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文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点 (講談社現代新書 2578) 新書 – 2020/7/15

3.5 5つ星のうち3.5 26個の評価

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ラテン文字圏、ギリシア・キリル文字圏、アラビア文字圏、梵字圏、漢字圏--
五つの文字圏を比べてみると、世界の見方が変わる!

・科挙はなぜ中国社会内部の凝集力を高めたのか?
・日本は長子相続、イスラム世界では?
・箸、フォークとナイフ、右手指食、なぜ違う?
・洋装はいかに非西欧世界に受容されたか?
・なぜ音楽は国境、民族を越えるようになったのか?
・古代ローマと現代アメリカの同化力の限界とは?
・「異才」を育てるための条件とは?
・モンゴル帝国などの開放空間型集団が瓦解した理由
・文明成熟のためのキーワード「フィードバック」とは?

楽しみながら世界史のツボがわかる!

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2020/7/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/7/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4065201470
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4065201473
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.3 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 26個の評価

著者について

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鈴木 董
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルを読んだ限りでは、面白そうに思えたのですが、残念でした。文明論、文化論はあるのですが、それと世界各地の文字との関わりがほとんど記載されておらず(読みとれなかった読解力に問題があるのか?)、読み通すのはしんどかったです。ジャケ買いもほどほどにしておいた方がよいですね。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月24日に日本でレビュー済み
①前作『文字と組織の世界文明史』な続編であり、本書はそのダイジェスト版と言えよう。文字を用いる組織から世界史を考察する。
②オスマン帝国史が著者の専門であるが、文字から世界史を俯瞰する手捌きは鮮やかである。
③著者の独自な視点は〈文明〉と〈文化〉の区別にある。前者は外界を捉え、内面にフィードバックする機能を重視し、後者は一民族の生活様式である。
④文字は、例えば古代エジプトは王朝に仕える神官が「神聖文字」(ヒエログリフ)を用いた。これが象形文字である。ナポレオンのエジプト遠征の際に発見された「ロゼッタ・ストーン」は、神聖文字・民用文字・ギリシャ文字が刻まれ、「クレオパトラ」、「プトレマイオス(王朝)」の文字をシャンポリオンが解読している。
⑤文字は国家にとって必要な記録を遺すために作成された。中国文化圏では、契丹文字・西夏文字・パスパ文字等は、遊牧・狩猟民族が彼らの生活様式(文化)を超えて、国家を維持する機能(文明)のために発明・使用された。
⑥文字を持たない民族は文字を使用することによって、〈文化〉から〈文明〉へ移行・発展したのである。そこには外界(文字を使用する必要性)を内面にフィードバックした成果が見られた。
著者の卓見に感心した。
参考になる知見が満載だ。
お勧めの一冊だ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルにひかれて購入しました。
比較人類史について調べていたのですが、文明論、文化論など、著者の思想が長々と述べられており、タイトルと内容が一致していないと感じました。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年1月19日に日本でレビュー済み
文字世界という軸で歴史や文化を見ていく視点は、新たな気づきもあり、面白いなと思いました。
文化的凝集力や同化力が高いかどうかで文明が長く続くかどうかが決まっているという文脈が興味深かったです。

ただ、参考文献が記載されておらず、想像で書かれているような内容が散見されました。科挙などの特定の要素の効果・成果を過大に評価していたり、全体として説得力に欠けるようにも思えました。
四大文明、四大文字文明から五大文字世界への流れは面白かったのですが、文明・文化についての本書の大部分の内容が薄く、あまり同意できませんでした。
現在まで「行け行けドンドン」の文明だった、それではいけない、という内容が何度も出てきますが、単純化し過ぎ、一面的過ぎで説得力がないなと思いました。
「行け行けドンドン」の文明の第一段階と、それ以降の文明の第二段階、第三段階という話が何度も出てきますが、第二段階以降の説明がほとんどなく、第一段階を抜けた後の文明がどのようなものかよく分かりませんでした。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月19日に日本でレビュー済み
文字による文明圏という考えが新鮮で読んでみた。ただ、その視点により今まで見えていなかったことが見えてくるというわけではなかった。よく考えると、著者も気づいてはいるのだが、この論によると、無文字文明は世界史から無視されるということになってしまう根本的欠陥がある。日本に関しては、愛国的ではあるが、漢字文明圏という視点からは、日本は中華文明の周辺versionに過ぎないということになってしまうのは必然であり、論はそのように進む(ハンチントンの文明論では日本は独自の文明圏という評価だが、箸食文化や唐服であった和服文化が現代日本に温存されているので、それは間違いと一刀両断)。また、漢字文明圏の周辺同化力という言われ尽くしてきたようなことを強調するのはどうかと思う。満州語を絶滅させたのは、漢字や中国語の優位性によるものであるという考えに見えるが、いま現在中国がウイグルを中国化しようとしている方法を考慮すると、それはナイーブにすぎるのではないか。総じて、文明とはとか文化とはなどと、大上段からの論であるが、その内実は案外トリビアな知識の羅列に終始した感があった。また、アメリカ文明やEUに対して非常に厳しい見方であるのは、著者がオスマン帝国の研究者だったからかもしれない。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月21日に日本でレビュー済み
せっかく文字で文明を区分したのだから、文字の体系が思考や行動様式に及ぼした影響を論じて頂きたい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年12月23日に日本でレビュー済み
第2章くらいまでは面白いですが、それ以降退屈さが加速していきます。なんと言うか、あまり文字関係ないかも(?)
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月24日に日本でレビュー済み
『文字世界で読む文明論――比較人類史七つの視点』(鈴木董著、講談社現代新書)で興味深いのは、「現代の五大文化圏」、「個別文明の興亡」、「文明発展のためのイノヴェーション能力」の3つです。

●現代の五大文化圏――。
「現代世界では、5つの文字で可視化される5つの大文化圏がいま世界のほとんどを包摂している。5つの文化圏とは、すなわちラテン文字圏としての西欧キリスト教圏、ギリシア・キリル文字圏としての東欧正教圏、アラビア文字圏としてのイスラム圏、梵字圏としての南アジア・東南アジア・ヒンドゥー・仏教圏、そして漢字圏としての東アジア・儒教・仏教圏である」。本書では、人類の歴史の中で、人類がいかなる形で、現今の五大文字圏としての五大文化圏を形成することになっていったかが述べられています。

●個別文明の興亡――。
「人類の『文明』そのものは、後退と衰亡の危険をはらみながらも、今日までのところ、何とか前進を続けてきた。しかし一方で、文化の刻印を帯びた個別文明は、興亡をくりひろげてきた。インダス文字を生んだインダス文明は、その担い手とおぼしきドラヴィダ系言語を母語とする人びとを残しながら、原因不明のまま、消滅した。人類最古の文字を創り出した楔形文字文明は、パフレヴィー文字文明に多くを受け継がれながら、楔形文字そのものは死文字と化した。さらにはパルティア、すなわちアルサケス朝ペルシア、そしてササン朝ペルシアを経て、パフレヴィー文字文明は『アラブの大征服』のなかでアラビア文字世界とじてのイスラム世界に包摂されてしまった。エジプトのヒエログリフ文明も、ローマ帝国の支配下でヒエログリフが死文字と化し、さらに『アラブの大征服』のなかで、ファラオの民も、ローマ帝国支配下で新たに創出したコプト教徒のコプト文字を残しながら、アラビア文字世界としてのイスラム世界に包摂されてしまった。そして、『新大陸』の独自の象形文字をもったマヤ文明もアステカ文明も、さらに無文字ではあったがキープ(結縄)を有したインカ文明も、ラテン文字世界としての西欧キリスト教世界から来攻したコンキスタドール(征服者)たちに征服されて、言語の話者は残しながらも独自の文化の大部分は消失した」。

「太古以来の文字を保つ大文字文明として今日、生命を保っているのは、漢字文明のみである。大文字世界としては、この他には、梵字文明と、地中海ギリシア・ラテン文字世界の衣鉢を継ぐ、ラテン文字文明としての西欧キリスト教文明と、ギリシア・キリル文字文明としての東欧正教文明と、7世紀という新たな時期に誕生した五大文字世界としての五大文明のなかで最も新しい、アラビア文字文明としてのイスラム文明があるのみである」。

●文明発展のためのイノヴェーション能力――。
「『行け行けドンドン』の方向にせよ、その不都合な部分の是正としてのフィードバックの方向にせよ、文明が発展し存続するためには、新しい発明、『革新』が必要である。このような能力を、イノヴェーション能力と呼ぶことにしよう」。

「現今の状況下においては、負の諸結果についてのフィードバック能力における創造的イノヴェーションこそ、急迫の必要であろう。その一例としては、二酸化炭素の多量の排出による地球の気候の急速な温暖化が問題となっているが、その対策として二酸化炭素を単に集めて密閉貯蔵するなどという消極的対応ではなく、二酸化炭素を分別し、これを原料とする、石油産業にかわる二酸化炭素産業の創出などといった試みであろう」。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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