新事業計画がどうなればよい(What)のではなく、それをどうやったらできる(How)のかを知りたくて、小遣いを削って本を買っているのだが、通常、本当に事業計画を作ったことがある人であれば困るである典型的な問題に関して、Howの説明がない。
Howの説明があるのは、あまりに初歩的な事柄だけで、あとは、こうなったら良いよねというWhatが書かれている。
たとえば、「ブルーオーシャンを探せ」とあるが、多くの読者はそんなことは言われなくともわかっており、どうやったら探せるのかを知りたいと思うが、筆者の見解はない。あるいは「強みを活かして新事業を考えよ」という、これまた当たり前のことが書かれているが、何が自社の強みかを真剣に突き詰めると、普通、非常に迷う点である。これについても何の考察もなく、サラサラと説明が進んでしまう。これらはホンの一例で、全体にこのような調子である。
当たり前のことをしたり顔で説かれているようで、また文体が「ですます」ではなく、「だである」調の偉そうな調子なので、余計、買って損したと思わせられる本である。
著者は、セミナーや研修で決められた時間に、自分が教えられることを教えているだけで、本当にクライエントと汗をかいて事業計画作成に悪戦苦闘したことがないのではないかと想像してしまう。
唯一参考になったのは、新事業の検討プログラムと実行組織には、色んなパターンがあるというP39の記述だけであったので、星一つとした。
新事業開発スタートブック (日本語) 単行本 – 2015/8/6
河瀬 誠
(著)
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本の長さ224ページ
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言語日本語
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出版社日本実業出版社
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発売日2015/8/6
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ISBN-104534053053
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ISBN-13978-4534053053
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
新事業の本質は「謀反」。既存事業の常識(ビジネスモデル)に囚われない自由な発想こそが新しい価値を生み出す。これまでの日本の会社がそうであったように、フツーのサラリーマンのあなたが社内起業家(イントレプレナー)となって新事業をつくり出そう。リーンスタートアップをうまく活用し「高成功率」「最短最速」「最小費用」で新しい事業を生み、育てよう!
著者について
河瀬 誠(かわせ・まこと)
エムケー・アンド・アソシエイツ代表。東京大学工学部計数工学科卒。ボストン大学経営大学院理学修士(情報システム専攻)および経営学修士(MBA)修了。
王子製紙にてプラント設計およびシステム設計を担当。A.T.カーニーにて主に金融機関と情報通信企業の新規事業のコンサルティングを担当。
ソフトバンク・グループにて新規事業開発を担当。コンサルティング会社ICMGを経て現職。現在は、主に海外事業展開および新事業創造に関する戦略策定と実行支援に従事。
自身でも海外の新事業案件に携わる。
著書に、『戦略思考コンプリートブック』『経営戦略ワークブック』『海外戦略ワークブック』(以上、日本実業出版社)、『戦略思考のすすめ』(講談社現代新書)など。
エムケー・アンド・アソシエイツ代表。東京大学工学部計数工学科卒。ボストン大学経営大学院理学修士(情報システム専攻)および経営学修士(MBA)修了。
王子製紙にてプラント設計およびシステム設計を担当。A.T.カーニーにて主に金融機関と情報通信企業の新規事業のコンサルティングを担当。
ソフトバンク・グループにて新規事業開発を担当。コンサルティング会社ICMGを経て現職。現在は、主に海外事業展開および新事業創造に関する戦略策定と実行支援に従事。
自身でも海外の新事業案件に携わる。
著書に、『戦略思考コンプリートブック』『経営戦略ワークブック』『海外戦略ワークブック』(以上、日本実業出版社)、『戦略思考のすすめ』(講談社現代新書)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
河瀬/誠
エムケー・アンド・アソシエイツ代表。東京大学工学部計数工学科卒。ボストン大学経営大学院理学修士(情報システム専攻)および経営学修士(MBA)修了。王子製紙にてプラント設計およびシステム設計を担当。A.T.カーニーにて主に金融機関と情報通信企業の新規事業のコンサルティングを担当。ソフトバンク・グループにて新規事業開発を担当。コンサルティング会社ICMGを経て現職。現在は、主に海外事業展開および新事業創造に関する戦略策定と実行支援に従事。自身でも海外の新事業案件に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
エムケー・アンド・アソシエイツ代表。東京大学工学部計数工学科卒。ボストン大学経営大学院理学修士(情報システム専攻)および経営学修士(MBA)修了。王子製紙にてプラント設計およびシステム設計を担当。A.T.カーニーにて主に金融機関と情報通信企業の新規事業のコンサルティングを担当。ソフトバンク・グループにて新規事業開発を担当。コンサルティング会社ICMGを経て現職。現在は、主に海外事業展開および新事業創造に関する戦略策定と実行支援に従事。自身でも海外の新事業案件に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2015/8/6)
- 発売日 : 2015/8/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4534053053
- ISBN-13 : 978-4534053053
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 105,235位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 634位オペレーションズ (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2016年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事業を企画することになったので、期待して読み始めましたが、実際こんな簡単に行きません!例えば事業のアイデアを出す!とありますが、その解説を読んでいると、はやり言葉は禁句にするとか、たくさんのアイデアから始めようとか、ニーズとシーズを交差させるとかありますが、でどうするの???という疑問には全く触れていません。適当なところで説明が終了して、次の事業アイデアを区分けするというセクションに進みます。ちょっと待ってよ~という感じ。これは著者が本人の整理のために書いたメモ程度でしかないのではないかな~。こういう本がいっぱいでてくると困るな~。きっとセミナーに参加しないと教えてもらいないのでしょうかとか勘繰りたくなるようなプロセス本でした。
2015年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経営コンサルタントとして、戦略本の書き手として河瀬氏の本は大半読んでいるが、今回も「さすが河瀬氏!」と快哉を叫びたいような、良くまとまった好著である。「イノベーション」を推進する、と経営計画の美辞麗句を並べている企業も、その大半は既存事業の延長線でしか物事を進められず、結果としてろくな新事業を立ち上げられないというのが現実だろう(私自身、3月まで勤めていた会社は正にそういう会社であり、アドバイザーとして色々アドバイスしたが、結局分かってもらえなかった)。イノベーションのコンサルタントとして実際に成果を挙げている河瀬氏は、「問題児」「ガキ」が新事業開発のキーワードであり、エリートのお利口さんにはイノベーションは起こせないと述べている。実際のコンサルティングのナレッジを惜しみなくプロセス立てて開示しているようであり、大変ためになる。ケーススタディも、納得性が高く、開発プロセスの実際を理解させる良い助けになっている。こんなにプロセス、ナレッジを開示してしまって経営コンサルタントの仕事がなくなってしまうのでは?と、ちょっと心配になったが、実際に開発を進めて行くには、山あり谷ありのプロセスをガイドしていくファシリテイターである経営コンサルタントの河瀬氏のような社外のアドバイザーがいないときっと途中で頓挫してしまう・・・だから彼の仕事はなくならない、どころか実は注文が殺到するのではないか?
なお、評価者の中に、★1つしかつけていない人がおり、確かに実際の開発業務をやって涙と汗にまみれながら必死にやっている人には、綺麗ごとにしか映らないのかもしれないが、そういう人間臭い開発の苦労は、本で学ぶことではなく、実際の開発プロセスの中でしか味わえないことなのではないだろうか。そういうマインドを理解して欲しいなら本書の巻末にある推薦図書の内の「Hard Things」でも併読すれば良いのだ。中堅以上の会社では、まずは「イノベーション」ってどういうプロセス、体制でやらなければならないのか、というとっかっかりのところでのエグゼクティブクラスの理解、マインドチェンジが必要であり、そういう面で本書は最適だと思う。
特に日本の大企業は皆、本書を参考にして、既に地に堕ちた「技術の日本」「クリエイティブな日本」を取り戻して欲しいものだ。
なお、評価者の中に、★1つしかつけていない人がおり、確かに実際の開発業務をやって涙と汗にまみれながら必死にやっている人には、綺麗ごとにしか映らないのかもしれないが、そういう人間臭い開発の苦労は、本で学ぶことではなく、実際の開発プロセスの中でしか味わえないことなのではないだろうか。そういうマインドを理解して欲しいなら本書の巻末にある推薦図書の内の「Hard Things」でも併読すれば良いのだ。中堅以上の会社では、まずは「イノベーション」ってどういうプロセス、体制でやらなければならないのか、というとっかっかりのところでのエグゼクティブクラスの理解、マインドチェンジが必要であり、そういう面で本書は最適だと思う。
特に日本の大企業は皆、本書を参考にして、既に地に堕ちた「技術の日本」「クリエイティブな日本」を取り戻して欲しいものだ。
2015年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在クライアントが新規事業立上を検討しており、この書籍の発売を知ったため購入して読みました。
会社立ち上げや事業立ち上げの書籍はたくさん出ていますが、会社員による新事業立ち上げを取り扱った書籍は世の中にほとんど出ていないため興味深く読みました。
イノベーションに関する説明や、リーンスタートアップの考え方、アイディアの出し方に関する思考法に関するヒントや組織設計など、新規ビジネス立ち上げに関して新しい概念も取り入れつつ事例も掲載しながらわかり易く整理されています。また、巻末の書籍紹介でも新しい書籍が多数紹介されており河瀬氏が現在も日々この分野の情報をキャッチアップしていることが伺えます。
新事業が成功しないのは、基本は失敗が足りないということや、新事業は「面白く」なければ成功しないという部分については河瀬氏がこれまで新事業を手掛けてきた経験に基づく記述であり、なるほどと思いました。
この書籍の他書籍との大きな違いは、新規事業の立ち上げに関する各ステップに関して会社員が既存会社で新規事業を立ち上げるといった観点から具体的に書かれていることです。事業計画をある意味投資の意思決定のための「説明用」と割り切る部分や、すべての事業計画が承認されるわけではなく、事業化が否定されることも多いが、それは残念だが仕方がないことだといった記述は、ゼロベースでのスタートアップではなく、組織で新規事業立ち上げを担う会社員が直面する部分であり、そのわびさびになるほどと思いました。
また、本書の特徴はケーススタディーです。各ケース共に、事業立ち上げの各プロセスに沿った形で、具体的に展開されるため、新規事業立ち上げに非常に参考になります。時間がない方はこのケースを読むだけでも得られるものは多いと思います。
新規事業立ち上げを担う会社員はぜひ1冊机の上においておきたい書です。
会社立ち上げや事業立ち上げの書籍はたくさん出ていますが、会社員による新事業立ち上げを取り扱った書籍は世の中にほとんど出ていないため興味深く読みました。
イノベーションに関する説明や、リーンスタートアップの考え方、アイディアの出し方に関する思考法に関するヒントや組織設計など、新規ビジネス立ち上げに関して新しい概念も取り入れつつ事例も掲載しながらわかり易く整理されています。また、巻末の書籍紹介でも新しい書籍が多数紹介されており河瀬氏が現在も日々この分野の情報をキャッチアップしていることが伺えます。
新事業が成功しないのは、基本は失敗が足りないということや、新事業は「面白く」なければ成功しないという部分については河瀬氏がこれまで新事業を手掛けてきた経験に基づく記述であり、なるほどと思いました。
この書籍の他書籍との大きな違いは、新規事業の立ち上げに関する各ステップに関して会社員が既存会社で新規事業を立ち上げるといった観点から具体的に書かれていることです。事業計画をある意味投資の意思決定のための「説明用」と割り切る部分や、すべての事業計画が承認されるわけではなく、事業化が否定されることも多いが、それは残念だが仕方がないことだといった記述は、ゼロベースでのスタートアップではなく、組織で新規事業立ち上げを担う会社員が直面する部分であり、そのわびさびになるほどと思いました。
また、本書の特徴はケーススタディーです。各ケース共に、事業立ち上げの各プロセスに沿った形で、具体的に展開されるため、新規事業立ち上げに非常に参考になります。時間がない方はこのケースを読むだけでも得られるものは多いと思います。
新規事業立ち上げを担う会社員はぜひ1冊机の上においておきたい書です。
2015年8月28日に日本でレビュー済み
私は常に新規事業を考える立場にいます。
仕事柄、新規事業に関する方法論は、いろいろな本を読み解いて、また実践を踏まえて活用してきました。自分でノウハウを積み上げてきたともりです。
でもこの本には、今まで苦労して分かったこと、そして今まさに悩んでいることの処方箋が、全部書いてありました。
はじめからコレを読める人は、ちょっとズルいなあ、もう少し苦労して身に付けろよ、と思います。
共感した部分をちょっとメモします。
1.100を110にする既存事業(オペレーション)と、0から1をつくる新事業(イノベーション)は全然違う、そもそも対立するものだ: 今までの自分が、新事業を理解しよう、他人に伝えようと苦労していきた、モヤモヤの本質が解けた感じです。そうか、違うよなと、思いました。
2.まずはたくさんのアイデアを出して、「どんな事業をするか」を選ぶ: いままで「リーンスタートアップ」にトライしてきたのですが、うまく行かなかったのは、そもそものアイデアが足りなかったからだ、と気付きました。引用されてる大前研一氏の「大企業とはアイデアを殺す機械である」とは、その通りかもしれません。
3.誰に何を売るかを、ピボットしながら決めていく: ペルソナとかピボットとか、言葉は知っていましたし、使ってきたと思ってましたが、まだまだ甘かったです。ここが新事業の中心なので、しっかり決めなければ、とあらためて納得しました。事例も分かりやすくて、とても参考になりました。
4.事業計画では、収益計画は最後にまわす: 今まで収益計画が一番大事だと思っていましたが、なかなか正確に作れないことに悩んでいました。でも、この本では「どうせ当たらない」と書いてあって、逆にスッキリしました。当たらない収益計画に時間を使うくらいなら、顧客のヒアリングをしろと、言われてみればその通りです。あと、プレゼンの方法とかも、参考になります。
全体を通じて、新規事業を成功させるには「今までの常識」を否定しろとのメッセージが流れています。
長年にわたって新事業を担当してきたであろう著者の知見が、教科書的でない語り口で書かれてて、興味ふかいです。イノベーションに成功している日本企業の例も参考になりました。
基本となる姿勢から具体的な実践方法まで説明する本として、社内での新規事業を考える全ての人に、オススメできます。
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はじめからコレを読める人は、ちょっとズルいなあ、もう少し苦労して身に付けろよ、と思います。
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全体を通じて、新規事業を成功させるには「今までの常識」を否定しろとのメッセージが流れています。
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