都市近郊で里山整備をしているボランティアの多くが整備方針で悩んでいるのではないでしょうか。
都会で暮らす自然を愛する方たちには木を切ることにものすごい抵抗を持つ方がいます。
田舎暮らしを経験した人間にとっては日本の樹木は切っても切っても復活してくるたくましい存在です。
この本は双方が共通認識として知ってほしい内容です。
今まで日本人が樹木とどう付き合ってきたかと現状がまとめられています。
今は緑であふれかえっている日本の山が、昭和の前半まで利用つくされ禿山がたくさんあったなんて
石油で育った私達には驚きです。
新書751森と日本人の1500年 (平凡社新書) (日本語) 新書 – 2014/10/15
田中 淳夫
(著)
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本の長さ239ページ
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言語日本語
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出版社平凡社
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発売日2014/10/15
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ISBN-104582857515
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ISBN-13978-4582857511
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
風景は時とともに変わる―。原生林も太古から変わらぬ姿と思いがちだが、気候の変化や災害などで、植生は違った状況になる。人工林や雑木林も、人がどんな手を入れるかによって生える木の本数、樹形、下草の植生が変化する。そんな森林景観に日本人はいかに関わってきたか。今ある緑はどんな経緯を経て生まれたか。現代につながる森と人の歩み。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田中/淳夫
1959年大阪府生まれ。静岡大学農学部林学科卒業。出版社、新聞社等を経て森林ジャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1959年大阪府生まれ。静岡大学農学部林学科卒業。出版社、新聞社等を経て森林ジャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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2015年6月6日に日本でレビュー済み
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2015年2月26日に日本でレビュー済み
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要約すると、日本は伝統的に無間伐(良い罪を残す間引きしない))や短伐採(材ができる前に伐採)、天然更新法(植林をせず放っておくこと)など、植物整理や良質材や維持管理やシステムに関する基本的な知識の欠如や無知のために、結局古来森林を荒らしてきた、と言うことである。
驚くべきことは1950年GHQ の報告書を引用でも、上記の状況が余り変わっていなかったことである。GHQはこれに対し、山林局長は法学部出身の素人でなく、林学の専門家「技官」をトップに置くことを勧告した。
しかし、GHQ がいなくなると、日本の官僚制度はまた素人をその地位を取り戻し骨抜きにした。このように、専門的知識が必要なポジションに法学部出身の素人が就ける、問う問題を提示している。西欧で育った私にも、専門的知識や形意拳が必要なポジションに素人が就くシステムは非生産的で不合理なシステムと見える。
また著者は、西欧に対し日本人が考えるような自然破壊は、むしろ日本の方ではないか、と問題を提起している。同時に、勉強もせず知識もなく、自然のことも知らずして、間伐が森林を守ることも知らず、木は一本も切るな、とエコロジーとか自然保護とか、言葉だけで活動している人たちの危うさも指摘している。日本人と自然の調和、日本人と自然の共生、でレポートを書くつもりであったが、実態は異なるらしい。
もう一冊続けて読んだ、日本林業調査会の「間違いだらけの日本林業(村尾行一著)」も、専門家不在や軽視を嘆く、という同じような主張であった。
驚くべきことは1950年GHQ の報告書を引用でも、上記の状況が余り変わっていなかったことである。GHQはこれに対し、山林局長は法学部出身の素人でなく、林学の専門家「技官」をトップに置くことを勧告した。
しかし、GHQ がいなくなると、日本の官僚制度はまた素人をその地位を取り戻し骨抜きにした。このように、専門的知識が必要なポジションに法学部出身の素人が就ける、問う問題を提示している。西欧で育った私にも、専門的知識や形意拳が必要なポジションに素人が就くシステムは非生産的で不合理なシステムと見える。
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もう一冊続けて読んだ、日本林業調査会の「間違いだらけの日本林業(村尾行一著)」も、専門家不在や軽視を嘆く、という同じような主張であった。
2014年11月1日に日本でレビュー済み
森は、もともとそこにあるものではない。
森は、文明の歴史の中でつねに手を加えられてきた。
676年に天武天皇が飛鳥川流域の伐採禁止令を出していることから分かるように、日本の森林破壊の歴史は1500年前から始まっていた。
とりわけ、戦国時代と明治は、凄まじい森林破壊の時代だった。現在は67%の国土森林面積は、明治初期には45%にまで落ち込んでいたのだ。
本書は、日本における森と文明の関係史である。
評価を「普通」としたのは、後半部であまりに多くの情報が詰め込まれすぎていて読みにくかったからだ。
とはいえ、重要なテーマである。
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