世界から絶賛された日本の経営手法は
この本にて、ボロクソに書かれています。
日本の企業体質、世界と比較した経営手法、ひいては従業員の考え方まで
ダメな点が徹底的に書かれています。
本書の良い点はそこで終わらず、どうしたら良いか、ということについても詳しく書かれています。
経営者の人は典型的な日本経営に陥らないよう本書で書かれていることを取り入れるべきです。
と、世界から絶賛された日本の経営手法は
この本にて、ボロクソに書かれています。
日本の企業体質、世界と比較した経営手法、ひいては従業員の考え方まで
ダメな点が徹底的に書かれています。
本書の良い点はそこで終わらず、どうしたら良いか、ということについても詳しく書かれています。
経営者の人は典型的な日本経営に陥らないよう本書で書かれていることを取り入れるべきです。