この方は「円は200円になる」と20年以上前から言い続けていますが、その通りになった試しがありません。
2011年には円がドルに対して最高値をつけたのもご存知の通りです。
今回はコロナに乗じて、またいつもの国家破綻のお話です。
少しでも明るい方向へと多くの人が願う中、不安を煽るだけの夕刊紙と同じレベルの書き捨てです。
さすがに、というか正直軽蔑します。
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日本・破綻寸前 自分のお金はこうして守れ! (幻冬舎単行本) Kindle版
日本経済は年々悪くなっているのに、日銀はお金のばらまきをやめず、社会保障費なども増加する一方で、日本財政がよくなる兆しはまったくない。「日本の財政が破綻する日(=Xデー)はいつ起きてもおかしくない」と著者。Xデーが起きたとき、政府は守ってくれないし、自分のお金は自分で守るしかない。本書では著者の資産運用法を公開し、読者にも、ハイパーインフレが起きても大丈夫な手法を具体的に伝授。
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2020/3/17
- ファイルサイズ8719 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤巻/健史
1950年東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年に行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院・ケロッグスクール)。85年米モルガン銀行入行。当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長に抜擢される。2000年に同行退行後は、1999年より2012年まで一橋大学経済学部で、02年より09年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師として毎年秋学期に週1回半年間の講座を受け持つ。日本金融学会所属。現在(株)フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。2013年から19年までは参議院議員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
1950年東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年に行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院・ケロッグスクール)。85年米モルガン銀行入行。当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長に抜擢される。2000年に同行退行後は、1999年より2012年まで一橋大学経済学部で、02年より09年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師として毎年秋学期に週1回半年間の講座を受け持つ。日本金融学会所属。現在(株)フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。2013年から19年までは参議院議員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
著者について
1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。
1980年、社費留学にて米国ノースウエスタン大学大学院ケロッグ・スクールでMBAを取得。
帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、1985年に米銀のモルガン銀行に転職。
同行で資金為替部長、東京支店長などを歴任し、東京市場屈指のディーラーとして世界に名を轟かせ、 JPモルガンの会長から「伝説のディーラー」と称された。
2000年、モルガン銀行を退社後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーを務めたほか、
一橋大学経済学部で13年間、早稲田大学大学院商学研究科で6年間、半年間の講座を受け持つ。
日本金融学会所属。現在(株)フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。2013年から19年までは参議院議員を務めた。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
1980年、社費留学にて米国ノースウエスタン大学大学院ケロッグ・スクールでMBAを取得。
帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、1985年に米銀のモルガン銀行に転職。
同行で資金為替部長、東京支店長などを歴任し、東京市場屈指のディーラーとして世界に名を轟かせ、 JPモルガンの会長から「伝説のディーラー」と称された。
2000年、モルガン銀行を退社後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーを務めたほか、
一橋大学経済学部で13年間、早稲田大学大学院商学研究科で6年間、半年間の講座を受け持つ。
日本金融学会所属。現在(株)フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。2013年から19年までは参議院議員を務めた。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B0855FY9FP
- 出版社 : 幻冬舎 (2020/3/17)
- 発売日 : 2020/3/17
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 8719 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 278ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 38,412位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 4,867位ビジネス・経済 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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藤巻氏はオリンピック前までにはハイパーインフレが起きると、2019年3月12日の、「ZAI FX!」の記事で語っていました。しかし、オリンピック開催予定日はもう過ぎています。藤巻センセイ、もう観念してください。消費者物価指数はピクリともしていません。むしろ下落傾向が見られます。国債の金利も、国債発行残高は積み上がっていく一方ですが、金利はむしろ下がっていっています。国債発行残高は、どの国も増やし続けているのが現実です。「国の借金」を完済してる国なんてありません。地球が滅亡するその時まで、ずーっと国債の借り換えを続けていけばいいのです。政府支出が税収を上回らないと私たちの使えるお金がなくなってしまうので、必ず財政赤字になる必要があるのです。と言うことから、財政赤字=政府債務の増加は、正義なんですね。国債の利払いも新たな国債発行で賄えばいいので問題はありません。ようするに、プライマリーバランス黒字化なんて言うのは、私たちを貧乏にするぞ!という政策なのです。日銀の債務超過問題ですが、政府と日銀がお金を作り、いつでもいくらでも日銀の純資産を増やせます。なので全く心配は要りません。貨幣と財政について詳しく・読みやすく書かれている、『奇跡の経済教室』か、『財政破綻論の誤り』を読んでみると、恐怖感・不安感がパーッと消えますよ。藤巻先生の金融トレーダーとしての実績を私は大変尊敬しております。過去に培ったトレード技術や知識などをしたためた著作を是非読んでみたいです。追記:財務省の債務管理リポート2020によると、"令和2年度に発行すべき国債の総額は、253.3 兆円と令和2年度当初計画に比べて99.8 兆円の増額となりました"だそうです。前年よりほぼ100兆円国債の増額をしていますが、インフレ率も、国債金利も、為替も特に何も変化しておりませんね……
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ベスト500レビュアー
Amazonで購入
昔から経済危機をあおってきた「オオカミおじさん」が、またホラを吹く。著者は本書の中で、近々日本はハイパーインフレーションに見舞われると主張している。ハイパーインフレは、日銀が保有する国債と上場株式に膨大な含み損が出ることで、円が暴落して起こるそうだが、その背後に「ハイパーインフレという大増税」で膨大な借金をチャラにしようとする日本政府の意図が透けて見えるという。
だが、ロジックがあやふやな著者の言説を信用しないほうがいい。これからもデフレが続くと思われるので、借金などもってのほかだし、コロナウィルスによって経済が収縮している現状ならばなおさらだ。書中でも、自らの「相場の外しぶり」を認めて「曲がり屋フジマキ」と自虐しており、著者のアドバイスとは真逆のことをするのが賢明と思う。
だが、ロジックがあやふやな著者の言説を信用しないほうがいい。これからもデフレが続くと思われるので、借金などもってのほかだし、コロナウィルスによって経済が収縮している現状ならばなおさらだ。書中でも、自らの「相場の外しぶり」を認めて「曲がり屋フジマキ」と自虐しており、著者のアドバイスとは真逆のことをするのが賢明と思う。
ベスト500レビュアー
新型コロナ騒動で世間が混乱している中、ドサクサ紛れでこの様な本を出す著者の見識を疑う。確かに、コロナ対策と経済対策とは二本柱ではあるが、コロナ対策の優先順位が遥かに高いのは周知。現状ではどんな経済対策をしても無駄だと思う。
本書の趣旨は個人の財産を守るとの事だが、日銀の異次元の金融緩和が市場に円をダブつかせたとか、国債の価値が日本の動向に関わらず変動するとか、有事の際の"金"だとか誰もが知っている事を書いているだけで、新しい情報がない。「世界最強のドルを持っていればダメージが少なくて済む」ともあるが、現状のアメリカ経済(あるいは世界経済やアメリカの感染拡大)を直視していないのではないか。「危機に備えた私の資産ポートフォリオ」なるものも公開しているが、それは著者の手前勝手なもので、別に他者に公開するべきものではないし、第一、公開して多くの読者がそれを真似たら、著者はポートフォリオを更新する必要に迫られるのではないか。公開する意図が全く不明である。
上述した様に、現状ではどんな経済対策を打っても無駄だとは思うが、日本は世界の中で感染が早く起こり、結果的(PCR検査のキャパが少ない事も幸いした)に「持ちこたえている」状態にある。楽観は許されないが、欧米に比べて、日本の経済回復が早いという可能性さえある。「ピンチはチャンス」であって、こうした時期に経済本を書くなら、日本の経済回復の早期実現の手段を提言すべきであって、徒に不安を煽っても百害あって一利なしである。
本書の趣旨は個人の財産を守るとの事だが、日銀の異次元の金融緩和が市場に円をダブつかせたとか、国債の価値が日本の動向に関わらず変動するとか、有事の際の"金"だとか誰もが知っている事を書いているだけで、新しい情報がない。「世界最強のドルを持っていればダメージが少なくて済む」ともあるが、現状のアメリカ経済(あるいは世界経済やアメリカの感染拡大)を直視していないのではないか。「危機に備えた私の資産ポートフォリオ」なるものも公開しているが、それは著者の手前勝手なもので、別に他者に公開するべきものではないし、第一、公開して多くの読者がそれを真似たら、著者はポートフォリオを更新する必要に迫られるのではないか。公開する意図が全く不明である。
上述した様に、現状ではどんな経済対策を打っても無駄だとは思うが、日本は世界の中で感染が早く起こり、結果的(PCR検査のキャパが少ない事も幸いした)に「持ちこたえている」状態にある。楽観は許されないが、欧米に比べて、日本の経済回復が早いという可能性さえある。「ピンチはチャンス」であって、こうした時期に経済本を書くなら、日本の経済回復の早期実現の手段を提言すべきであって、徒に不安を煽っても百害あって一利なしである。
2020年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の財政危機をここ20年来指摘して警鐘を鳴らし続けている著者の新刊である。
読んだのは、ちょうどコロナの緊急事態宣言中で外出自粛期間の2020年4月末。
1. 元銀行のトレーダーだけあり、統計資料等の参照も豊富でそこから導く論理も判りやすい。
2. 展開する論理の内容は、自由市場の解説⇒資本市場の仕組み⇒政府の介入⇒資本市場の商品に生じる歪み⇒対処法という流れ
3. 最後は著者の結論として、すでに資本市場の機能は修復不可能で、政府と日銀の介入は傷を深めるだけと結論
4. 国債を金融商品としてとらえて、国家の資金調達法も、金融商品を売った代金で賄っていることを指摘
ざっとこのような内容がかなり平易な文章で展開されており、読むのに難儀するような書物ではない。
しかし、読後の読者レビューをみると、酷評が多い。
ほとんどが感情的なもので、自己認識と語られる内容とのギャップによる違和感からくるもので、
• 20年来、危機を唱えているが到来していないのを理由に、著者の分析能力を酷評
• 物があふれている今日の状態を引き合いにだし、ハイパーインフレ到来予想を嘲笑
この2点に集約されると思う。
しかし、この書から読み取るポイントはそこではない。
危機的な状況に置かれていないのは、著者の分析が間違ったことが原因ではないし、
ハイパーインフレは受給による物価変動ではなく、世界の通貨制度に起因する相対的な為替取引での円の価値崩壊である点は著者により十分に解説されている。
もっとも、このハイパーインフレに関しての酷評は、著者の表現の過激さが招いた部分も否めない。
ドル円の為替が、現状の110円前後から、1000円になるとか、1万円になるとか、100億円になるとか、
実現もしていないのに実数値で論説を展開するから、ショックを受けた人たちが、現状に関する安心感を得たいため、著者の予想する数値が実現していない事をことさらあげつらい、その文節をからかっている側面もあるように思う。
だが、著者の実数値を基にした予想の文章表現の過激さはともかく、日本の財政は著者が一貫して指摘している通り、財政赤字は増えているし、国債発行残も増えているし、2013年来の異次元緩和で、日銀の国債保有量は驚異的な伸びを見せているのである。これを危機と呼ぶかどうかはともかく、まぎれもない事実である。
そしてそのことに心配ないという楽観論にかんする反証も示されている。
通貨発行は、国家政府の特権であるが、その特権をアンカーする国債は、「金融商品」という商品である。
その金融商品としての国債に生じている歪みを丁寧に解説して、財政赤字楽観論が以下に論理破綻しているかを国債市場取引という仕組みを基に指摘しているのが、この書の良いところである。
国債が商品? 株式のように一般人が参加できないので、国債を金融商品として認識している国民は少ないだろうが、金融商品として取引される国債について、学術的ではなく、実際の市場オペを詳述して解説する部分は、一読に値する。
こうして現状の日本の財政を検証後、その破綻到来時の対策として、著者の市場参加者という経験をもとに、書の終盤ではドル建てのMMFを推奨している。これも読んでいてその通りだとは思うが、この部分に関してはすでにある程度の預金をもつ年配層に向けて語られているのだと思う。もし読者が働き始めたばかりの若い人の場合、この著者の言うように円売りドルMMF買いに手持ち資金を傾けすぎると、日常生活に支障が出るだろうから、これは実行を熟考すべき。少なくとも借金してドルなど買うべきではないだろう。
読者が若い人なら、ご自分の知力、体力、気力で到来するかもしれない危機は乗り越えられるので、この書を読んであまり心配すべきでない。それよりも、もし危機が発生したら、それが去った後のチャンスに、自分がどう行動するかのシナリオを考えるきっかけに読んでおくとよいと思う。少なくとも現状は、政治家が詭弁を弄して語るような、徐々に財政を改善させる政策でなんとかなる水準は超えてしまっているのだから・・・
この書は、いついつに危機が来ると予言をする本ではない。危機がもし発生したら、どういう展開になるかを金融市場取引という側面から解説してくれている本なのである。
読んだのは、ちょうどコロナの緊急事態宣言中で外出自粛期間の2020年4月末。
1. 元銀行のトレーダーだけあり、統計資料等の参照も豊富でそこから導く論理も判りやすい。
2. 展開する論理の内容は、自由市場の解説⇒資本市場の仕組み⇒政府の介入⇒資本市場の商品に生じる歪み⇒対処法という流れ
3. 最後は著者の結論として、すでに資本市場の機能は修復不可能で、政府と日銀の介入は傷を深めるだけと結論
4. 国債を金融商品としてとらえて、国家の資金調達法も、金融商品を売った代金で賄っていることを指摘
ざっとこのような内容がかなり平易な文章で展開されており、読むのに難儀するような書物ではない。
しかし、読後の読者レビューをみると、酷評が多い。
ほとんどが感情的なもので、自己認識と語られる内容とのギャップによる違和感からくるもので、
• 20年来、危機を唱えているが到来していないのを理由に、著者の分析能力を酷評
• 物があふれている今日の状態を引き合いにだし、ハイパーインフレ到来予想を嘲笑
この2点に集約されると思う。
しかし、この書から読み取るポイントはそこではない。
危機的な状況に置かれていないのは、著者の分析が間違ったことが原因ではないし、
ハイパーインフレは受給による物価変動ではなく、世界の通貨制度に起因する相対的な為替取引での円の価値崩壊である点は著者により十分に解説されている。
もっとも、このハイパーインフレに関しての酷評は、著者の表現の過激さが招いた部分も否めない。
ドル円の為替が、現状の110円前後から、1000円になるとか、1万円になるとか、100億円になるとか、
実現もしていないのに実数値で論説を展開するから、ショックを受けた人たちが、現状に関する安心感を得たいため、著者の予想する数値が実現していない事をことさらあげつらい、その文節をからかっている側面もあるように思う。
だが、著者の実数値を基にした予想の文章表現の過激さはともかく、日本の財政は著者が一貫して指摘している通り、財政赤字は増えているし、国債発行残も増えているし、2013年来の異次元緩和で、日銀の国債保有量は驚異的な伸びを見せているのである。これを危機と呼ぶかどうかはともかく、まぎれもない事実である。
そしてそのことに心配ないという楽観論にかんする反証も示されている。
通貨発行は、国家政府の特権であるが、その特権をアンカーする国債は、「金融商品」という商品である。
その金融商品としての国債に生じている歪みを丁寧に解説して、財政赤字楽観論が以下に論理破綻しているかを国債市場取引という仕組みを基に指摘しているのが、この書の良いところである。
国債が商品? 株式のように一般人が参加できないので、国債を金融商品として認識している国民は少ないだろうが、金融商品として取引される国債について、学術的ではなく、実際の市場オペを詳述して解説する部分は、一読に値する。
こうして現状の日本の財政を検証後、その破綻到来時の対策として、著者の市場参加者という経験をもとに、書の終盤ではドル建てのMMFを推奨している。これも読んでいてその通りだとは思うが、この部分に関してはすでにある程度の預金をもつ年配層に向けて語られているのだと思う。もし読者が働き始めたばかりの若い人の場合、この著者の言うように円売りドルMMF買いに手持ち資金を傾けすぎると、日常生活に支障が出るだろうから、これは実行を熟考すべき。少なくとも借金してドルなど買うべきではないだろう。
読者が若い人なら、ご自分の知力、体力、気力で到来するかもしれない危機は乗り越えられるので、この書を読んであまり心配すべきでない。それよりも、もし危機が発生したら、それが去った後のチャンスに、自分がどう行動するかのシナリオを考えるきっかけに読んでおくとよいと思う。少なくとも現状は、政治家が詭弁を弄して語るような、徐々に財政を改善させる政策でなんとかなる水準は超えてしまっているのだから・・・
この書は、いついつに危機が来ると予言をする本ではない。危機がもし発生したら、どういう展開になるかを金融市場取引という側面から解説してくれている本なのである。
2020年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コロナ以前から、藤巻さんのツイッターをずっと読んでおりました。
勉強させて頂きながら、理解が進むにつれ、
ハイパーインフレがとても心配になってきました。
そんな頃、何故かコロナ問題が突然でてきて、あ~・・もう万事休すなのかな。
でも、タイミングがドンピシャリ!藤巻さんのこの本が発売されたことは、
まさに救世主だと思っております。
読みやすく、とても丁寧に説明してくれてますので
経済をしらなくてもスッと理解でき、助かりました!
身を守る準備を早くしなくてはと、毎日が忙しいです。
勉強させて頂きながら、理解が進むにつれ、
ハイパーインフレがとても心配になってきました。
そんな頃、何故かコロナ問題が突然でてきて、あ~・・もう万事休すなのかな。
でも、タイミングがドンピシャリ!藤巻さんのこの本が発売されたことは、
まさに救世主だと思っております。
読みやすく、とても丁寧に説明してくれてますので
経済をしらなくてもスッと理解でき、助かりました!
身を守る準備を早くしなくてはと、毎日が忙しいです。