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文明の海洋史観 (中公叢書) 単行本 – 1997/11

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

新しい歴史観、遂に出現。近代はアジアの海から誕生した―。戦後、誰も疑うことのなかった陸地史観による通説に真っ向から挑み「太平洋文明の時代」に日本の進むべき道を提示する。

内容(「MARC」データベースより)

近代はアジアの海から誕生した。農業社会から工業社会への移行という「陸地史観」の常識に挑戦し、海洋アジアを近代の発生源とする「海洋史観」を提唱。太平洋文明の時代に日本の進むべき道を提示する。


登録情報

  • 単行本: 292ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1997/11)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4120027155
  • ISBN-13: 978-4120027154
  • 発売日: 1997/11
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 6件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
 本書のタイトルになっている「海洋史観」とは、著者が多大な影響を受けたという、マルクスの唯物史観と梅棹忠夫の生態史観を基礎に、F.ブローデルらによる継続的な対外交易がもたらす物産複合の変容による社会変化という視点を加味した歴史観だ。冒頭で述べられる以下のテーゼが、この歴史観を大変うまく表現していると思う。「近代はアジアの海から誕生した。より正確にいえば、海洋アジアからのインパクト(経済的外圧)に対するレスポンス(生産革命)として、日本とヨーロッパに新しい文明が出現した。」

 著者は、自身の研究テーマである綿織物をとりあげて説明していく。それまで毛織物を着ていたヨーロッパ人が、海洋アジアの物産の代表であるインド製の薄くて美しい綿織物に魅了され、その輸入が急速に増加する。そこで新大陸に自生していた綿花を栽培化して、それを原材料とする綿織物工業を起こして労働生産性を大きく向上させ、資本集約型の生産革命である産業革命を成しとげた。つまり環大西洋交易圏を形成して、その中での自給体制を築いたわけだ。それに対して日本では、貿易を大幅に縮小し自国内で自給自足する「鎖国」体制を築いていく。熱帯でのみ栽培できた綿花だが、温帯でも栽培可能な品種が開発された結果、換金作物としての綿花栽培が日本に急速に普及する。そして近世江戸社会は、労働集約型の生産革命である「勤勉革命」によって、土地
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形式: 単行本
まず、過去示された史観に対する批判と、その後の展開に感嘆しました。

まず、唯物史観は、ある意味西欧的な世界観に囚われ、どのような文化的背景があろうとも、いずれの社会も単線的な発展段階を辿るとしていました。著者は、まずこの史観が、マルクス自身によっても「適用できない場合がある」としていたエピソードを取り上げ批判します。

次に、生物学には「進化」のような単線的発展だけでなく、「適応」という考え方があることを紹介し、そこから日本の研究者が導き出した生態学史観を紹介し、評価します。

さらに今まで歴史研究の中で見過ごされてきた「海からのインパクト」という新たなファクターを取り入れ、著者のライフワークである「海洋史観」を展開し、日本と西洋がDeveloped Countriesとなった理由を明らかにします。

海洋史観のダイナミックさと、海からのインパクト(貿易)が陸地での物産複合(文化)に与える影響の大きさには、感嘆するばかりです。

著者はこれまでも、海洋史観については多くの著書を出しており、この本と内容が重なる点も多くあります。この本は、いわば、それらの著書を踏まえた中間報告といったところでしょう。

なお、個々の歴史については、著者の過去の著作物や、示されている参考書を読めば、詳しく知ることが出来ます。それを読めば読むほど、感動も大きくなるでしょう。
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投稿者 じゃぐぁ トップ1000レビュアー 投稿日 2009/5/11
形式: 単行本
 宇宙船地球号として地球の環境を考える際、是非ともこの日本の新しい文明(江戸文明)を参考にしたいところである。江戸時代を農民が搾取されていた暗黒時代とする唯物論では見えてこない江戸時代が見えてくる。
 なぜに海洋アジア(主に東南アジア)が重要だったか。それは、香辛料・茶・砂糖・木綿・絹といった製品があったからである。これを東南アジアまで貿易しに来る必要をなくすために、植民地政策をとり、三角貿易と産業革命を起こしたのが英国(及び欧州各国)である。逆にすべてを自給するために、労働集約による自給自足と資源節約により勤勉革命を起こしたのが江戸文明であると説く。その結果、人口をほぼ一定に保ち、環境破壊を防ぎ、太陽エネルギーのみで自給自足するパクス・トクガワーナという平和な社会を実現した。
 その成果は、明治初期に東北を旅したイザベラ・バードによって、美しい庭園の国日本、「エデンの園」・「アジアのアルカデヤ(桃源郷)」と評されたそうである。
 人口増加と環境破壊、資源不足により現代の文明が滅びるとすれば、それを防ぐ対応策の1つのモデルは間違いなく江戸文明であると確信する。
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