こういうオペラの解説書はあるようでいて、なかなかないものです。
たいていの解説本は作品解説に私見をまじえて書き、写真を多用しています。旅行ガイドのようになっているものも多い気がします。
この本はオペラの背景となった社会情勢、史実をかなり深く掘り下げています。文学作品かと思うような流麗な文体で、情景が目の前に広がります。解説は歴史の観点から国別のテーマで区切られ、それぞれの国を舞台にした、またはその国で上演された代表的なオペラ作品ごとに語られます。時系列がしっかりしています。ただし時に前後してもいます。複雑な部分はあえて後回しにしながらあとの方で、これはほら、あの時のあの事件ですよ、いう具合です。読んでいて飽きることがありません。筆者の非凡の才能を感じる本です。
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