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新装版 箱根の坂(下) (講談社文庫) 文庫 – 2004/6/15

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商品の説明

内容紹介

新装版 司馬遼太郎の名作

関東制覇を目指して、先ず伊豆を切り取った早雲は、越えがたい箱根の坂を越えて、ついに小田原攻略に成功した。まさにその時、戦国の幕が切って落とされたのである。伝統的教養と近代的領国経営法で関東の覇者となり、治世の理想を実現させ、歴史を変えていった男、北条早雲の一生を描いた傑作長編小説完結。

内容(「BOOK」データベースより)

関東制覇を目指して、先ず伊豆を切り取った早雲は、越えがたい箱根の坂を越えて、ついに小田原攻略に成功した。まさにその時、戦国の幕が切って落とされたのである。伝統的教養と近代的領国経営法で関東の覇者となり、治世の理想を実現させ、歴史を変えていった男、北条早雲の一生を描いた傑作長編小説完結。

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登録情報

  • 文庫: 488ページ
  • 出版社: 講談社; 新装版 (2004/6/15)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062748037
  • ISBN-13: 978-4062748032
  • 発売日: 2004/6/15
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5 17件のカスタマーレビュー
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トップカスタマーレビュー

投稿者 リオ トップ1000レビュアー 投稿日 2007/7/31
形式: 文庫 Amazonで購入
伊勢新九郎が,早雲として台頭し,勢力を拡大してゆく晩年が描かれています。

晩年の早雲は,次々と名家を滅ぼし領地を拡大したため,一般的には,
悪賢い成り上がり者の大悪人といったイメージもありますが,筆者は
早雲に好意をもち,救世済民の英雄のように描いています。

農民が飢えずに暮せるユートピアの実現を目指す理想家の一面と,
農民厚遇を占領・宣撫政策としても利用した功利主義者の一面を
併せ持つ魅力的な人物として描いています。

晩年の早雲は,伊豆公方を追い出し伊豆を取り,箱根を超えて
小田原を取り,三浦一族を追い詰め相模を切り取り,関東に
確固たる勢力基盤を確立しますが,武力闘争による勢拡大ではなく,
政策の結果としての勢力拡大を行います。
最後は,戦闘で決しますが,戦闘に至るまで,5年,10年,15年
という長い時間をかけています。
領土的野心に燃えるどん欲なだけの武将が持ち得ない気の長さも,
早雲の実像が本書に描かれている早雲と近いものだったことの証拠のように思えます。
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形式: 文庫
 司馬さんは、「あとがき」の中で、「箱根の坂」という題名には、いろいろな意味をこめたと述べておられるが、いろんなものが詰まった「箱根の坂」だったと思う。北条早雲は、戦国を始めた。下剋上を始めた。戦国や下剋上の開始が「箱根の坂」を越えることだったと言える。

 

 それまでは、お家騒動の延長で、応仁の乱などの戦は、たくさんあったが、その守護の領内や主権が及ぶ範囲内での戦であった。違う領国の者が、他人の領国を奪うなどという発想は、ほぼなかった。

 しかし、早雲は、民のため、孟子が唱えるような徳治の政治を実現するために、あの坂を越えた。そのことは、結果として日本が戦国を始めることになった。
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形式: 文庫
北条早雲が、伊勢新九郎として京都で小官吏をしていた時代から、今川氏親を助けて駿東の地頭となり、
伊豆、小田原を占領して戦国期の北条家の基盤を作るまでを描いた一作です。

小説ですから、本書の優れた点というのはその面白さに尽きるわけですが、
それになお付け加えるなら、室町から戦国期へと時代が変わっていく時代背景を分析し、
書き込んだ見事さではないかと思います。

それが一番現れるのは、この下巻の小田原攻略戦ですね。
大森家の嫡子であるだけの理由で、毒にも薬にもならないような人物でありながら
西相模の指導者となった大森藤頼について、
早雲は自分の領内の経済基盤を安定化させるために西相模に侵攻することを決意するわけですが、
特に悪政というわけでもない藤頼の領土へ侵攻するにあたって、早雲はその正当性に逡巡を続けます。

この早雲の逡巡を描き切るところに、ほかの歴史小説にはない筆者の作品の魅力があるのではないかと思います。
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形式: 文庫
北条早雲が戦国大名として相模を制圧するまでを
描いています。

北条早雲は野心的に下剋上を行う人ではなく
国人たちの国をたてることを望み、
時代もそのように大きく変化していた
ことを感じることができます。

時の流れをじっくりと待ち、
歳をとるのを忘れたかのような早雲が
箱根の坂をゆっくりと越える。
さわやかな感動が得られます。
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形式: 文庫
北条早雲に関する本を探し、本書を購入しました。
下巻は、四公六民を貫くために領地が不足し、伊豆を獲ろうと決断するところから始まります。
堀越公方・政知の訃報に接して政知に初めて会った時を回想、茶々丸を討ちに伊豆を攻め獲り、
伊豆を守るために扇谷上杉と手を組みます。
相模の三浦家の内情を解説して、三浦時高と養子・義同の対立を描きます。
両上杉家の対立で扇谷上杉定正が討死し、箱根の坂を越えて小田原を獲り、88年の生涯を振り返って終わります。
所々に諸情報を加え、さすが大御所と感じる構成ですが、フィクションですのでご注意を。
また、小田原を獲った後の記述には、間延び感を覚えました。
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