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日本の住まいの新基準 低燃費住宅 (Lib) 単行本 – 2012/10/13
早田 宏徳
(著)
購入を強化する
未来の子供たちのために「低燃費住宅」を造り続ける
私は2008年に独立するまで、山梨県、宮城県仙台市の2つのビルダーの
営業責任者として、約3300棟の住宅のお引き渡しを体験してきました。
特に宮城県のビルダーでは、1年間で300棟以上のお客様に住宅をご提供し、
県内でトップクラスのシェアを誇っていました。それも“安かろう悪かろう"
のローコスト住宅ではなく、高性能な省エネルギー住宅でした。
激戦区の宮城県、仙台市のマーケットで供給数でもナンバーワンにも
なれたのです。「日本でもトップクラスの良い家を造っている! 」という
自信に充ち溢れていました。
しかし、ドイツ住宅市場の視察に行ったことで私の自信は崩れ去りました。
何と私自身は最高峰だと自負していた家が、ドイツでは建築基準法違反の家、
法律違反の家だったのです。サッシも断熱材も良いモノを使っていると思って
いたのですが、世界の基準からすると、はるかに性能不足だったのです。
ドイツと日本の住宅の省エネ性能差は4倍! 本書内でも紹介しますが、
家の燃費性能を公平に評価する「エネルギーパス」でも日本とドイツの住宅では
4倍の性能差があります。
この話をすると日本人は大概、「ドイツは寒いからね」と言います。
しかし一般的なドイツの気候は仙台レベルです。
夏には最高気温41度を記録したこともあります。
冬は日本の北海道の方がはるかに厳しい気象条件です。
気象条件は言うほど差はないのです。
ほぼ同じ国土、人口。同じ敗戦国として戦後、高い技術力と勤勉さで世界有数の
経済大国として復活を遂げた日本とドイツ。
まさにほとんど同じ道を歩んできた両国ですが、なぜ住宅だけはここまで大きな
開きが生まれ、何十年も後塵を拝することとなったのか。理解できませんでした。
ドイツが住宅の省エネルギー化をここまで強く推進してきた理由は、「自分たち
の商売のため」ではない。「未来の子供たちのため」だったのです。
我々日本人は、この言葉を胸に抱きながら、これまで家づくりをしてきただろうか…。
ドイツも、1970年代に2度のオイルショックを経験しました。それを 機に原子力
発電の建設が本格化することとなったのです。
しかし、1986年、チェルノブイリ原発事故が発生しました。この大事故を境に
日本とドイツは違う道を歩むこととなりました。
ドイツの大人たちはこう考えました。
「未来の子供たちのために、原発なんてなくても暮らせる社会を作る必要がある。
エネルギーを使わなくても快適に暮らせる社会を作ろう! 」
そのために真っ先に着手したのが住宅の「低燃費化」でした。住宅において暖房
エネルギーの割合の高いドイツでは、エアコンやストーブがなくても快適に暮ら
せる家に、少しずつ変えていったのです。
それから26年。ドイツのメルケル首相は「2022年までの原子力発電 を0%にする」
と宣言しました。あの時に「二度とあのような悲しい体験や思いを子供たちに
させてはならない」と強く誓ったドイツの大人たちはその目標を達成しようと
しているのです。
今、日本は岐路に立たされています。 チェルノブイリ原発事故に匹敵する
大惨事が目の前で起きたにも関わらず、日本の建築業界の大人たちはエネルギー
がなくても快適な家を造ろうとしていません。逆にエネルギーがなければ動かな
い「機械」、壊れたら使えない「メカ」ばかりを装備した住宅を造っています。
またもや日本人は、ドイツが選んだ道とは別の道をも歩もうとしています。
今、日本の住宅業界が進もうとしている家づくりの方向性は、間違っている
と思っています。
当時のドイツの大人たちと同じく、「低燃費住宅」を普及させることが先決
だと考えています。
未来の子供たちの笑顔のためにも、低燃費な住まいづくりが当たり前となる
ことを願っています。
私は2008年に独立するまで、山梨県、宮城県仙台市の2つのビルダーの
営業責任者として、約3300棟の住宅のお引き渡しを体験してきました。
特に宮城県のビルダーでは、1年間で300棟以上のお客様に住宅をご提供し、
県内でトップクラスのシェアを誇っていました。それも“安かろう悪かろう"
のローコスト住宅ではなく、高性能な省エネルギー住宅でした。
激戦区の宮城県、仙台市のマーケットで供給数でもナンバーワンにも
なれたのです。「日本でもトップクラスの良い家を造っている! 」という
自信に充ち溢れていました。
しかし、ドイツ住宅市場の視察に行ったことで私の自信は崩れ去りました。
何と私自身は最高峰だと自負していた家が、ドイツでは建築基準法違反の家、
法律違反の家だったのです。サッシも断熱材も良いモノを使っていると思って
いたのですが、世界の基準からすると、はるかに性能不足だったのです。
ドイツと日本の住宅の省エネ性能差は4倍! 本書内でも紹介しますが、
家の燃費性能を公平に評価する「エネルギーパス」でも日本とドイツの住宅では
4倍の性能差があります。
この話をすると日本人は大概、「ドイツは寒いからね」と言います。
しかし一般的なドイツの気候は仙台レベルです。
夏には最高気温41度を記録したこともあります。
冬は日本の北海道の方がはるかに厳しい気象条件です。
気象条件は言うほど差はないのです。
ほぼ同じ国土、人口。同じ敗戦国として戦後、高い技術力と勤勉さで世界有数の
経済大国として復活を遂げた日本とドイツ。
まさにほとんど同じ道を歩んできた両国ですが、なぜ住宅だけはここまで大きな
開きが生まれ、何十年も後塵を拝することとなったのか。理解できませんでした。
ドイツが住宅の省エネルギー化をここまで強く推進してきた理由は、「自分たち
の商売のため」ではない。「未来の子供たちのため」だったのです。
我々日本人は、この言葉を胸に抱きながら、これまで家づくりをしてきただろうか…。
ドイツも、1970年代に2度のオイルショックを経験しました。それを 機に原子力
発電の建設が本格化することとなったのです。
しかし、1986年、チェルノブイリ原発事故が発生しました。この大事故を境に
日本とドイツは違う道を歩むこととなりました。
ドイツの大人たちはこう考えました。
「未来の子供たちのために、原発なんてなくても暮らせる社会を作る必要がある。
エネルギーを使わなくても快適に暮らせる社会を作ろう! 」
そのために真っ先に着手したのが住宅の「低燃費化」でした。住宅において暖房
エネルギーの割合の高いドイツでは、エアコンやストーブがなくても快適に暮ら
せる家に、少しずつ変えていったのです。
それから26年。ドイツのメルケル首相は「2022年までの原子力発電 を0%にする」
と宣言しました。あの時に「二度とあのような悲しい体験や思いを子供たちに
させてはならない」と強く誓ったドイツの大人たちはその目標を達成しようと
しているのです。
今、日本は岐路に立たされています。 チェルノブイリ原発事故に匹敵する
大惨事が目の前で起きたにも関わらず、日本の建築業界の大人たちはエネルギー
がなくても快適な家を造ろうとしていません。逆にエネルギーがなければ動かな
い「機械」、壊れたら使えない「メカ」ばかりを装備した住宅を造っています。
またもや日本人は、ドイツが選んだ道とは別の道をも歩もうとしています。
今、日本の住宅業界が進もうとしている家づくりの方向性は、間違っている
と思っています。
当時のドイツの大人たちと同じく、「低燃費住宅」を普及させることが先決
だと考えています。
未来の子供たちの笑顔のためにも、低燃費な住まいづくりが当たり前となる
ことを願っています。
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社いしずえ
- 発売日2012/10/13
- 寸法1.6 x 14.85 x 21 cm
- ISBN-104861310369
- ISBN-13978-4861310362
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商品の説明
出版社からのコメント
住宅を購入する事。一般の方なら、生涯で一番大きな買い物になります。
「土地」「住宅」2000万、3000万という数字に驚きます。生涯収入の25%
にもなると言われる住宅コスト。少しでも安く建築したい!
【ここに大きな落とし穴】があります。住宅におけるライフサイクルコスト、
いわゆる【住宅における一生涯のコスト】ですが、建築費、住宅ローン金利も
大事ですが、それ以外にも【改修費】【光熱費】【建て替えコスト】複雑に絡みます。
他にも、住宅の立地条件、通風、採光、カビ、健康被害、全てのことを網羅した方を、
皆さんの周りに探すのは大変なことです。
家を新築する前に、ぜひ「低燃費住宅」をご一読ください。
「土地」「住宅」2000万、3000万という数字に驚きます。生涯収入の25%
にもなると言われる住宅コスト。少しでも安く建築したい!
【ここに大きな落とし穴】があります。住宅におけるライフサイクルコスト、
いわゆる【住宅における一生涯のコスト】ですが、建築費、住宅ローン金利も
大事ですが、それ以外にも【改修費】【光熱費】【建て替えコスト】複雑に絡みます。
他にも、住宅の立地条件、通風、採光、カビ、健康被害、全てのことを網羅した方を、
皆さんの周りに探すのは大変なことです。
家を新築する前に、ぜひ「低燃費住宅」をご一読ください。
内容(「BOOK」データベースより)
「あんなエアコンだらけの家のドコがスマートなのか?」勘違いだらけの「スマートハウス」ブームをぶった切る!低燃費住宅普及の会が実践する、エアコンに頼らなくても、我慢しなくても、快適に暮らせる住宅設計7つのポイントとは何か。
著者について
エンドユーザー様の住宅建築に第一線で15年携わる。2007年にドイツ研修後、独立。世界の住宅、不動産価値と 日本におけるギャップを感じ、日々プロ向けセミナー、研修で住宅業界の底上げに邁進中! !
これまでの経歴として、左官職人からスタートし、外壁工事にて独立、その後住宅会社にヘッドハンティング、山梨、長野、静岡、宮城と複数地域での住宅建築3000棟完成させる、取締役を12年。東北電力、大阪ガス、トステム、毎日新聞など大手企業のセミナーなど行っています。
これまでの経歴として、左官職人からスタートし、外壁工事にて独立、その後住宅会社にヘッドハンティング、山梨、長野、静岡、宮城と複数地域での住宅建築3000棟完成させる、取締役を12年。東北電力、大阪ガス、トステム、毎日新聞など大手企業のセミナーなど行っています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
早田/宏徳
エンドユーザー様の住宅建築に第一線で15年携わる。2007年にドイツ研修後、独立。世界の住宅、不動産価値と日本におけるギャップを感じ、日々プロ向けセミナー、研修で住宅業界の底上げに邁進中。(社)日本エネルギーパス協会/代表理事。(社)クラブ・ヴォーバン/代表理事。(株)低燃費住宅・四国/代表取締役。マングローブ・クリエーション(株)/代表取締役。マングローブ・エナジー(株)/代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
エンドユーザー様の住宅建築に第一線で15年携わる。2007年にドイツ研修後、独立。世界の住宅、不動産価値と日本におけるギャップを感じ、日々プロ向けセミナー、研修で住宅業界の底上げに邁進中。(社)日本エネルギーパス協会/代表理事。(社)クラブ・ヴォーバン/代表理事。(株)低燃費住宅・四国/代表取締役。マングローブ・クリエーション(株)/代表取締役。マングローブ・エナジー(株)/代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : いしずえ (2012/10/13)
- 発売日 : 2012/10/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 189ページ
- ISBN-10 : 4861310369
- ISBN-13 : 978-4861310362
- 寸法 : 1.6 x 14.85 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 912,659位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,192位住宅建築・家づくり (本)
- - 1,699位住宅建築
- - 35,833位社会学概論
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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星5つ中の3.4
4 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
低燃費住宅の考えが日本だけでなく海外の様子なども勉強できる本。
住宅を依頼するにしても、日本各国それぞれどんな建築家にお願いするのがいいのか大まかな参考になる本です。
私もこの本をきっかけに、最寄りの地域の省燃費住宅に力を入れている建築家さんの講習を受ける機会を頂いて、今も尚、いつ建てて手もいいように勉強中です。
この本をきっかけに、人生がいい方向に向かうお家を少しでも多くの方に知っていただきます様、推奨します(^_-)-☆
住宅を依頼するにしても、日本各国それぞれどんな建築家にお願いするのがいいのか大まかな参考になる本です。
私もこの本をきっかけに、最寄りの地域の省燃費住宅に力を入れている建築家さんの講習を受ける機会を頂いて、今も尚、いつ建てて手もいいように勉強中です。
この本をきっかけに、人生がいい方向に向かうお家を少しでも多くの方に知っていただきます様、推奨します(^_-)-☆