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日本の戦争と平和 単行本 – 2009/5/21

4.2 5つ星のうち4.2 9個の評価

私が石破氏と初めて会ったのは、自民党本部で開かれた「情報衛星に関するプロジェクトチーム」の席だった。当時は北朝鮮による弾道ミサイル・テポドン1号の発射直後で、衛星画像解析の世界的権威、坂田俊文東海大学教授とともにブリーフィングを行った。
石破氏の父・二朗氏(元自治大臣)とは、鳥取県知事と県紙・日本海新聞の記者の間柄でお世話になったが、石破氏とは初対面だった。次に会ったのは、栗栖弘臣元統合幕僚会議議長の追悼会の席だった。このとき石破氏は防衛庁長官をすでに2年ちかく務めており、防衛力のあり方検討会議などによって防衛庁改革を精力的に推進しているところだった。私のほうも小泉内閣の「押しかけブレーン」として自衛隊のイラク派遣などに深く関わり、いわば当事者の立場だった。 直後の8月30日、防衛庁の大臣室で1時間半、主にイラク派遣と米軍再編について二人きりで話し合った。正直私は舌を巻いた。兵器をはじめ、軍事に明るいことは知られていたが、安全保障に関する法律・制度と故事来歴について、日本に並ぶ者がいないのではないかと思うほどのレベルに達していた。
このあと武力攻撃事態対処法などについて私の考えを聞いてもらう機会があったが、石破氏は午後の3時間の時間確保を求め、場所も国会図書館の議員閲覧室を指定してきた。石破氏は、「ここなら必要な資料をすぐに持ってきてもらえますからね。国会図書館は議員活動のためにあるのに、使う人が少ないのは残念です」と苦笑していたが、ここでも私は政治家としての石破氏の真剣さを感じないではいられなかった。
石破氏はその後、福田内閣で防衛大臣に就任し、官僚機構の面従腹背ぶりを目の当たりにすることになる。政策などに通暁している政治家ほど官僚機構から嫌われ、疎まれるが、それだけでは一人前ではない。いかに大臣の主導で決まったものでも、怖がられる面がないことには実行は覚束ない。麻生内閣の農林水産大臣就任直後、官房長を更迭した石破氏には、防衛省での学習の跡が強く感じられた。
本書の対談を始めた直後、話題が自民党総裁選に及んだとき、どちらからともなく「どうして総裁選の候補者は世界の平和、国家の安全を国民に訴えないのだろう。平和と安全があって初めて、安定した経済活動も可能となり、繁栄を実現できるというのに、不思議なことですね」ということになった。翌々日、石破さんは自民党総裁選に立候補し、経済的繁栄の前提となる平和と安全について国民に強くアピールすることになる。総裁選出馬で石破氏に対する国民の評価が上昇したことは周知の通りだ。
中国の『三国志演義』に「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉が出てくる。人の学業や仕事、人間性などがいかに向上したか、よく見なさいという意味である。初対面から6年後に会った石破氏は、政治家としてだけでなく、その言葉を思わせるに十分な軍事専門家に大化けしていた。
ひょっとしたら、大政治家の伝記に大化けするかもしれない。
本書は、ジャーナリスト・坂本衛氏が企画し、対談の構成・まとめを行ったものに、石破、小川が加筆したものである。

商品の説明

著者について

石破茂(いしば・しげる)
1957年生まれ。鳥取県八頭郡出身。
鳥取大学付属小・中学校、慶應義塾高等学校を経て、79年に慶應義塾大学法学部法律学科を卒業し、三井銀行(現・三井住友銀行)入行。
86年7月、旧鳥取県全県区より当時最年少議員として衆議院議員初当選。以来7期連続当選。
内閣では、農林水産政務次官(宮沢内閣)、農林水産総括政務次官・防衛庁副長官(森内閣)、防衛庁長官(小泉内閣)を経て、2007年9月より08年8月まで福田内閣で防衛大臣。08年、自民党総裁選に出馬。同年9月より麻生内閣で農林水産大臣に就任。
09年1月より農政改革担当大臣を兼任。
主な著書に『職業政治の復権』『国防』など。

小川和久(おがわ・かずひさ)
1945年、熊本県生まれ。
陸上自衛隊生徒教育隊、同航空学校修了。同志社大学学部中退。日本海新聞、週刊現代記者を経て84年、日本初の軍事アナリストとして独立。
特定非営利活動法人・国際変動研究所理事長。国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、総務省消防庁消防審議会委員、内閣官房危機管理研究会主査などを歴任。
小渕内閣ではドクターヘリ実現で中心的役割を果たした。専門分野は外交・安全保障・危機管理。
主な著書に『日本の戦争力』『日本は国境を守れるか』『危機と戦う』ほか多数

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ビジネス社 (2009/5/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/5/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 330ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4828415025
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4828415024
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 9個の評価

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石破 茂
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまで軍事や国防について関心があったわけでもないのですが、
NHKで”日米安保50年”みたいなタイトルの特集をみて関心を持ち、
関連しそうなので買ってみました。

軍事装備の具体的な例や、憲法の条文など、ちょっと読みづらいな〜、
マニアックだな〜という部分もありますが、日本とアメリカの関係の本質や、
将来の国際情勢など、新聞やテレビのニュースでは全く報道していない
ことが知れて、読む価値があったなと思える本でした。

石破さんの論理的な説明は、政界ではあまり好かれないということが
書いてありましたが、論理的なゆえに、とても正直に物事をおっしゃって
いるような感じがして好感を持ちました。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年4月2日に日本でレビュー済み
 2009年の本。軍事アナリストの小川和久さん(元・陸自)と政治家の石破茂さんの対談である。
 曰く・・・
 日米戦争のときアメリカは日本以上の国家総動員体制で臨んだ(石破)。
 日本は、領土、領空、領海に敵軍の侵入を許すことを所与のものとして軍隊能力を設計している。領土等への侵入を許すと国民は絶対に巻き込まれる(石破)。
 日米同盟を解消した場合、いまと同じくらいの軍事的安全を保つためには自衛隊の兵力を5倍にする必要がある。国民皆兵でコストカットしたとしても防衛費は20兆円は必要。核武装は国際的孤立リスクがあるため現実的ではない(小川)。
 アメリカは実戦機会が多いのでさまざまな戦闘機をどんどん作れるが、日本は何十年に1回しか作らないので同じようなものは作れない。戦争中は中島飛行機と三菱重工が戦闘機を競作してどんどん失敗し、どんどんレベルアップした。何十年に1回の飛行機が傑作機ということはないのだから国際共同研究や開発、生産を推進すべき(石破)。
 防衛大臣だったころ自衛官にはどんな権限が必要か、どんな装備が必要か具申するように(自衛官に)何回も言ったが、実際の具申はほとんどない(石破)。
 自衛隊は、本当は軍隊になりたくないのかもしれない。軍隊になると栄誉も大きいけれども規律も厳しくなる(石破)。
 防衛大臣だけでなく防衛事務次官や自衛隊高級幹部にも護衛をつけたらどうか。護衛の眼があれば、だらしない飲み方もしなくなるだろう(小川)。
 事務次官の権力は絶大。官僚の任命権は大臣にあるが局長級以上の幹部人事は正副官房長官の検討委員会の了承を経て閣議了解されるという慣例がある。この検討委員会に人事案を出すのが事務次官、という慣例になっている。法律には書いていないが、幹部人事は事務次官がオーケーしないと決まらない仕組みになっている(石破)。
 守屋を事務次官にしたのは石破である。防衛法制に詳しいわけでも装備品に通暁していたわけでもないが人心収攬術が得意だった。繊細、細心なところがある(石破)。小粒官僚が多い防衛庁の中では彼はやはり突出していた(小川)。
 海上自衛官のなり手がなかなかいない。陸自なら朝出かけてその日のうちに帰宅できるが海自はそうではない。大部屋だし、海上では携帯電話も使えないのがきつい(石破)。
 自衛隊には優秀な女性が集まる傾向がある。自衛隊は日本の官庁、企業の中で待遇面での男女格差がもっとも少ないという口コミがある(小川)。
 集団的自衛権は合憲だと思っている(石破)。
 南京「大」虐殺はなかっただろうと思うけれども、1937年当時の南京の日本軍の軍紀が乱れていたため東京から監察官が派遣されていること、南京陥落から4日後に南京入りした松井石根大将が日本軍による略奪・暴行・強姦の報告を受けて激怒していることなどから考え合わせると、よからぬことがあったことだけは事実なのだろう(石破)。
 慰安婦問題で強調しなければならないことは、日本軍による組織的強制連行はなかったこと(これは軍紀と軍の威信を保つことに背反するから考え方として成り立たない)、組織的強制連行がなかったとしても業者を介した間接的強制等は否定出来ないのだからそれについては謝罪しこのようなことが起こらないように行動していくこと、の2点(小川)。
 独立国家が安全を保ち、外交力を備えるには、信頼関係を醸成し(戦争責任の明示、平和憲法の制定)、平和創造力を整備し(侵略不可能な構造の防衛力、PKO、文化学術交流)、同盟関係を選択する(日米安保などによる補完)の3段階が必要(小川)。
 数年前、北朝鮮が核保有宣言する可能性について荒谷一佐が言及した時、その場にいた自衛隊の制服組も安全保障学者も全否定だったらしい。日本の専門家といってもその程度。地道な研究や調査の積み上げがないし、物事を本気で考えていない。防衛官僚も同じ(小川)。
 日本が核武装しようとするともっとも反対するのはアメリカ。それでも核武装すると経済制裁され、国際的に孤立する。ウランも手に入らなくなるので原子力発電もできない。技術面だけでみると核武装は3年くらいで可能だが、イージス艦の情報すら漏れるような日本なので核開発情報を3年も守りきれるか疑問(小川)。
 ドイツは徴兵制を維持している。第一次世界大戦のあとに徴兵制をやめたため、軍隊が社会から乖離し、この特殊な軍隊がヒトラーのナチスを産み、ドイツを救ってくれるのは彼だと国民が熱狂的に支持したという経緯がある。軍隊を国民から遊離させないために徴兵制を維持している。また良心的兵役拒否が可能であり、その場合は社会福祉施設で働く。徴兵制であまねく兵を入隊させることで若者に軍への興味をもたせるという意味もある(石破)。
 などなど。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか分かりやすくていいです

本のおびに付いている 爆笑問題の太田は好きではないので、すこし嫌でしたが

内容はさすがの二人なのでちゃんとしてます
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読むと日本が抱える安全保障上の問題について知ることができます。

その内容は法律、制度上の問題から、個人の意識の問題まで多岐に渡っています。
そして、それぞれが考えさせられる内容となっており、とても勉強になりました。

この本は問題意識を持つ良いきっかけになると思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月13日に日本でレビュー済み
実は、石破さんは、戦争はいやだとほかの本でも
書かれています。
おもうに、それは日本人の反省からきてるわけです。
けして弱いわけではない。
だけど、それをしてもなにもなりません。
ただ、国連での協力上、PKO国防軍にしたいみたいですが・・・
憲法の専守防衛は、間違っていない。悲劇です。
これは、私の個人的意見です。
ゆるやかな時の中で、風と戯れて、遊んだほうが・・・
いいにきまってる。
2009年7月26日に日本でレビュー済み
日本の安全保障を軍事・外交両面から具体的な根拠を伴って冷静に評価している良書。日本が抱える安全保障に関わる課題と論争をここまで集約・網羅的に理解できる形でまとめることができている書物はない。この分野ではそれぞれの論点に係わって一般向けの書物としても数百もの書物がでており、一般の多くの人には、それらを読めば、その時々に、どの書物も説得力があると思える。そしてその書物を批判する他の書物を読まないかぎり、それが正しくも思える。ある意味でそれぞれの方が影響を受けたグループの言いなり的な読みしかできない人も多い。批判的な読みをできる能力こそ育てねばならないのに、ただただ自分(や自分を囲む集団)の好む読みを暗記し、その暗記した知識?で論争するやからも多い。
そうではない、批判的な読み方がこの書物をとおして初めて多くの一般の人に開かれたような気がします。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年3月23日に日本でレビュー済み
日本の自衛隊の役割やあり方について、膨大な勉強量と深い洞察に基づいて、問題提起しています。立ち入った内容が多いですが、自衛隊の抱える問題点を知るのに大変役立つ本です。石破氏は日本の政治家の問題意識が低すぎることに危機感を抱いており、思いつきや情緒に寄らぬ論理的な議論が広まることを望んでいます。氏の真面目さや使命感が良く伝わってくる書です。帯で太田氏が”喜劇的”と言っていますが、これは全く意味不明で、中身を読んでいないのがバレバレです。 
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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