ひらがな中心にまとめられているので、
私には、たいへん読みやすい。
内容は、明治維新の前後を、新島襄さんの目線で
考えさせられる。
アメリカにこころをひかれて、わずか4両の
手持ち金で、国外脱出。
貨物船に乗り込ませてもらい、1年間を海の上ですごす。
よい出会いから、10年近くアメリカに滞在
日本人ではじめて大学を卒業したにもかかわらず、
本人の口からは、ただの一度も自慢したことがない。
文部卿の田中不二麿さんから片腕としてのさそいも
ことわり、自分の受けた教育を日本の青年たちにも
受けさせたいと、私学設立をを目指した。
場所が京都だったために、「12000名の仏教徒、神官がくり返し大集会を行ない、
古い都がながいあいだ経験しなかったような騒ぎが起こった。本願寺の僧侶は、
ほとんど連日府庁におしかけ、高価な贈り物をし、請願また請願、憎むべき<耶蘇教の>
運動を、しょっぱなの所でたたきつぶそうとした」。
宗教心がないのを、親鸞さんは悲しんだであろうと、想像する私が生まれた。
新島襄さんが望む学校は、いまもなお、ないように思わされた。
新島襄 (岩波現代文庫) (日本語) 文庫 – 2015/10/17
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商品の説明
内容紹介
明治時代、欧米人の精神の基盤であるキリスト教を深く理解することで、日本の近代化を図った思想家たちがいる。内村鑑三、新渡戸稲造らと比べ、新島襄の特異さ、偉大さはどこにあるのか。新島に関する回想録等の様々な資料を、精確に使いながら、思想家・教育家新島襄の生涯と思想を知るための最良の評伝である。[解説=佐藤優]
内容(「BOOK」データベースより)
同志社大学の創立者新島襄は、キリスト教の信仰と伝道に生涯を賭けた宗教家、教育者。幕末に脱国してアメリカに渡り、西洋の文化、学問にふれた青年は、日本で最初のキリスト教主義大学の設立を決意する。帰国後、多くの困難、迫害に立ち向かいながら、布教と学校設立に挺身する。その人と思想は、日本の近代思想、教育に多大な影響を与えた。本書は、様々な資料を使いながら、新島襄への共感を込めて描かれた最良の評伝である。
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