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新薬の狩人たち――成功率0.1%の探求 単行本 – 2018/6/5
ドナルド R キルシュ
(著),
オギ オーガス
(著),
寺町 朋子
(翻訳)
&
0
その他
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佐藤健太郎氏(サイエンスライター。『世界史を変えた薬』)推薦!
「この分野の金字塔として長く読み継がれていくことだろう」(本書解説より)
ケシの実、青カビ、ブタの膵臓……
人類はあらゆる材料を駆使して新薬をつくりだしてきた!
科学者の創薬プロジェクトが医薬品に結実する可能性は、わずか0.1%にすぎない。
ペニシリンやアスピリン、インスリンなど、現代の私たちが恩恵を受ける薬の数々は、
そうした困難な研究プロセスを経て実用化にいたった、まさに「夢の薬」なのだ。
新薬の狩人(ドラッグハンター)たちの挑戦の歴史を、
創薬の第一線で35年にわたり活躍する研究者が描き出す。
薬に対するあなたの理解を一変させる科学ノンフィクション。
解説:佐藤健太郎
「この分野の金字塔として長く読み継がれていくことだろう」(本書解説より)
ケシの実、青カビ、ブタの膵臓……
人類はあらゆる材料を駆使して新薬をつくりだしてきた!
科学者の創薬プロジェクトが医薬品に結実する可能性は、わずか0.1%にすぎない。
ペニシリンやアスピリン、インスリンなど、現代の私たちが恩恵を受ける薬の数々は、
そうした困難な研究プロセスを経て実用化にいたった、まさに「夢の薬」なのだ。
新薬の狩人(ドラッグハンター)たちの挑戦の歴史を、
創薬の第一線で35年にわたり活躍する研究者が描き出す。
薬に対するあなたの理解を一変させる科学ノンフィクション。
解説:佐藤健太郎
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2018/6/5
- 寸法13.7 x 2 x 19.4 cm
- ISBN-104152097728
- ISBN-13978-4152097729
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商品の説明
出版社からのコメント
「創薬は、人を助けることに結びつく尊い仕事だ。とはいえ、成功が莫大な利益につながる可能性もあることから、その過程では競争、確執、駆け引き、金目当ての思惑、一か八かの賭けなど、いろいろな要素が交錯する。著者はドラッグハンターについて、プロのポーカープレイヤーに似ており、勝負を有利に運べる知識や技術を備えているが運に翻弄されると形容している。その言葉どおり、本書では驚きの展開にいくつも出会えるだろう」(訳者あとがきより)
内容(「BOOK」データベースより)
ケシの実、青カビ、ブタの膵臓…人類はあらゆる材料を駆使して新薬をつくりだしてきた!科学者の創薬プロジェクトが医薬品に結実する可能性は、わずか0.1%にすぎない。ペニシリンやアスピリン、インスリンなど、現代の私たちが恩恵を受ける薬の数々は、そうした困難な研究プロセスを経て実用化にいたった、まさに「夢の薬」なのだ。新薬の狩人たちの挑戦の歴史を、創薬の第一線で35年にわたり活躍する研究者が描き出す。薬に対するあなたの理解を一変させる科学ノンフィクション。
著者について
[著者紹介]
ドナルド・R・キルシュ(Donald R. Kirsch)
35年以上の経歴をもつ新薬研究者(ドラッグハンター)。ラトガース大学で生化学の学士号を、プリンストン大学で生物学の修士号と博士号を取得。スクイブ社(現ブリストル・マイヤーズ・スクイブ)、アメリカン・サイアナミッド社、ワイス社(ともに現ファイザー)、カンブリア・ファーマシューティカルズ社で抗感染症薬や抗真菌薬、抗ガン剤の開発や機能ゲノミクス研究に携わる。これまでに医薬品関連の特許を24件取得、50本を超える論文を執筆している。現在はバイオ/製薬業界コンサルタントとして活躍するほか、ハーバード大学エクステンション・スクールで新薬探索の講義を担当する。
オギ・オーガス(Ogi Ogas)
サイエンスライター。《ウォール・ストリート・ジャーナル》紙や《ボストン・グローブ》紙、《ワイアード》誌などに寄稿。著書に『性欲の科学』(サイ・ガダムとの共著)など。
[訳者略歴]
寺町朋子(てらまち・ともこ)
翻訳家。京都大学薬学部卒業。企業で医薬品の研究開発に携わり、科学書出版社勤務を経て現在にいたる。訳書にハート『ドラッグと分断社会アメリカ』、ホルト『世界はなぜ「ある」のか?』(以上早川書房刊)、シルバータウン『なぜ老いるのか、なぜ死ぬのか、進化論でわかる』ほか多数。
ドナルド・R・キルシュ(Donald R. Kirsch)
35年以上の経歴をもつ新薬研究者(ドラッグハンター)。ラトガース大学で生化学の学士号を、プリンストン大学で生物学の修士号と博士号を取得。スクイブ社(現ブリストル・マイヤーズ・スクイブ)、アメリカン・サイアナミッド社、ワイス社(ともに現ファイザー)、カンブリア・ファーマシューティカルズ社で抗感染症薬や抗真菌薬、抗ガン剤の開発や機能ゲノミクス研究に携わる。これまでに医薬品関連の特許を24件取得、50本を超える論文を執筆している。現在はバイオ/製薬業界コンサルタントとして活躍するほか、ハーバード大学エクステンション・スクールで新薬探索の講義を担当する。
オギ・オーガス(Ogi Ogas)
サイエンスライター。《ウォール・ストリート・ジャーナル》紙や《ボストン・グローブ》紙、《ワイアード》誌などに寄稿。著書に『性欲の科学』(サイ・ガダムとの共著)など。
[訳者略歴]
寺町朋子(てらまち・ともこ)
翻訳家。京都大学薬学部卒業。企業で医薬品の研究開発に携わり、科学書出版社勤務を経て現在にいたる。訳書にハート『ドラッグと分断社会アメリカ』、ホルト『世界はなぜ「ある」のか?』(以上早川書房刊)、シルバータウン『なぜ老いるのか、なぜ死ぬのか、進化論でわかる』ほか多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
キルシュ,ドナルド・R.
35年以上の経歴をもつ新薬研究者(ドラッグハンター)。ラトガース大学で生化学の学士号を、プリンストン大学で生物学の修士号と博士号を取得。スクイブ社(現ブリストル・マイヤーズ・スクイブ)、アメリカン・サイアナミッド社・ワイス社(ともに現ファイザー)、カンブリア・ファーマシューティカルズ社で抗感染症薬や抗真菌薬、抗ガン剤の開発や機能ゲノミクス研究に携わる。これまでに医薬品関連の特許を24件取得、50本を超える論文を執筆している。バイオ/製薬業界コンサルタントとして活躍するほか、ハーバード大学エクステンション・スクールで新薬探索の講義を担当する
オーガス,オギ
サイエンスライター。“ウォール・ストリート・ジャーナル”紙や“ボストン・グローブ”紙、“ワイアード”誌などに寄稿
寺町/朋子
翻訳家。京都大学薬学部卒業。企業で医薬品の研究開発に携わり、科学書出版社勤務を経て現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
35年以上の経歴をもつ新薬研究者(ドラッグハンター)。ラトガース大学で生化学の学士号を、プリンストン大学で生物学の修士号と博士号を取得。スクイブ社(現ブリストル・マイヤーズ・スクイブ)、アメリカン・サイアナミッド社・ワイス社(ともに現ファイザー)、カンブリア・ファーマシューティカルズ社で抗感染症薬や抗真菌薬、抗ガン剤の開発や機能ゲノミクス研究に携わる。これまでに医薬品関連の特許を24件取得、50本を超える論文を執筆している。バイオ/製薬業界コンサルタントとして活躍するほか、ハーバード大学エクステンション・スクールで新薬探索の講義を担当する
オーガス,オギ
サイエンスライター。“ウォール・ストリート・ジャーナル”紙や“ボストン・グローブ”紙、“ワイアード”誌などに寄稿
寺町/朋子
翻訳家。京都大学薬学部卒業。企業で医薬品の研究開発に携わり、科学書出版社勤務を経て現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2018/6/5)
- 発売日 : 2018/6/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4152097728
- ISBN-13 : 978-4152097729
- 寸法 : 13.7 x 2 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 208,741位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 146位化学一般関連書籍
- - 336位薬学 (本)
- - 30,696位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事に疲れたときなどにノンフィクション本を読むと,思わず内容にのめり込み,気持ちが高ぶり,疲れが消えていく…そんな書籍に10年に1度ぐらい出会えることがあります.
本書はそんな一冊です.
そもそもなぜ人類の病に効能のある薬草が自然界に存在するのか? 人類が生きていくうえで病気を避けて通ることはできないでしょう.しかし,自然界を探しまくれば,たいていの病には効果のある薬草が見つかってきたことが不思議でしょうがありません.これは本書の冒頭でキルシュも述べていますが,人類を創造した神が,あらかじめ自然界に薬草を隠しているからとしか考えられません.そして人類は有史以前から,営々と探し続けているのです.
人類は原始時代から自然界に薬効のある植物を見い出してきました.それは気が遠くなるほど数多くの試行錯誤と,子々孫々営々と引き継がれた知識と知恵の産物です.よく知られた麻薬:アヘンやモルヒネやヘロインの原材料となる芥子の実を人類が利用しはじめたのは,紀元前のことだそうです.中世には,錬金術師のような人々があれこれ試行錯誤しますが,効果に信憑性のある医薬品は,ゆきあたりばったりの試行錯誤によってしか発見できませんでした.
そして19世紀に入ると化学合成によって新薬を見つけ出せるようになりますが,ほとんど偶然の産物といえるような発見ばかりです.
人類は21世紀の今日に至っても,狙ったとおりの効果がある医薬品を創薬するすべをもたず,いまだに日々かたっぱしから試行錯誤することによって新薬を見つけ出すのが常道だそうです.
本書には実在の人物,有名な製薬メーカー,有名な医薬品名や医薬品ブランド名が登場します.それらがたくさん紹介されていて,たまらなく面白い!それぞれの医薬品の誕生の背景,新薬発見の舞台裏が関係者の実名とともに語られます.たいていの医薬品はもともと目指していた用途ではなくて,たまたま発見された薬効が注目されて商品化され,営業的な大成功につながった例が多いのです.なかには真の新薬発見者ではなくて,単なる脇役が政治的な理由で新薬発見者として世間に名を残したりします.医薬が専門でない天才エンジニアが開発した薬物が,医薬品業界ではまったく相手にされず,思いあまってメキシコの無名製薬会社を安く買収して独自に医薬品を発売して一生使い切れないほどの財産を築いた話とか,若い頃から劣等感にさいなまれながら,難度も挫折しつつ特効薬の開発に成功し,ノーベル医学賞も受賞したのに,授賞式への出席を断った人とか….
なぜ今日の代表的な製薬メーカーの数々がドイツのライン川沿いで誕生しているかとか,ロックフェラーが創業したスタンダードオイルが医薬品開発の礎になったとか…,あまり書きすぎるとネタバレになるので,残りは本書を読んでのお楽しみです(^^)ノ
なぜ本書のような名著が生まれたか,それは35年以上にわたって自身がドラッグ・ハンターとして人生をすごした著者のドナルド・キルシュ氏と,薬学部を卒業し企業で新薬開発に携わった経験があり医薬品開発に関する専門知識をもつ翻訳者の寺町朋子さんのコンビがあったからだろうと思います.原著はもともと名著だと思うのですが,いわば医薬品の専門家である翻訳者が翻訳したからこそ,原著の記述が見事に読みやすくかつ適切に翻訳されているように思うのです.
新薬を追い求める研究者は世界中に多々いますが,なんらかの成果を残せるのは1000人に一人,つまり0.1%の確率だそうです.医薬品に限らず研究職の歩んだ跡は,一般に死屍累々の荒野で,それら屍を乗り越えて目標に挑み続け,ひとにぎりの研究者だけが世に成果を残し,他は顧みられず忘れ去られるのが世の常であるようです.
ただし,本書には欠陥があります.それは毎ページが話題豊富で興味深い内容であるため,斜め読みとか読み飛ばしに向かないことです.私は,これだという気に入った本は,読み進めながら登場人物とか,用語とか,要点などを愛用のhp200LXに書き留めていきます.それもあって読み進むのにとにかく時間がかかります.(^^;
本書はそんな一冊です.
そもそもなぜ人類の病に効能のある薬草が自然界に存在するのか? 人類が生きていくうえで病気を避けて通ることはできないでしょう.しかし,自然界を探しまくれば,たいていの病には効果のある薬草が見つかってきたことが不思議でしょうがありません.これは本書の冒頭でキルシュも述べていますが,人類を創造した神が,あらかじめ自然界に薬草を隠しているからとしか考えられません.そして人類は有史以前から,営々と探し続けているのです.
人類は原始時代から自然界に薬効のある植物を見い出してきました.それは気が遠くなるほど数多くの試行錯誤と,子々孫々営々と引き継がれた知識と知恵の産物です.よく知られた麻薬:アヘンやモルヒネやヘロインの原材料となる芥子の実を人類が利用しはじめたのは,紀元前のことだそうです.中世には,錬金術師のような人々があれこれ試行錯誤しますが,効果に信憑性のある医薬品は,ゆきあたりばったりの試行錯誤によってしか発見できませんでした.
そして19世紀に入ると化学合成によって新薬を見つけ出せるようになりますが,ほとんど偶然の産物といえるような発見ばかりです.
人類は21世紀の今日に至っても,狙ったとおりの効果がある医薬品を創薬するすべをもたず,いまだに日々かたっぱしから試行錯誤することによって新薬を見つけ出すのが常道だそうです.
本書には実在の人物,有名な製薬メーカー,有名な医薬品名や医薬品ブランド名が登場します.それらがたくさん紹介されていて,たまらなく面白い!それぞれの医薬品の誕生の背景,新薬発見の舞台裏が関係者の実名とともに語られます.たいていの医薬品はもともと目指していた用途ではなくて,たまたま発見された薬効が注目されて商品化され,営業的な大成功につながった例が多いのです.なかには真の新薬発見者ではなくて,単なる脇役が政治的な理由で新薬発見者として世間に名を残したりします.医薬が専門でない天才エンジニアが開発した薬物が,医薬品業界ではまったく相手にされず,思いあまってメキシコの無名製薬会社を安く買収して独自に医薬品を発売して一生使い切れないほどの財産を築いた話とか,若い頃から劣等感にさいなまれながら,難度も挫折しつつ特効薬の開発に成功し,ノーベル医学賞も受賞したのに,授賞式への出席を断った人とか….
なぜ今日の代表的な製薬メーカーの数々がドイツのライン川沿いで誕生しているかとか,ロックフェラーが創業したスタンダードオイルが医薬品開発の礎になったとか…,あまり書きすぎるとネタバレになるので,残りは本書を読んでのお楽しみです(^^)ノ
なぜ本書のような名著が生まれたか,それは35年以上にわたって自身がドラッグ・ハンターとして人生をすごした著者のドナルド・キルシュ氏と,薬学部を卒業し企業で新薬開発に携わった経験があり医薬品開発に関する専門知識をもつ翻訳者の寺町朋子さんのコンビがあったからだろうと思います.原著はもともと名著だと思うのですが,いわば医薬品の専門家である翻訳者が翻訳したからこそ,原著の記述が見事に読みやすくかつ適切に翻訳されているように思うのです.
新薬を追い求める研究者は世界中に多々いますが,なんらかの成果を残せるのは1000人に一人,つまり0.1%の確率だそうです.医薬品に限らず研究職の歩んだ跡は,一般に死屍累々の荒野で,それら屍を乗り越えて目標に挑み続け,ひとにぎりの研究者だけが世に成果を残し,他は顧みられず忘れ去られるのが世の常であるようです.
ただし,本書には欠陥があります.それは毎ページが話題豊富で興味深い内容であるため,斜め読みとか読み飛ばしに向かないことです.私は,これだという気に入った本は,読み進めながら登場人物とか,用語とか,要点などを愛用のhp200LXに書き留めていきます.それもあって読み進むのにとにかく時間がかかります.(^^;
2019年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いかに新薬が開発されてきたか、開発の困難さが理解できる。
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
本書は専門書でありながら、「薬理学」などの基礎知識がなくとも一般の人にも面白く読める、「新薬開発」に挑んだ「ドラッグハンター(新薬開発研究者)」たちの特効薬誕生までの様々なエピソードを描いた作品である。
本書によれば、人類が「薬」を生み出したのは5000年前まで辿ることができるという。
薬の知識などなかった人類が、「薬」に相当するものを、身近な植物から生み出してきた歴史から語られていくのだが、21世紀になっても、その「新薬開発」のための手法の基本は、5000年前の人類がやっていたことと変わっていないというのである。
どの植物が人体にどういった影響があり、「特効薬」などに使えるものになりうるのかどうか。
それを探し出す作業は、5000年前の人類がやっていたことと同じなのだが、そこから本当に病に効果がある「薬」に成功させる気苦労たるや半端でなく、開発研究者らの命がけの人体実験などによって、死に至る病と恐れられた病気が「薬を飲めば治る病気」となっていったエピソードが実に興味深いのである。
現在、我々が服用している「薬」は、いかにして0.1%の成功率の中で生まれたのか。
本書を読むと、医薬品として使われるようになるまでの、「新薬」が誕生する難しさを知ることとなる。
しかも外科手術に用いる「麻酔」が今のように使えるものになったのが、ほんの200年ほど前にやっと誕生したこととか。
精神科で使われる薬の開発が、今のご時世でも容易ではなく、一番後れをとっていること(人に臨床実験する前に、動物で試すわけだが、動物が「自殺願望があって死にたがっている」といったことを、どうやって判断するのか、その明確な判断の基準すらないことが阻んでいる、といった事情が描かれている)。
我々がお世話になっている薬のほとんどすべてが、こうした「ドラッグハンター」たちのたゆまぬ精神力と根気とアイデア、そして「運」によって世に出てきたか。
それを知ると、薬がいかにありがたい存在かわかるし。
若い人などは、薬学部などに進んで自分が「ドラッグハンター」として生きる道を選ぶきっかけになるかもしれない。
そして多くの薬が、実は「植物」から生み出されているため、日本では「薬」は「草冠」に「楽」と書くが、まさに字の如くで、目からウロコのエピソードも満載である。
これから学生さんは夏休みに入るし。
夏といえば「読書」である。
夏の読書にお手にとってみてはいかがだろうか。
本書によれば、人類が「薬」を生み出したのは5000年前まで辿ることができるという。
薬の知識などなかった人類が、「薬」に相当するものを、身近な植物から生み出してきた歴史から語られていくのだが、21世紀になっても、その「新薬開発」のための手法の基本は、5000年前の人類がやっていたことと変わっていないというのである。
どの植物が人体にどういった影響があり、「特効薬」などに使えるものになりうるのかどうか。
それを探し出す作業は、5000年前の人類がやっていたことと同じなのだが、そこから本当に病に効果がある「薬」に成功させる気苦労たるや半端でなく、開発研究者らの命がけの人体実験などによって、死に至る病と恐れられた病気が「薬を飲めば治る病気」となっていったエピソードが実に興味深いのである。
現在、我々が服用している「薬」は、いかにして0.1%の成功率の中で生まれたのか。
本書を読むと、医薬品として使われるようになるまでの、「新薬」が誕生する難しさを知ることとなる。
しかも外科手術に用いる「麻酔」が今のように使えるものになったのが、ほんの200年ほど前にやっと誕生したこととか。
精神科で使われる薬の開発が、今のご時世でも容易ではなく、一番後れをとっていること(人に臨床実験する前に、動物で試すわけだが、動物が「自殺願望があって死にたがっている」といったことを、どうやって判断するのか、その明確な判断の基準すらないことが阻んでいる、といった事情が描かれている)。
我々がお世話になっている薬のほとんどすべてが、こうした「ドラッグハンター」たちのたゆまぬ精神力と根気とアイデア、そして「運」によって世に出てきたか。
それを知ると、薬がいかにありがたい存在かわかるし。
若い人などは、薬学部などに進んで自分が「ドラッグハンター」として生きる道を選ぶきっかけになるかもしれない。
そして多くの薬が、実は「植物」から生み出されているため、日本では「薬」は「草冠」に「楽」と書くが、まさに字の如くで、目からウロコのエピソードも満載である。
これから学生さんは夏休みに入るし。
夏といえば「読書」である。
夏の読書にお手にとってみてはいかがだろうか。
2018年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者のうちの1人は、実際に製薬企業で創薬研究に携わってきた人である。その自らの経験もときに交えながら、古典的と言ってもいい有名な医薬品の発見と開発のストーリーが語られる。
薬学の専門的な内容も含みながらも、専門外の読者にも読みやすくできている。新薬発見に関わった人々の人間模様にフォーカスが当たっているからだろう。
アスピリンの発明者がホフマンであるという虚偽の「歴史」が広まってしまった経緯も、生々しくドロドロしたドラマだ。
「結論」の章では、新薬探索は、自動車メーカーによる新車開発とハリウッドでの映画作成とのどちらに近いのか、ということが論じられている。この部分に、著者の、新薬探索にかけてきた情熱が(そして味わってきた挫折感も)ひしひしと感じられる。
薬学の専門的な内容も含みながらも、専門外の読者にも読みやすくできている。新薬発見に関わった人々の人間模様にフォーカスが当たっているからだろう。
アスピリンの発明者がホフマンであるという虚偽の「歴史」が広まってしまった経緯も、生々しくドロドロしたドラマだ。
「結論」の章では、新薬探索は、自動車メーカーによる新車開発とハリウッドでの映画作成とのどちらに近いのか、ということが論じられている。この部分に、著者の、新薬探索にかけてきた情熱が(そして味わってきた挫折感も)ひしひしと感じられる。









