日本全国のどこにどういうラーメン屋があるか、膨大な食べ歩き記録をまとめた一冊。
ラーメンと地方文化、ラーメンと食文化といった考察部分は弱い。
どんなラーメン屋があって、どの店と交流があって、という全国規模の通史である。
たとえばわが新潟県の関係項目を読んでみると、しっかり正しく書かれている。
新潟県でラーメン好きを自称するなら、ここに出ているくらいの店には行っておくべきだし、知っているべきだ。
ここに触れられていないようなことなら、新潟県人ならではのコアな知識だといえるだろう。
そういう全国版スタンダードのような記録集である。
他県については、名古屋のベトコンラーメンとか初めて聞くものもあって、興味深かった。
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日本ラーメン秘史 (日経プレミアシリーズ) 新書 – 2011/10/12
「『無化調』は本当に美味しいの?」「つけ麺はなぜこんなに流行ったのか」
「行列店が儲かっているとは限らない?」――。
自称“日本一ラーメンを 食べた”著者が、知られざる歴史・製法から、
地域性、流行の変遷、店を見極めるポイントまで、
「一杯」の楽しみ方を語りつくす。
「行列店が儲かっているとは限らない?」――。
自称“日本一ラーメンを 食べた”著者が、知られざる歴史・製法から、
地域性、流行の変遷、店を見極めるポイントまで、
「一杯」の楽しみ方を語りつくす。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済新聞出版
- 発売日2011/10/12
- ISBN-104532260817
- ISBN-13978-4532260811
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「『無化調』は本当に美味しいの?」「つけ麺はなぜこんなに流行ったのか」「行列店が儲かっているとは限らない?」―。自称“日本一ラーメンを食べた”著者が、知られざる歴史・製法から、地域性、流行の変遷、店を見極めるポイントまで、「一杯」の楽しみ方を語りつくす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大崎/裕史
ラーメン評論家、(株)ラーメンデータバンク取締役会長。1959年福島県会津坂下町生まれ。広告代理店勤務を経て、2005年株式会社ラーメンデータバンクを設立。ラーメン複合施設やカップ麺の監修に携わるほか、各誌でラーメン記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ラーメン評論家、(株)ラーメンデータバンク取締役会長。1959年福島県会津坂下町生まれ。広告代理店勤務を経て、2005年株式会社ラーメンデータバンクを設立。ラーメン複合施設やカップ麺の監修に携わるほか、各誌でラーメン記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 日本経済新聞出版 (2011/10/12)
- 発売日 : 2011/10/12
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4532260817
- ISBN-13 : 978-4532260811
- Amazon 売れ筋ランキング: - 594,845位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2012年2月20日に日本でレビュー済み
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3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2011年12月10日に日本でレビュー済み
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著者の大崎裕史氏は株式会社ラーメンデータバンクの取締役会長( [...] )であり、twitter(@oosaki1959)や他blog などでも情報を発信しておりラーメン食べ歩き界では有名人だ。そんな大崎氏が「ここ10年でラーメン業界があまりにも様変わりしてしまったため、これを記録しておかねばならない、という思いで本書を執筆した。」と書いてあります。
本の内容はざっと、第一章:国民食となるまで、第二章:この10年でラーメン業界の何が変わったのか、第三章:人気店の系譜を分析する、第四章:つけ麺がこんなに流行った理由 第五章:さらに進化を遂げるラーメンの姿、 第六章:全国のご当地にある「究極の一杯」とは、となっています。
全体的な感想としては、この本は、大崎氏のようなラーメン業界(ラーメン屋とその周辺ビジネス)を隅々まで知っている人でないと書けない内容で、今まで有りそうで無かったタイプの本だと思います。この本の特徴としてあげられるのは、
1) ラーメン屋の紹介だけではなく、スープの決定要素や麺の加水率など構成具材について基本的なことが分かりやすく書かれている点。
美味しかった/まずかった以外の味のジャッジをして客観的に他人に伝えるために重要な知識です。
2) この15年の人気店の系譜とその人気の分析や限定メニューと製麺所の関係など味のみならずビジネスの観点からラーメンを分析している箇所がある点。
3) それぞれの地方ラーメンの特徴をラーメン店を紹介しながら端的にまとめている点。
4) そして、1) - 3) の内容を一人で執筆している点。
この本の趣旨は、ラーメン屋ガイドではありませんからラーメン店の限定メニュー情報や新店情報などは載ってません。しかし、それぞれのトピックをラーメン屋を引用するか形で書かれ掲載されているラーメン屋の数も多数にのぼるため、ラーメン入門本としては非常に良くできていると思います。従って、ラーメン食べ歩き初心者がこの本を導入編として読むとラーメン食べ歩きの道を外すことはないと思います。あと余談ですが、もしこの本が英訳され海外で出版されたら海外のラーメンマニアは泣いて喜ぶと思います。
特に、この本がお勧めの方としては以下の方々が当てはまると思います。
1) ラーメン食べ歩き歴が少なく次々発行されるラーメン雑誌を購入しすぎて「無駄な出費をしているな〜」と感じている人。
2) 地方へのラーメン食べ歩き遠征を考えている東京在住の人。
いずれにせよ、巷にあふれるラーメン雑誌よりはこの本の賞味期限は長いと思います。したがってラーメン好きであれば、1冊持っていても後で読み返したりできると思うので長い目で見れば得だと思います。
本の内容はざっと、第一章:国民食となるまで、第二章:この10年でラーメン業界の何が変わったのか、第三章:人気店の系譜を分析する、第四章:つけ麺がこんなに流行った理由 第五章:さらに進化を遂げるラーメンの姿、 第六章:全国のご当地にある「究極の一杯」とは、となっています。
全体的な感想としては、この本は、大崎氏のようなラーメン業界(ラーメン屋とその周辺ビジネス)を隅々まで知っている人でないと書けない内容で、今まで有りそうで無かったタイプの本だと思います。この本の特徴としてあげられるのは、
1) ラーメン屋の紹介だけではなく、スープの決定要素や麺の加水率など構成具材について基本的なことが分かりやすく書かれている点。
美味しかった/まずかった以外の味のジャッジをして客観的に他人に伝えるために重要な知識です。
2) この15年の人気店の系譜とその人気の分析や限定メニューと製麺所の関係など味のみならずビジネスの観点からラーメンを分析している箇所がある点。
3) それぞれの地方ラーメンの特徴をラーメン店を紹介しながら端的にまとめている点。
4) そして、1) - 3) の内容を一人で執筆している点。
この本の趣旨は、ラーメン屋ガイドではありませんからラーメン店の限定メニュー情報や新店情報などは載ってません。しかし、それぞれのトピックをラーメン屋を引用するか形で書かれ掲載されているラーメン屋の数も多数にのぼるため、ラーメン入門本としては非常に良くできていると思います。従って、ラーメン食べ歩き初心者がこの本を導入編として読むとラーメン食べ歩きの道を外すことはないと思います。あと余談ですが、もしこの本が英訳され海外で出版されたら海外のラーメンマニアは泣いて喜ぶと思います。
特に、この本がお勧めの方としては以下の方々が当てはまると思います。
1) ラーメン食べ歩き歴が少なく次々発行されるラーメン雑誌を購入しすぎて「無駄な出費をしているな〜」と感じている人。
2) 地方へのラーメン食べ歩き遠征を考えている東京在住の人。
いずれにせよ、巷にあふれるラーメン雑誌よりはこの本の賞味期限は長いと思います。したがってラーメン好きであれば、1冊持っていても後で読み返したりできると思うので長い目で見れば得だと思います。
2011年11月1日に日本でレビュー済み
ネット時代になって以降、ラーメンのトレンドは激しく移り変わっているらしい。つけ麺や超濃厚ブーム、トマトスープというキワモノっぽいのもあり。本書は「麺屋武蔵」「青葉」という次世代型ラーメン店開店以降のラーメンのトレンドを、具材、スープ、ご当地などなど、いろいろな角度から迫る。
紹介されているラーメン屋の数が桁外れに多い。私の家から自転車圏内に4,5軒はあるんじゃないだろうか。電車10分圏だと、ラーメン激戦区と言われる地域をいくつも抱え込んでしまうので20軒を超えてしまう。毎ページ2,3軒のペースで店が紹介される本書は、単なるラーメン史というより、ある種ラーメン店ガイドともいえる。
新書としてはあまりよろしくないが、多分、ラーメン店巡りに興味のない人はピンと来ないと思う。ただ、本書のポリシーとして、単なるうまい店ではなく、つけ麺や油そばなど、何かしらで新機軸を生んだ店を紹介しているのが特徴的。「青葉」や「俺の空」など、ひところの勢いはない店や閉店した店も多く紹介されていて、「教養っぽさ」はあるのではないだろうか。全国各地のご当地ラーメンも詳しく紹介されている。さすがにニューウェーブ沖縄ラーメンを食べに……とまではいかないが、本書片手にさっそく歩いて5分の店に行ってみた。
紹介されているラーメン屋の数が桁外れに多い。私の家から自転車圏内に4,5軒はあるんじゃないだろうか。電車10分圏だと、ラーメン激戦区と言われる地域をいくつも抱え込んでしまうので20軒を超えてしまう。毎ページ2,3軒のペースで店が紹介される本書は、単なるラーメン史というより、ある種ラーメン店ガイドともいえる。
新書としてはあまりよろしくないが、多分、ラーメン店巡りに興味のない人はピンと来ないと思う。ただ、本書のポリシーとして、単なるうまい店ではなく、つけ麺や油そばなど、何かしらで新機軸を生んだ店を紹介しているのが特徴的。「青葉」や「俺の空」など、ひところの勢いはない店や閉店した店も多く紹介されていて、「教養っぽさ」はあるのではないだろうか。全国各地のご当地ラーメンも詳しく紹介されている。さすがにニューウェーブ沖縄ラーメンを食べに……とまではいかないが、本書片手にさっそく歩いて5分の店に行ってみた。
2011年12月17日に日本でレビュー済み
歴史的の長さ的にも、それに携わっている人の多さやこだわりの深さにおいても、ラーメンはすでに日本の立派な文化の一つだと思います。
中国人観光客が「日式ラーメン」を好んで食べに来るというのも、その一つの現れでしょう。
それだけに、文化としてのラーメンを語る本があってもいいのでは、と思っていましたが、まさに本書はそんな思いに答えてくれる本でした。
ラーメンが日本に登場し、広まっていくまでの過程を探るとともに、醤油、塩、味噌、魚介系などいろいろあるラーメンの系統の発祥と展開について解説。
さらには、ここ10年のラーメンのニューウェイブなども紹介していきます。
これらを読んで思うのは、まさに今は「ラーメンの歴史が作られつつある」時代だということ。
どんな文化も、初期の頃はいろいろな亜流が出てきたりして、百家争鳴の時代を経るもの。
その後落ち着くことで文化として確立するのでしょうが、ラーメンはまさに今、その混乱の渦中にあるのだと思います。
その中でプレイヤーとしてラーメンを作り続ける店主たちにちょっとうらやましさを感じつつ、我々食べる側も歴史作りに参加しているのだ、などと、ちと大げさなことを考えたりもしました。
まぁ、そんな大げさなことは考えずとも、ラーメンガイドとしても役立つ一冊ではあります。
やっぱり、うんちくを知っているほうが、ラーメンもよりおいしいというものですし。
中国人観光客が「日式ラーメン」を好んで食べに来るというのも、その一つの現れでしょう。
それだけに、文化としてのラーメンを語る本があってもいいのでは、と思っていましたが、まさに本書はそんな思いに答えてくれる本でした。
ラーメンが日本に登場し、広まっていくまでの過程を探るとともに、醤油、塩、味噌、魚介系などいろいろあるラーメンの系統の発祥と展開について解説。
さらには、ここ10年のラーメンのニューウェイブなども紹介していきます。
これらを読んで思うのは、まさに今は「ラーメンの歴史が作られつつある」時代だということ。
どんな文化も、初期の頃はいろいろな亜流が出てきたりして、百家争鳴の時代を経るもの。
その後落ち着くことで文化として確立するのでしょうが、ラーメンはまさに今、その混乱の渦中にあるのだと思います。
その中でプレイヤーとしてラーメンを作り続ける店主たちにちょっとうらやましさを感じつつ、我々食べる側も歴史作りに参加しているのだ、などと、ちと大げさなことを考えたりもしました。
まぁ、そんな大げさなことは考えずとも、ラーメンガイドとしても役立つ一冊ではあります。
やっぱり、うんちくを知っているほうが、ラーメンもよりおいしいというものですし。
2012年3月29日に日本でレビュー済み
私は年に200杯くらいしかラーメンを食べないから、著者の食べた2万杯をクリアーするには100年かかる。
自分と比較しては著者に大変失礼だが、さすがにそれだけのことはあって全国のラーメン事情について詳しく書いてある。
自分の知ってる店(首都圏)についての記事は「やっぱりなあ」とうなずけるものばかり。
普通のラーメン本は、紹介店の提灯記事ばかりであてにならないが、この本に関してはその心配はなさそうだ。
でも移り変わりの激しい業界なので、どんどん過去の情報になってしまうだろう(その理由もこの本を読めば納得できる)。
現時点での客観的なラーメン本としての価値はある。
2時間位で読めるので、全国どこかに旅をしてラーメンを食べる時のお供に最適だと思う。
自分と比較しては著者に大変失礼だが、さすがにそれだけのことはあって全国のラーメン事情について詳しく書いてある。
自分の知ってる店(首都圏)についての記事は「やっぱりなあ」とうなずけるものばかり。
普通のラーメン本は、紹介店の提灯記事ばかりであてにならないが、この本に関してはその心配はなさそうだ。
でも移り変わりの激しい業界なので、どんどん過去の情報になってしまうだろう(その理由もこの本を読めば納得できる)。
現時点での客観的なラーメン本としての価値はある。
2時間位で読めるので、全国どこかに旅をしてラーメンを食べる時のお供に最適だと思う。
2012年4月18日に日本でレビュー済み
自称「日本一ラーメンを食べた男」がラーメンを語り尽くした一冊。なんとその数は全国9500軒で2万杯以上。その足に裏付けられた情報は、僕みたいな「ラーメンは好きだけど、まだそこまで食べ歩きできていない」という人にぴったり。
これ一冊があれば「日本のラーメンの現状」がすべてわかる、と言っても過言ではないほど、ラーメントリビアに溢れている。
東京以外のラーメン店や、ご当地ラーメンについても言及しているので、全国のラーメンファンも読む価値あり。
これ一冊があれば「日本のラーメンの現状」がすべてわかる、と言っても過言ではないほど、ラーメントリビアに溢れている。
東京以外のラーメン店や、ご当地ラーメンについても言及しているので、全国のラーメンファンも読む価値あり。