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数学ガールの秘密ノート/式とグラフ (数学ガールの秘密ノートシリーズ) 単行本 – 2013/7/13
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新シリーズ『数学ガールの秘密ノート』の第一作です。
「僕」と三人の少女(ミルカさん、テトラちゃん、ユーリ)が、家と学校で、楽しい数学トークを繰り広げます。
中学・高校レベルの数学が中心ですが、
やさしい数学の中にも思いがけない発見があります。
各章の最後に掲載した「問題」を解くことで、読者は自分の理解を確認し、実力を高めることができます。
この『数学ガールの秘密ノート』シリーズで数学の基礎を固め、『数学ガール』シリーズにチャレンジしましょう。
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●登場人物紹介
「僕」
高校二年生、語り手。
数学、特に数式が好き。
ユーリ
中学二年生、「僕」の従妹。
栗色のポニーテール。論理的な思考が好き。
テトラちゃん
高校一年生、いつも張り切っている《元気少女》。
ショートカットで、大きな目がチャームポイント。
ミルカさん
高校二年生、数学が得意な《饒舌才媛》。
長い黒髪にメタルフレームの眼鏡。
母
「僕」の母親。
瑞谷女史
「僕」の高校に勤務する司書の先生。
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- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2013/7/13
- 寸法13.3 x 1.7 x 18.8 cm
- ISBN-104797374144
- ISBN-13978-4797374148
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出版社より

あなたへ
この本では、ユーリ、テトラちゃん、ミルカさん、そして「僕」が数学トークを繰り広げます。
彼女たちの話がよくわからなくても、数式の意味がよくわからなくても、先に進んでみてください。
でも、彼女たちの言葉にはよく耳を傾けてね。
そのとき、あなたも数学トークに加わることになるのですから。
《数学を使って問題解く》とは
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ツルカメ算から連立方程式を立てる• ツルがx 匹いるとする。 • カメがy 匹いるとする。 • ツルとカメが合わせて5 匹いることから、 x + y = 5 が成り立つ。 僕「これで問題文のうち『ツルとカメが合わせて5 匹います』をx + y = 5 という数式に移したことになるよね」僕は宿題プリントを指さしながらユーリに説明する。 ユーリ「はいはい……」 僕「同じようにして今度は『ツルとカメの足の数を合わせると16 本になります』という文を数式に移してみよう」 ------略---------- x + y = 5 2x + 4y = 16 僕「僕たちはこれで、ツルカメ算の文章を数式の世界に移したことになる。《連立方程式を立てた》わけだね」 |
方程式は必要ない?僕「足が16 本なら、ツルが2 匹、カメが3 匹だってことだね」 ユーリ「そーだよ。こんくらい、ぐっと考えれば解けるじゃん。わざわざ連立方程式なんて立てなくても」 僕「確かにね。この問題なら連立方程式なんか立てる必要ない」 ユーリ「でしょー?」 僕「ねえ、ユーリ。連立方程式を立てなくてもこの問題が解けるっていうのは、その通りだよ。でも、ここでやっているのはね、単に《ツルとカメの数を求めること》じゃないんだよ」 ユーリ「へ?」 僕「ここでは《ツルとカメの数を求めること》だけを学んでいるんじゃなくて、それを通して《数学を使って問題を解くこと》を学んでいるんだ」 ユーリ「どーゆー意味?」 |
《数学を使って問題を解く》とは(1) 《現実の世界》から《数学の世界》に問題を移す。 (2) 《数学の世界》で問題を解き、解答を得る。 (3) 《数学の世界》から《現実の世界》に解答を移す。 ユーリ「お兄ちゃん……」 僕「この(1) が《方程式を立てる》ことだね。そして(2) が《方程式を解く》ことになる。ツルカメ算は簡単だ。連立方程式も難しくない。でも、大切なのはこういう流れを学ぶことなんだよ。《現実の世界》と《数学の世界》を行ったり来たりして……」 |
商品の説明
出版社からのコメント
【2014年度日本数学会出版賞受賞! 】
全国学校図書館協議会選定図書
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を執筆。
代表作は『数学ガール』シリーズ。
J.S.バッハの「フーガの技法」が大好きな、プロテスタントのクリスチャン。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2013/7/13)
- 発売日 : 2013/7/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4797374144
- ISBN-13 : 978-4797374148
- 寸法 : 13.3 x 1.7 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,680位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 111位数学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について

結城浩 1963年生まれ。
プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を執筆。最新作は『数学ガール』シリーズ。J.S.バッハの「フーガの技法」が大好きな、プロテスタントのクリスチャン。2014年度日本数学会出版賞受賞。
Twitter: https://twitter.com/hyuki/
メールマガジン: https://bit.ly/hyuki-mm
note(ノート): https://mm.hyuki.net/
ホームページ: https://www.hyuki.com/
著書一覧
2020年『数学ガールの秘密ノート/確率の冒険』
2020年『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』
2019年『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』
2019年『数学ガールの秘密ノート/ビットとバイナリー』
2019年『C言語プログラミングレッスン入門編 第3版』
2018年『数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの』
2018年『数学ガール/ポアンカレ予想』
2018年『プログラマの数学 第2版』
2017年『数学ガールの秘密ノート/積分を見つめて』
2016年『数学ガールの秘密ノート/やさしい統計』
2016年『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』英語版 "Math Girls 3: Goedel's Incompleteness Theorems"
2016年『数学ガールの秘密ノート/場合の数』
2015年『数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実』
2015年『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』
2015年『数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて』
2014年『数学文章作法 推敲編』
2014年『数学ガールの秘密ノート/数列の広場』
2014年『数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数』
2013年『数学ガールの秘密ノート/整数で遊ぼう』
2013年『数学ガールの誕生 理想の数学対話を求めて』
2013年『数学ガールの秘密ノート/式とグラフ』
2013年『数学ガール フェルマーの最終定理(3)』コミックス(原作)
2013年『数学文章作法 基礎編』
2012年『数学ガール/フェルマーの最終定理』英語版 "Math Girls 2: Fermat's Last Theorem"
2012年『Java言語プログラミングレッスン第3版(上巻)』
2012年『Java言語プログラミングレッスン第3版(下巻)』
2012年『数学ガール/ガロア理論』
2012年『数学ガール フェルマーの最終定理(2)』コミックス(原作)
2012年『数学ガール ゲーデルの不完全性定理(2)』コミックス(原作)
2011年『数学ガール』英語版 "Math Girls"
2011年『数学ガール/乱択アルゴリズム』
2011年『数学ガール フェルマーの最終定理(1)』コミックス(原作)
2011年『数学ガール ゲーデルの不完全性定理(1)』コミックス(原作)
2009年『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』
2009年『数学ガール(下)』コミックス(原作)
2008年『数学ガール/フェルマーの最終定理』
2008年『数学ガール(上)』コミックス(原作)
2008年『新版暗号技術入門――秘密の国のアリス』
2007年『数学ガール』
2007年『Java言語で学ぶリファクタリング入門』
2006年『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門マルチスレッド編』
2006年『新版Perl言語プログラミングレッスン入門編』
2006年『新版C言語プログラミングレッスン文法編』
2006年『新版C言語プログラミングレッスン入門編』
2005年『改訂第2版Java言語プログラミングレッスン(上巻)』→2012年『第3版』
2005年『改訂第2版Java言語プログラミングレッスン(下巻)』→2012年『第3版』
2005年『プログラマの数学』
2004年『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』
2004年『結城浩のWiki入門――YukiWikiではじめる みんなで作るWebサイト』
2003年『改訂版Java言語プログラミングレッスン(上巻)』→2005年『改訂第2版』
2003年『改訂版Java言語プログラミングレッスン(下巻)』→2005年『改訂第2版』
2003年『暗号技術入門――秘密の国のアリス』→2008年『新版』
2002年『結城浩のPerlクイズ』
2002年『Java言語で学ぶデザインパターン入門マルチスレッド編』→2006年『増補改訂版』
2001年『Perl言語プログラミングレッスン入門編』→2006年『新版』
1999年『Java言語プログラミングレッスン(上巻)』→2003年『改訂版』
1999年『Java言語プログラミングレッスン(下巻)』→2003年『改訂版』
1998年『改訂第2版C言語プログラミングレッスン入門編』→2006年『新版』
1998年『Perlで作るCGI入門基礎編』
1998年『Perlで作るCGI入門応用編』
1996年『新版C言語プログラミングのエッセンス』
1995年『C言語プログラミングレッスン文法編』→2006年『新版』
1994年『C言語プログラミングレッスン入門編』
1993年『C言語プログラミングのエッセンス』
『数学ガール』のイメージビデオは、曲:よよだいんさん、動画:myuさんによるものです(許諾済み)。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
私はもう社会人ですが高校生の時に読めていたら、人生変わっていたかも。
学生の頃感じていた数学に対する断絶感が消えていく本でした。そして、数学の本質を見せてくれるようで感動さえしてしまいました。
物理や化学はストーリーが分かる。身の回りの出来事と結びつけてイメージできる。本質的に理解できる。
けれど、数学は一部の天才だけが本質を知っているのだろうと思っていました。
でも、この本を読めば、数学のストーリーを追っていくことができるのです。
一つの数式に、そして、グラフという図形に、意味があること。その繋がり。その意味と繋がりを知りたかったんです。
それを教えてくれる本でした。
あと、この本は「数学が分からない人」に優しい。
ユーリやテトラという登場人物が数学に対する疑問を素直に表現してくれるおかげで、私の疑問もはっきりと姿を表すし、解決もされていく。
とにかくいい本です。
何度でも読み返したいです。
内容に関しては他のレビューで言及されているため、当レビューはこの本を読むに相応しい対象者について述べたい。
結論を言うと、中学数学に習熟した高校生が読むに相応しいレベルの書籍だと思う。中学数学が分からない人には難しく感じるだろう。
内容は中学生1,2年で習う程度である。が、この本で中学生1,2年生レベルの勉強を再度1から勉強しなおせるわけではないことに注意してほしい。因数分解や式展開、連立方程式は解ける前提で書かれている。
また、文章もノベルのような書きぶりではあるが数学書のような表現を多用している。このため、中学レベルの数学に苦手意識があり、丸っ切り数学が分からない人には難しく感じることだろう。
当書は、中学数学の授業で形式として覚えた数学の知識に、「何故そうなるのか」という基礎を付け足して体系的な知識として理解することに向いている。
そのため、中学数学に習熟した高校生が読むに相応しいレベルの書籍だと結論づけた。
僕個人の感想としては、授業では分かりにくい反比例や連立方程式の本質を新しく理解できたため大変面白い内容であった。
分かっている(はずの)ことを理解するためには、基礎をしっかりおさえることが大切だと学びました。
とはいえ、基礎を一つひとつ理解しようとすると、かえって理解の妨げになることも知りました。
(例えば、放物線とX軸の交点について《数式の世界》における表現を考えさせる場面(pp.147-155))
「数学ガール」のシリーズは楽しんでいるので,秘密ノートも読んでみたくなりました.
内容的には「数学ガール」シリーズより基礎的な感じで,読みやすいと思います.ただ,知っている人にとっては,物足りない感じがするかも知れません.「数学ガール」とは違う読者層を想定しているのでしょう.中学生,高校生に読んでもらいたい本です.