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文藝春秋SPECIAL 2016年7月号「中国 滅亡への法則」 雑誌 – 2016/5/26
中国
滅亡への法則
巨大さゆえに栄え、巨大さゆえに滅びる。
そのとき世界は、そして日本はどうなる?
最強戦略家が予言する米中対決
トランプが習近平を打ちのめす日 エドワード・ルトワック
パナマ文書を超える衝撃
習体制を揺るがす共産党極秘流出ファイル 峯村健司
田中角栄がいない中国の絶望 水野和夫×中野剛志×川島博之
中国人だからここまで書けた
上海的神経衰弱 赤裸々ルポ 楊素行
ウォッチャーは見た 汚職役人が300人以上の女性から……
十三億人 欲望と打算の仰天事件簿 北村豊
親と離れて党の寄宿制幼稚園に。文革時には四度も投獄
習近平秘録 独裁者が送った洞窟生活 柴田哲雄
2020年 史上最大の不動産バブルが崩壊する 橘玲
AI戦争 グーグルから中国にエース技術者が流出 富坂聰
徹底解剖 人民解放軍230万人の「アキレス腱」 小原凡司
◆「愛人集団」をリストラ◆アメリカには「弱者の戦略」で対抗
鴻海買収劇 傲慢なのはシャープ側だった 喬晋建
日本は中国よりチャンスに開かれている 中国人留学生社長の起業術 程涛(ポップイン代表)
南シナ海 対米核戦略の内幕 能勢伸之
サイバー戦の黒幕「総参謀部第三部第二局」 名和利男
重慶―ルール地方を結ぶ独中同盟鉄の絆 佐藤伸行
社会調査でここまでわかった 中国最新結婚事情 園田茂人
「一帯一路」は民族問題を輸出する 平野聡
雍正帝も手を焼いた 腐敗の中国史 岡本隆司
なぜ民主化は進まないのか 梶谷懐
アジア発中国ホンネの評判 「支那人を叩き出せ! 」 安田峰俊
イスラエル ベンチャー企業を爆買い/ 台湾 独立派政権誕生のオモテとウラ
「未熟者」中国経済と付き合う法 丹羽宇一郎×船橋洋一(聞き手 三浦瑠麗)
大国になりたいなら「中華思想」を捨てよ 楊海英
もう騙されない これが中国史の正体だ 岡田英弘・宮脇淳子
カタヤマ教授 入試問題で解く中国史 片山杜秀
山内昌之×佐藤優 大日本史2 西郷と大久保はなぜ決裂したのか
編集協力:石井謙一郎、伊田欣司、島津弘章、森健、渡辺哲平
デザイン:鶴丈二 表紙:まるやまあさみ
滅亡への法則
巨大さゆえに栄え、巨大さゆえに滅びる。
そのとき世界は、そして日本はどうなる?
最強戦略家が予言する米中対決
トランプが習近平を打ちのめす日 エドワード・ルトワック
パナマ文書を超える衝撃
習体制を揺るがす共産党極秘流出ファイル 峯村健司
田中角栄がいない中国の絶望 水野和夫×中野剛志×川島博之
中国人だからここまで書けた
上海的神経衰弱 赤裸々ルポ 楊素行
ウォッチャーは見た 汚職役人が300人以上の女性から……
十三億人 欲望と打算の仰天事件簿 北村豊
親と離れて党の寄宿制幼稚園に。文革時には四度も投獄
習近平秘録 独裁者が送った洞窟生活 柴田哲雄
2020年 史上最大の不動産バブルが崩壊する 橘玲
AI戦争 グーグルから中国にエース技術者が流出 富坂聰
徹底解剖 人民解放軍230万人の「アキレス腱」 小原凡司
◆「愛人集団」をリストラ◆アメリカには「弱者の戦略」で対抗
鴻海買収劇 傲慢なのはシャープ側だった 喬晋建
日本は中国よりチャンスに開かれている 中国人留学生社長の起業術 程涛(ポップイン代表)
南シナ海 対米核戦略の内幕 能勢伸之
サイバー戦の黒幕「総参謀部第三部第二局」 名和利男
重慶―ルール地方を結ぶ独中同盟鉄の絆 佐藤伸行
社会調査でここまでわかった 中国最新結婚事情 園田茂人
「一帯一路」は民族問題を輸出する 平野聡
雍正帝も手を焼いた 腐敗の中国史 岡本隆司
なぜ民主化は進まないのか 梶谷懐
アジア発中国ホンネの評判 「支那人を叩き出せ! 」 安田峰俊
イスラエル ベンチャー企業を爆買い/ 台湾 独立派政権誕生のオモテとウラ
「未熟者」中国経済と付き合う法 丹羽宇一郎×船橋洋一(聞き手 三浦瑠麗)
大国になりたいなら「中華思想」を捨てよ 楊海英
もう騙されない これが中国史の正体だ 岡田英弘・宮脇淳子
カタヤマ教授 入試問題で解く中国史 片山杜秀
山内昌之×佐藤優 大日本史2 西郷と大久保はなぜ決裂したのか
編集協力:石井謙一郎、伊田欣司、島津弘章、森健、渡辺哲平
デザイン:鶴丈二 表紙:まるやまあさみ
商品の説明
この雑誌について
最高の執筆陣が日本人の心の琴線に触れる
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ルトワックのインタビューがあるからということで購入したのだが、彼の最近著「中国4.0」の既読者には周知の内容だった
岡田、宮脇氏の記事にも(両氏の本はいくつか読んだ身としては)新味はない。ということは残りのもそうなのか?雑誌はこの程度なのかな
ひとつだけ、記事そのものに触れる。中国はグローバル経済の優等生であり、したがって被害者であるという。いや、まさかこんなアクロバティックな擁護が可能だとは思わなかった。どの記事なのかはすぐにわかるよね
だけどさあ、グローバル経済が諸悪の根源であり、日本は国を閉ざしてよろしく巻き込まれないようにすべきであると言っておいて、その直後に日本は中国との競争を一部放棄し、国内市場を最大限に解放して中国製品で満たすことが相手に対して優位に立つ秘訣だ、なんて意見を開陳するのはどうなのよ
まともな国じゃないってのはさておいて、相手がグローバル経済の優等生であるなら、それこそ極力関係を細くするのが正解じゃないの?矛盾と知ってて言うのか、気づかないほどアレなのか。でも、どちらも違うね。中国に入れあげすぎて、これが矛盾であると理解できないんだろ
あとさあ、中国に田中角栄がいないことが不幸っていうけど、全員が田中角栄であることが問題なんだろうよ。新幹線も高速道路も通じまくり、地方にはたくさんの箱もの…
ああそうか、この対談者は藤井何とかとつるんでる土建利権マンセーの公務員だから、角栄さんは神のごとき存在で欠点なんか見えないんだろうな
岡田、宮脇氏の記事にも(両氏の本はいくつか読んだ身としては)新味はない。ということは残りのもそうなのか?雑誌はこの程度なのかな
ひとつだけ、記事そのものに触れる。中国はグローバル経済の優等生であり、したがって被害者であるという。いや、まさかこんなアクロバティックな擁護が可能だとは思わなかった。どの記事なのかはすぐにわかるよね
だけどさあ、グローバル経済が諸悪の根源であり、日本は国を閉ざしてよろしく巻き込まれないようにすべきであると言っておいて、その直後に日本は中国との競争を一部放棄し、国内市場を最大限に解放して中国製品で満たすことが相手に対して優位に立つ秘訣だ、なんて意見を開陳するのはどうなのよ
まともな国じゃないってのはさておいて、相手がグローバル経済の優等生であるなら、それこそ極力関係を細くするのが正解じゃないの?矛盾と知ってて言うのか、気づかないほどアレなのか。でも、どちらも違うね。中国に入れあげすぎて、これが矛盾であると理解できないんだろ
あとさあ、中国に田中角栄がいないことが不幸っていうけど、全員が田中角栄であることが問題なんだろうよ。新幹線も高速道路も通じまくり、地方にはたくさんの箱もの…
ああそうか、この対談者は藤井何とかとつるんでる土建利権マンセーの公務員だから、角栄さんは神のごとき存在で欠点なんか見えないんだろうな
ベスト500レビュアー
「もう騙されないこれが中国史の正体だ」という、罠だらけのシナ史の真実というのがある。
当代きっての碩学岡田英弘、宮脇淳子夫妻の対話である。
僅かに、12頁であるが凝縮されたその質の高さに圧倒された。
長くなるが、眼からウロコであった。
第一のキーワード。
19世紀以前の大陸を「中国」と呼ぶのはおかしい。
中華民国は1912年、中華人民共和国は1949年に出来たのであってそれ以前に中国という国はない。
中国と呼ぶから、大昔から今に至る不変・悠久の歴史を想い浮かべる。
だが、領土も人も王朝も時代毎に大きく違っている。
滅亡と断絶、人間の大移動・入れ替わりが、あの国の歴史である。
なので、19世紀以前は、「シナ」という言葉を使ってある。「中国人」もいなかったので「漢人」と表記されている。
そもそも、シナ通史としての「中国史」を初めてつくったのは、明治の那珂通世の「支那通史」である。
岡田は、大きく五つに区分している。
1.秦の始皇帝統一以前の「中国」。つまり、「中国史」以前の世界。
2.秦(前221年)、漢、隋(589年)による再統一まで。
この間に「漢族」のメンバーの総入れ替えが起こっている。
3.隋、唐からモンゴル帝国が元を打ち立てる1271年迄。
4.日清戦争(1895年)での清朝の敗北迄。
5.以後、日本型の近代化を選び独自の文明を持つことなく日・米欧の模倣を続けている現在迄。ここから、19世紀以前の「シナの歴史」で はなくなる。
次のキーワード。
「中原」である。
夏、殷、周は小さな都市国家であったが、秦の始皇帝が、中原(黄河中流地域の洛陽盆地あたり)を中心に今シナと呼ぶような地域を統一した。
シナ文明の本質は、商業文明であり東夷(農耕・漁労民)・西戎(遊牧民)・南蛮(焼畑農耕民)・北狄(狩猟民)の四夷と呼ばれていた人々が集まり都市が形成された。夷を野蛮・未開というのは後世による歪曲の産物であり、四夷が「漢人」となった。特定の種族ではなく諸民族が混合して形成された年住民である。
秦は、民族的には西夷に属する。
そして、シナ文明の得失を表すキーワードは、「都市」・「漢字」・「皇帝」である。
都市は、城郭都市である。
漢字は、完全な人工言語で共通の記号、符丁として発達したので、普段話している言葉とは、何の関係もない。
儒教は、宗教としてではなく、「四書五経」は科挙試験を突破するための例文集としてあった。
「毛沢東語録」も思想などどうでもよく、即座に唱えられることが大事であった。
皇帝は、大多数の人間にとって何の接点もなかった。異民族であったとしても、盗賊の親玉であったとしても、眼の前の生活が楽になり、課せられた税金が軽くなればよかった。共産党政権の支配システムも基本的には変わっていない。
漢人の歴史とは、権力の正当化のために書かれるものである。
「元史」、「明史」などの正史はそれを踏襲している。正統・天命・革命の繰り返しで歴史は進む。
その枠組みから外れれば正当性が揺らぐ。なので、改竄・歪曲は、自然な事である。
ちなみに、「清朝史」は未だに完成していない。
次のキーワードは、「人口減」である。
184年の黄巾の乱を契機に後漢は、事実上消滅し5000万人台の人口は、400万人台と激減し、古代からの「漢人」は事実上絶滅を迎える。
そこに、北アジアからアルタイ系の諸族が移り住んできた。
つまり、シナのメンバーは一変した。五胡十六国時代、南北朝時代、隋の時代は、アルタイ化してしまう。
第三期が隋・唐・元迄である。
アルタイ系諸族が新しい「漢人」となり、契丹・女真・モンゴルといった新たな北方遊牧民や狩猟民の挑戦を受ける。
隋・唐は、鮮卑人の作った王朝であり、科挙を始めたのは隋の時代であった。旧い漢人が激減し、アルタイ系が増えたため漢字の使い方を再統一する必要があった。
李白は、テュルク系といわれ、杜甫はアルタイ系の言語的特徴がみられる。
唐の後、五代十国時代の、五代最後の王朝後周を引き継いだ宋に対して、北方から新たな遊牧民・狩猟民がやって来る。
遼(契丹)が北京を押さえ、金は華北を元は華南を呑み込んだ。北宋も基はと言えば、古く入植した北方種族であるが契丹に攻め込まれるうちに自分たちこそ、「正統」だの、「中華」だの、「漢人」だのと言いだし契丹などを夷狄と蔑み、傷ついた自尊心を慰めるようになる。
この負け惜しみの思想が、「中華思想」である。
ところで、元は正統は一つという漢族のドグマに従わず三つの正史を編集している。
次のキーワードは、「植民地としてのシナ」である。
元・明・清に続くこの時代は、シナ史だけでなくユーラシア史が解らないと実情はつかめない。
元は、華北こそ放棄したが北元として存続した。明は、あくまで南朝に過ぎなかった。
そしてシナは、清朝植民地の一つであった。北京に暮らす満州人の言葉が今の普通語の基となっている。
清の同盟相手であったモンゴル族は、第二公用語であった。漢人は、あくまで被支配民で帝国経営には参加が許されず第三公用語であった。
元は、遊牧帝国であり、シナ式の要素は殆んどない。むしろ、漢人がモンゴル化した。明にしてもモンゴル時代の伝統を引き継いでいる。
中華料理の礎は、モンゴル人が築いた。チャイナドレスは、満州人の衣服であった。なので、漢人は禁じられていた。
中華人民共和国が、自らを清の後継と位置付けモンゴル・チベットに支配権を主張しているのは、歴史の歪曲である。
第五期は、日清戦争敗北以降である。
清朝は、日本に大量の留学生を派遣するようになった。
最後のキーワードは、「日本化」である。
中国語のあらゆる言葉は、先に欧米の文化を漢字に翻訳していた日本製である。
なので、自前で思考し、それを深める事によって思考を深めるという作業がなされていない。
そして、話し言葉と切り離されているため、細やかな感覚の表現が難しい。
近代中国語は、語彙でも文体でも日本語の影響を決定的に受けた「日本語化された中国語」となっている。
中学生の頃、無味乾燥の夏・殷・周・春秋戦国・秦・漢・隋・唐・宋・元・明・清・・・を覚えさせられたが、碩学岡田のシナ史は滅法面白く腑に落ちた。
王岐山は、岡田の著作を読んでいるそうであるが、その意図は奈辺にあるであろうか。
当代きっての碩学岡田英弘、宮脇淳子夫妻の対話である。
僅かに、12頁であるが凝縮されたその質の高さに圧倒された。
長くなるが、眼からウロコであった。
第一のキーワード。
19世紀以前の大陸を「中国」と呼ぶのはおかしい。
中華民国は1912年、中華人民共和国は1949年に出来たのであってそれ以前に中国という国はない。
中国と呼ぶから、大昔から今に至る不変・悠久の歴史を想い浮かべる。
だが、領土も人も王朝も時代毎に大きく違っている。
滅亡と断絶、人間の大移動・入れ替わりが、あの国の歴史である。
なので、19世紀以前は、「シナ」という言葉を使ってある。「中国人」もいなかったので「漢人」と表記されている。
そもそも、シナ通史としての「中国史」を初めてつくったのは、明治の那珂通世の「支那通史」である。
岡田は、大きく五つに区分している。
1.秦の始皇帝統一以前の「中国」。つまり、「中国史」以前の世界。
2.秦(前221年)、漢、隋(589年)による再統一まで。
この間に「漢族」のメンバーの総入れ替えが起こっている。
3.隋、唐からモンゴル帝国が元を打ち立てる1271年迄。
4.日清戦争(1895年)での清朝の敗北迄。
5.以後、日本型の近代化を選び独自の文明を持つことなく日・米欧の模倣を続けている現在迄。ここから、19世紀以前の「シナの歴史」で はなくなる。
次のキーワード。
「中原」である。
夏、殷、周は小さな都市国家であったが、秦の始皇帝が、中原(黄河中流地域の洛陽盆地あたり)を中心に今シナと呼ぶような地域を統一した。
シナ文明の本質は、商業文明であり東夷(農耕・漁労民)・西戎(遊牧民)・南蛮(焼畑農耕民)・北狄(狩猟民)の四夷と呼ばれていた人々が集まり都市が形成された。夷を野蛮・未開というのは後世による歪曲の産物であり、四夷が「漢人」となった。特定の種族ではなく諸民族が混合して形成された年住民である。
秦は、民族的には西夷に属する。
そして、シナ文明の得失を表すキーワードは、「都市」・「漢字」・「皇帝」である。
都市は、城郭都市である。
漢字は、完全な人工言語で共通の記号、符丁として発達したので、普段話している言葉とは、何の関係もない。
儒教は、宗教としてではなく、「四書五経」は科挙試験を突破するための例文集としてあった。
「毛沢東語録」も思想などどうでもよく、即座に唱えられることが大事であった。
皇帝は、大多数の人間にとって何の接点もなかった。異民族であったとしても、盗賊の親玉であったとしても、眼の前の生活が楽になり、課せられた税金が軽くなればよかった。共産党政権の支配システムも基本的には変わっていない。
漢人の歴史とは、権力の正当化のために書かれるものである。
「元史」、「明史」などの正史はそれを踏襲している。正統・天命・革命の繰り返しで歴史は進む。
その枠組みから外れれば正当性が揺らぐ。なので、改竄・歪曲は、自然な事である。
ちなみに、「清朝史」は未だに完成していない。
次のキーワードは、「人口減」である。
184年の黄巾の乱を契機に後漢は、事実上消滅し5000万人台の人口は、400万人台と激減し、古代からの「漢人」は事実上絶滅を迎える。
そこに、北アジアからアルタイ系の諸族が移り住んできた。
つまり、シナのメンバーは一変した。五胡十六国時代、南北朝時代、隋の時代は、アルタイ化してしまう。
第三期が隋・唐・元迄である。
アルタイ系諸族が新しい「漢人」となり、契丹・女真・モンゴルといった新たな北方遊牧民や狩猟民の挑戦を受ける。
隋・唐は、鮮卑人の作った王朝であり、科挙を始めたのは隋の時代であった。旧い漢人が激減し、アルタイ系が増えたため漢字の使い方を再統一する必要があった。
李白は、テュルク系といわれ、杜甫はアルタイ系の言語的特徴がみられる。
唐の後、五代十国時代の、五代最後の王朝後周を引き継いだ宋に対して、北方から新たな遊牧民・狩猟民がやって来る。
遼(契丹)が北京を押さえ、金は華北を元は華南を呑み込んだ。北宋も基はと言えば、古く入植した北方種族であるが契丹に攻め込まれるうちに自分たちこそ、「正統」だの、「中華」だの、「漢人」だのと言いだし契丹などを夷狄と蔑み、傷ついた自尊心を慰めるようになる。
この負け惜しみの思想が、「中華思想」である。
ところで、元は正統は一つという漢族のドグマに従わず三つの正史を編集している。
次のキーワードは、「植民地としてのシナ」である。
元・明・清に続くこの時代は、シナ史だけでなくユーラシア史が解らないと実情はつかめない。
元は、華北こそ放棄したが北元として存続した。明は、あくまで南朝に過ぎなかった。
そしてシナは、清朝植民地の一つであった。北京に暮らす満州人の言葉が今の普通語の基となっている。
清の同盟相手であったモンゴル族は、第二公用語であった。漢人は、あくまで被支配民で帝国経営には参加が許されず第三公用語であった。
元は、遊牧帝国であり、シナ式の要素は殆んどない。むしろ、漢人がモンゴル化した。明にしてもモンゴル時代の伝統を引き継いでいる。
中華料理の礎は、モンゴル人が築いた。チャイナドレスは、満州人の衣服であった。なので、漢人は禁じられていた。
中華人民共和国が、自らを清の後継と位置付けモンゴル・チベットに支配権を主張しているのは、歴史の歪曲である。
第五期は、日清戦争敗北以降である。
清朝は、日本に大量の留学生を派遣するようになった。
最後のキーワードは、「日本化」である。
中国語のあらゆる言葉は、先に欧米の文化を漢字に翻訳していた日本製である。
なので、自前で思考し、それを深める事によって思考を深めるという作業がなされていない。
そして、話し言葉と切り離されているため、細やかな感覚の表現が難しい。
近代中国語は、語彙でも文体でも日本語の影響を決定的に受けた「日本語化された中国語」となっている。
中学生の頃、無味乾燥の夏・殷・周・春秋戦国・秦・漢・隋・唐・宋・元・明・清・・・を覚えさせられたが、碩学岡田のシナ史は滅法面白く腑に落ちた。
王岐山は、岡田の著作を読んでいるそうであるが、その意図は奈辺にあるであろうか。