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日本人が知らない漁業の大問題 (新潮新書) 新書 – 2015/3/14
佐野 雅昭
(著)
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誰が漁業を殺すのか。「魚食」廃れて国滅ぶ――。衰退し続ける漁の現場、揺らぐ流通・小売と魚食文化、的外れの政策……新聞やテレビでは報じられない、漁業を取りまく深刻な構造問題を気鋭の水産学者が徹底検証。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2015/3/14
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- ISBN-104106106124
- ISBN-13978-4106106125
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
マグロやウナギが規制されると、日本の食文化が守れない?そんなの漁業の本当の危機じゃない。年々衰退し続ける漁の現場、揺らぐ卸売市場流通、定番商品ばかりの小売の店頭、ブランドや養殖への過剰参入、的外れの政策のオンパレード、そして失われゆく魚食文化…新聞やテレビでは報じられない、日本漁業を取りまく深刻な構造問題を気鋭の水産学者が徹底検証。余命数十年ともいわれる漁業と魚食の今とは―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐野/雅昭
1962年大阪府生まれ。京都大学法学部卒。東京水産大学修士課程、水産庁を経て北海道大学水産学研究科で博士号取得。現在、鹿児島大学水産学部教授。専門は水産物流通。著書に『サケの世界市場』(漁業経済学会学会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1962年大阪府生まれ。京都大学法学部卒。東京水産大学修士課程、水産庁を経て北海道大学水産学研究科で博士号取得。現在、鹿児島大学水産学部教授。専門は水産物流通。著書に『サケの世界市場』(漁業経済学会学会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2015/3/14)
- 発売日 : 2015/3/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4106106124
- ISBN-13 : 978-4106106125
- 寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 254,542位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 556位新潮新書
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.9
星5つ中の3.9
18 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月5日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
著書の感情がむき出しになっていて、あまり良い気がしなかったです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2015年10月14日に日本でレビュー済み
マグロの乱獲や魚食の低下など、頻繁に報道されていますが、本書ではそれらの情報の正しい点や検証が必要な点を明示してくれます。水産業に関する問題を扱った本はほかにもありますが、本書はこの問題を知る上で、導入的な働きをしてくれます。そして問題意識をその先へと繋げる働きも果たしてくれます。
幾例か挙げます。まずは日本国内と欧米諸外国における、価値観や政策を鵜呑みにする危険性について。
漁業権に関する規制緩和により、資本主義型ないしは新自由主義に基づく漁業のあり方にシフトしています。もともと魚が主たる食料ではなかった欧米諸国と、水産業が食生活の大部分を担ってきた日本とでは、背景が異なります。日本は、採算が合う・合わないを抜きにして「海を守る」という持続的な海の利用の概念がありましたが、その点を鑑みずに、目先の利益を追って市場を変えることが本当に良いことなのか、考えさせられます。
もう一例、魚のブランド化について。この戦略には、価格の継続的な下落を抑える意味や他の商品との差別化という働きがあるのは確かですが、ブランド商品が乱立すれば本来の目的が破綻してしまいます。科学的なデータに基づく管理養殖と大々的なブランドイメージ戦略によって成功をおさめたノルウェーサーモンは、ブランド化の好例に挙げられるかもしれません。しかし、日本の海は多種多様の魚が生息すること、ブランド化を推し進める規模の違いなどの相違点は多いため、単純に欧米諸国のマネをするのは早計なのかもしれません。
この他にも、海外輸出の規模拡大における問題点、養殖や流通の問題点と改革、またファストフィッシュの問題点などが述べられています。
筆者の思いが強く滲み出ている箇所もあり、単なるデータが集積された読み物ではなく、読みやすくなっています。
最後に。
個人的な感想ですが、本書を読了したのちに、更なる問題意識が芽生え、この問題をより知りたいと思いました。
幾例か挙げます。まずは日本国内と欧米諸外国における、価値観や政策を鵜呑みにする危険性について。
漁業権に関する規制緩和により、資本主義型ないしは新自由主義に基づく漁業のあり方にシフトしています。もともと魚が主たる食料ではなかった欧米諸国と、水産業が食生活の大部分を担ってきた日本とでは、背景が異なります。日本は、採算が合う・合わないを抜きにして「海を守る」という持続的な海の利用の概念がありましたが、その点を鑑みずに、目先の利益を追って市場を変えることが本当に良いことなのか、考えさせられます。
もう一例、魚のブランド化について。この戦略には、価格の継続的な下落を抑える意味や他の商品との差別化という働きがあるのは確かですが、ブランド商品が乱立すれば本来の目的が破綻してしまいます。科学的なデータに基づく管理養殖と大々的なブランドイメージ戦略によって成功をおさめたノルウェーサーモンは、ブランド化の好例に挙げられるかもしれません。しかし、日本の海は多種多様の魚が生息すること、ブランド化を推し進める規模の違いなどの相違点は多いため、単純に欧米諸国のマネをするのは早計なのかもしれません。
この他にも、海外輸出の規模拡大における問題点、養殖や流通の問題点と改革、またファストフィッシュの問題点などが述べられています。
筆者の思いが強く滲み出ている箇所もあり、単なるデータが集積された読み物ではなく、読みやすくなっています。
最後に。
個人的な感想ですが、本書を読了したのちに、更なる問題意識が芽生え、この問題をより知りたいと思いました。
2016年6月17日に日本でレビュー済み
日本の魚食文化、水産業の危機を指摘した本だが、いかんせん対策となると、おぼつかない。危機への指摘が鋭い一方、対策となると、煮え切らない微温的なものにしかならない。その温度差こそが、日本漁業、そして日本の食文化のあやうい未来を物語っている。
著者の指摘でもっともおもしろかったのは、養殖業者の抱えたジレンマだ。養殖業者はたいてい高級魚に狙いをつけて、ビジネスに乗り出す。高級魚のほうが利益率が高いからなのだが、そこから先、養殖業者が次々に参入、同じ高級魚の養殖に乗り出すと、価格破壊が起きる。消費市場では、いつしかその高級魚は準高級魚に落ち、しまいには大衆魚となっていく。これに伴い、養殖業者の利益率は落ちていくばかりだ。
その養殖大衆魚が、あまりに安く売られ、かつ人気を維持したとなると、どうなるか。それが、いまのウナギの悲劇だ。ウナギ資源は破壊され、つづいてはウナギ価格が大幅に上昇、ウナギを超高級魚にさえした。そのあおりで、これまでやってきた鰻の老舗が廃業となる。
ただ、養殖による高級魚の大衆化には、救いもある。これまで魚に興味のなかった人たちも、回転寿司屋で安くておいしい魚を口にできるなら、日本の魚食文化は維持できる。個人的には回転寿司屋には疑問を持っているのだが、現在、回転寿司屋こそが日本の魚食文化を引っ張っているのも事実だろう。問題は、そこから先、より豊穣な魚食世界にステップアップできるからだ。
もちろん、それはむずかしい話だ。個人的な話だが、スズキの幼魚であるセイゴは、かつては煮魚として人気があった。産地でも売れたし、中堅都市へ出荷しても、そこそこの値段がついた。ところが、2000年前後を境に、セイゴはパタリと売れなくなった。産地でも食べられず、出荷しても、運賃のほうが高くつく。おそらくは、食べ手が多様性を拒否していったのだろう。骨の多いセイゴは嫌われ、豊穣であるはずの魚食世界が、少しずつその幅を減らしているのが現実なのだ。いまのところ、日本の魚食文化への解はない。
著者の指摘でもっともおもしろかったのは、養殖業者の抱えたジレンマだ。養殖業者はたいてい高級魚に狙いをつけて、ビジネスに乗り出す。高級魚のほうが利益率が高いからなのだが、そこから先、養殖業者が次々に参入、同じ高級魚の養殖に乗り出すと、価格破壊が起きる。消費市場では、いつしかその高級魚は準高級魚に落ち、しまいには大衆魚となっていく。これに伴い、養殖業者の利益率は落ちていくばかりだ。
その養殖大衆魚が、あまりに安く売られ、かつ人気を維持したとなると、どうなるか。それが、いまのウナギの悲劇だ。ウナギ資源は破壊され、つづいてはウナギ価格が大幅に上昇、ウナギを超高級魚にさえした。そのあおりで、これまでやってきた鰻の老舗が廃業となる。
ただ、養殖による高級魚の大衆化には、救いもある。これまで魚に興味のなかった人たちも、回転寿司屋で安くておいしい魚を口にできるなら、日本の魚食文化は維持できる。個人的には回転寿司屋には疑問を持っているのだが、現在、回転寿司屋こそが日本の魚食文化を引っ張っているのも事実だろう。問題は、そこから先、より豊穣な魚食世界にステップアップできるからだ。
もちろん、それはむずかしい話だ。個人的な話だが、スズキの幼魚であるセイゴは、かつては煮魚として人気があった。産地でも売れたし、中堅都市へ出荷しても、そこそこの値段がついた。ところが、2000年前後を境に、セイゴはパタリと売れなくなった。産地でも食べられず、出荷しても、運賃のほうが高くつく。おそらくは、食べ手が多様性を拒否していったのだろう。骨の多いセイゴは嫌われ、豊穣であるはずの魚食世界が、少しずつその幅を減らしているのが現実なのだ。いまのところ、日本の魚食文化への解はない。
2016年2月4日に日本でレビュー済み
沿岸漁船漁家の所得は、2012年で204万円、
海面養殖業漁家で400万円程度と、極めて低く不安定だ。
従事者が減少するのも、無理はない。
また、海でダイビングを楽しむ人から「潜水料」をとり、最終的に、
漁協側が裁判で勝った。海産物以外にも漁業権が及ぶというのは、
とても意外であった。
ハマチ、ブリ、タイなどの養殖は、最初は儲かったが、最終的に
安く買い叩かれるまでになってしまった。
「関あじ」や「関さば」は、ブランド魚だが、漁獲量が少なく、安定しないので、
所得は、200万円から400万円しかない。
販売の成功例として、「角上魚類」が紹介されていたが、なるほどである。
未利用魚とは、活用されずに、捨てられている魚だが、限られた資源を
有効活用する為にも、知恵を絞って頂きたいものだ。
海面養殖業漁家で400万円程度と、極めて低く不安定だ。
従事者が減少するのも、無理はない。
また、海でダイビングを楽しむ人から「潜水料」をとり、最終的に、
漁協側が裁判で勝った。海産物以外にも漁業権が及ぶというのは、
とても意外であった。
ハマチ、ブリ、タイなどの養殖は、最初は儲かったが、最終的に
安く買い叩かれるまでになってしまった。
「関あじ」や「関さば」は、ブランド魚だが、漁獲量が少なく、安定しないので、
所得は、200万円から400万円しかない。
販売の成功例として、「角上魚類」が紹介されていたが、なるほどである。
未利用魚とは、活用されずに、捨てられている魚だが、限られた資源を
有効活用する為にも、知恵を絞って頂きたいものだ。
ベスト500レビュアーVINEメンバー
本書は、日本の漁業や水産物流通の危機的状況について、大学の先生(鹿児島大学水産学部教授。水産物流通が専門)が記述した本です。
著者の基本的スタンスは、(a) これまでの日本の漁業や水産物流通システムは、新鮮、安全で多種多様な水産物が消費者に届く、高度なものである、(b) そのシステムが危機的状況に陥っている中、既存のシステムを守っていくべき、というものです。
そのようなスタンスから、水産物の海外輸出、ブランド化、認証制度など、昨今の「漁業・水産物流通の改革」を批判的に論評しています。また、日本の消費者が輸入サーモンなどばかり食べて、沿岸漁業から水揚げされる多種多様な小魚を食べないことにも苦言を呈しています。
農産物生産や農協改革に関する本が多いのに比べて水産物に関する本は少ない中で、本書は貴重な本です。私自身、漁業や流通の現状を全く考えることなしに、スーパーでよく似た魚種ばかり買っていますので、一消費者として、自らの行動について再考するきっかけとなりました。
一方、本書は、現状の問題点を消費者である私たちに注意喚起するものの、漁業者、流通業者に向けた提言にはやや乏しい感じもします。やや「消費者の意識が変わり、沿岸漁業の小魚を食べるようになれば、すべてが解決する」かのような記述ぶりです。
既存のシステム礼賛一辺倒で、少し視点が一面的な感じもする本ですが、私は興味深く読ませていただきました。一読の価値はある本と思います。
著者の基本的スタンスは、(a) これまでの日本の漁業や水産物流通システムは、新鮮、安全で多種多様な水産物が消費者に届く、高度なものである、(b) そのシステムが危機的状況に陥っている中、既存のシステムを守っていくべき、というものです。
そのようなスタンスから、水産物の海外輸出、ブランド化、認証制度など、昨今の「漁業・水産物流通の改革」を批判的に論評しています。また、日本の消費者が輸入サーモンなどばかり食べて、沿岸漁業から水揚げされる多種多様な小魚を食べないことにも苦言を呈しています。
農産物生産や農協改革に関する本が多いのに比べて水産物に関する本は少ない中で、本書は貴重な本です。私自身、漁業や流通の現状を全く考えることなしに、スーパーでよく似た魚種ばかり買っていますので、一消費者として、自らの行動について再考するきっかけとなりました。
一方、本書は、現状の問題点を消費者である私たちに注意喚起するものの、漁業者、流通業者に向けた提言にはやや乏しい感じもします。やや「消費者の意識が変わり、沿岸漁業の小魚を食べるようになれば、すべてが解決する」かのような記述ぶりです。
既存のシステム礼賛一辺倒で、少し視点が一面的な感じもする本ですが、私は興味深く読ませていただきました。一読の価値はある本と思います。
2016年6月26日に日本でレビュー済み
題に「大問題」とありますが、問題点の指摘よりも現状肯定に重きが置かれた本で、とくにいまの日本の水産物流通のあり方の合理性や水産物の安全性を高く評価している本でした。日本のように生魚のお刺身をお腹を壊さずに食べられるのが当たり前という国では、ラベリング(MSC認証等)で安全性の差別化を図る必要性はない、というご指摘はもっともだと思いました。ただ、日本でラベリングが注目を集めている理由は、水産物の安全性への危惧よりも、海洋生物資源管理のあり方や漁法への危惧だと思いますので、ラベリングの評価については話しがズレていると思います。






