土木学会から直接購入しました。
本誌は1865年~1945年までの、戦前に造られた構造物を対象したものです。
私も他のレビュアー同様、表紙から写真集のようなものを想像していたので、本の中身を見た時に、土木構造物のリストがほとんどで、写真は健全度の高い構造物のみがモノクロ写真として掲載されていたのは、正直ガッカリしました。
(他のレビュアーさんは写真が汚いと述べていますが、表紙に掲載されている写真がそのままモノクロになっているようなものなので、いうほど画質は悪くないと思います。)
しかし、読み込んでみるとなかなかに面白いもので、単に何時造られた土木構造物が何処にある、という情報だけではなく「構造物の形式」や「楮物の諸元」、「文化財等への登録の有無」、「構造物の健全度」、「構造物の特徴や解説(1文程度)」、「出典」などが詳細に記載されています。
さらに、これらの情報が都道府県別だけではなく、構造種別(橋やトンネル、ダム、堤防、水門・・・)としても構造形式ごとでリストされているので、また違った視点で読むことができます。
例えば橋梁であれば、「道路橋or鉄道橋」なのか、その中で「木造、鉄筋コンクリート造or鋼橋」なのか、と細かく見ることができるので、時代の変遷に伴う橋梁の作り方の違いを調べることもできると思います。
そういった意味では、本書は学術的に用いるのが一番適していると思います。
廃墟マニア?のように古い構造物に興味があって写真で見たい!というような方には、不満のある本だと思います。
であれば逆に、写真が載っていないなら自分で足を運んで見に行く、そのためのツールとして使ってみるのも良いかと思います。
もしかしたら、自分の住んでいる街にとても貴重な土木構造物があるかもしれませんよ。
インターネットで調べればいいじゃん、という方にとってはそれまでですが、インターネットに載っているのは、こういった本からの引用であることが多く、曲解されていることもあります。
(例えば日本最古の鉄筋コンクリート橋といっても、それが道路橋なのか鉄道橋なのか、形式がアーチなのかラーメンなのか、で意味合いが変わってきます。それをきちんと判別できず、本来は「○○としては日本最古の鉄筋コンクリート橋」にも関わらず、それを「日本に現存する最古の鉄筋コンクリート橋」と曲解しているサイトをしばしば見かけます。)
2800にも及ぶ戦前の土木構造物の情報を県市町村の各自治体の記録から取りまとめた本書、これだけの情報密度は現状インターネットでも拾いきれないと思います。
そういった意味でも、この本はとても貴重なものだと思います。
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日本の近代土木遺産 改訂版: 現存する重要な土木構造物2800選 大型本 – 2006/1/1
土木学会土木史研究委員会
(編集)
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- 本の長さ374ページ
- 言語日本語
- 出版社土木学会
- 発売日2006/1/1
- ISBN-104810605515
- ISBN-13978-4810605518
登録情報
- 出版社 : 土木学会 (2006/1/1)
- 発売日 : 2006/1/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 374ページ
- ISBN-10 : 4810605515
- ISBN-13 : 978-4810605518
- Amazon 売れ筋ランキング: - 587,334位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,562位建築・土木工学
- - 56,453位ビジネス・経済 (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2015年10月9日に日本でレビュー済み
- 2006年1月12日に日本でレビュー済み本書は、2001年に発行された『日本の近代土木遺産―現存する重要な土木構造物2000選』の改訂版である。
旧版ではサブタイトルの通り2000件の土木遺産がリストアップされていたが、今回の改訂版では4割増しの2800件がリストアップされており、しかも値段は据置きである。
並製本で素っ気ない表組みのリストではあるが、本書の発行で、全国各地に点在する貴重な構造物が世に広く知れ渡り、保存への契機となることを信じたい。
- 2020年12月31日に日本でレビュー済みAmazonで購入膨大な資料として、貴重な文献です。改訂もされていて、また買いたいと思います。
- 2014年10月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入表紙には綺麗なカラー写真があり、中身にも土木遺産の写真紹介が
あると思いきや、白黒の汚い写真が数枚あるだけで、
あとは2800箇所の住所等の一覧表が文字でこまごまとあるだけ。
これ見てどうするのか?
これならホームページにある2800のリストからWeb検索して写真探したほうがマシです。
全く実用性の無い本です。