動物の見方がひっくり返る！

言葉を話すプレーリードッグ、仲間を助けるネズミ、芸術を愛するニワシドリ、葬式をするカササギ……。科学の研究が進むにつれて、動物たちは想像以上に賢く、高い能力を秘めていることがわかってきた。びっくりするような行動や思わず吹き出してしまうようなエピソードが、100点以上もの表情豊かな写真とともに綴られた愛すべき動物エッセイ。

本の長さ

248ページ
言語

日本語
出版社

NHK出版
発売日

2017/12/23
ISBN-10

4140817291
ISBN-13

978-4140817292
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商品の説明

内容（「BOOK」データベースより）

おしゃべりするプレーリードッグ、仲間を助けるネズミ、葬式をするカササギ、人間と駆け引きするイルカ…。科学の研究が進むにつれて、動物たちは想像以上に賢く、優れた感性をもち、高い能力を秘めていることがわかってきた。びっくりするような行動や、思わず吹き出してしまうようなエピソードが、百点以上の表情豊かな写真とともに綴られた、愛すべき動物エッセイ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

レシオ,ベリンダ
「オーガニック・スパ・マガジン」誌の編集者。動物についてのコラム“State of the Ark(方舟の国)”を執筆。動物と社会に関する革新的な研究で米国動物愛護協会賞を受賞。テレビ、博物館、出版社向けの科学教育カリキュラムを開発し、著書は動物や自然から宗教芸術や象徴性までさまざまなテーマにわたる。トゥルー・ノース・ギャラリーを主宰し、動物、自然、先住民族の文化をモチーフにした工芸品を紹介している。マサチューセッツ州サウスハミルトン在住

中尾/ゆかり
翻訳家。西南学院大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

出版社 : NHK出版 (2017/12/23)
発売日 : 2017/12/23
言語 : 日本語
単行本（ソフトカバー） : 248ページ
ISBN-10 : 4140817291
ISBN-13 : 978-4140817292

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JayJay

動物たちは想像以上に賢く、優れた感性をもち、また高い社会性を有することに驚嘆。

2018年1月25日に日本でレビュー済み

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副題に「動物の知性と感情をめぐる驚くべき物語」とある。星をたよりに泳ぐアザラシ、おしゃべりをするプレーリードッグ、仲間を助けるネズミ、人間と駆け引きをするイルカ…など、びっくりするような行動やエピソードが表情豊かな写真とともに語られる。
個人的にもっとも興味深く読んだのは、仲間の死を悼む動物たちの神聖な気持ちについてつづられた「死と霊魂」（第７章）とプレーリードッグのコロニーにおける高度な警報伝達システムについての知見‐プレーリードッグの町のうわさ（第９章）だ。ともに本書の白眉。

7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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何百もの事例を読みすすめるうち、世界の見方が変わる。

2019年11月28日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

しばしばテレビでは、動物が芸をする様子が放送され、『うわぁ動物って賢いんだねぇ』みたいな番組が放送されたりするが、それは表面的な紹介に終わってしまっている事が多い。

本書は違う。動物のユーモアについて。種を超えた協力について。友情について。遊びについて。死別の儀式について。とにかく様々なテーマについて、これでもかとばかり豊富な事例が紹介される。

そうした事例を読みすすめるうち、なるほど動物には、人間とは違う視点での、非常に素晴らしいコミュニケーション能力があるのだなと、思わずにいられなくなる。

自分中心、人間中心で世界を見るのではなく、動物一匹一匹、それぞれに生きる世界がある事を教えてくれる。

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Vicente09

センセーショナルな本かなと思ったが意外と深みある内容だった。

2019年5月25日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

14章の章立てで各章10～15ページ位の短さなので結構気軽に読めます。またカラー写真が多く挿入されていてとてもきれいな発色。その分紙質は厚くなり携行には不向きかも。面白さだけを追求した本かと思いましたがすべてエビデンスに依拠しており出典も明示してあり正確です。第7章の「神聖な気持ちになる：死と霊魂」でカササギやカラス、ゴリラの「お葬式」の記述がとても興味深かったです。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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SAMe

フンコロガシが凄い！

2019年1月11日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

動物が素晴らしい能力の持ち主である事はよく分かったが、虫も凄い。フンコロガシの章は秀悦だ。フンコロガシの能力にも驚いたが、それを検証した学者も凄い。フンコロガシをプラネタリウムの下に入れて実験している様子を想像すると、興味が尽きない。
本書の内容はフンコロガシだけでなく、全て興味を惹かれることは間違いなしです。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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日本ねこ走り

動物たちって、人間よりはるかに頭がいい？

2018年6月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

動物たちって賢いんですね。昔、一緒に暮らしていた野良猫は、人間の私より自分が賢いと思っていた。私もそう思って暮らしていた。やっぱりそうだったんだ。最後の方に、動物たちの基準で人間をテストしたらどうなるか書いてある。タコが人間をテストする。出来が悪いと「おまえはタコ以下だ！」と言われてしまう。「その通りです」と答える。
それにしても、人間って何なのですかね。地球上くまなく繁殖して、宇宙空間まで行って、核兵器作って、止まらない。というより、止められない。ゴリラやチンパンジーたちは、人間のことをどう思っているのだろう。いびつな進化を遂げた奴らだと思っているかもしれない。どのみち滅ぶのでしょうけど。その時、動物たちはこんな話をするかもしれません。「昔々、人間という、とても凶暴で愚かな動物がいました。どんどん増えていき、動植物を際限なく食い荒らし、それでも足りず、自分たちで奪い合って、殺しあっていました。ところが、人間という動物は妙に知能が発達していて、いろいろな道具を作るのです。やがて、核兵器というのを作り出しました。使ったら、お互いが滅ぶとわかっているのにやめられないのです。ほんとうに愚かなのです。結局、核兵器を使って滅んでしまいました。巻き添えを喰って滅んだ動物たちはすごい数でした。私たちは辛うじて生き残ったのですが、でも一つだけとても良いことがあります。人間はもういないのです。ほんとうに安心して暮らせるようになりました。めでたし。めでたし。」

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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skshj_skshj

多くのサンプルが説得力を増す

2018年4月6日に日本でレビュー済み

様々なサンプルが紹介され、動物達の優れた能力を理解するのに役立つ。断片的に語られるため、強く印象に残るエピソードだけは記憶に残ると思う。
個人的には、手話ができるゴリラのココの話は興味深く、掘り下げて調べてみたいと思う。
著者が言う「人間の目線で彼らを判断することは出来ない」という言葉も印象深い。
一方で、彼らのことを理解すればするほど人間の業の深さにも思いやられる。
動物園で飼育される動物はどう扱われるべきか。食用の家畜はどのような感情を持っているのか。臨床実験にされるマウスは犠牲になっても良いのか。などなど。
真の共生を考えさせられる。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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数をかぞえるクマ サーフィンするヤギ―動物の知性と感情をめぐる驚くべき物語 (日本語) 単行本（ソフトカバー） – 2017/12/23

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