ヤクザ取材のエキスパート2人が対談形式で分かり易く教える現代のヤクザ像。第1章から、今話題のタピオカドリンクとヤクザとの関係を取り上げるなど、一般層のつかみは完璧だ。
基本的に、ヤクザは日本社会のあらゆる分野に手を伸ばしている。一般人、いわゆる堅気が気付かぬ所で暗躍している。例えば、食品について。鰻の稚魚であるシラスウナギは、ヤクザの密漁品だが、日本人は皆気にせず食べている。他にはナマコなどもあるが、ヤクザの獲った物が市場で流通している現状がある。「私の生活はヤクザとは全く無関係です」と断言できる人が果たしてどれくらいいるだろうか。
現在はヤクザへの締め付けが非常に厳しく、最低限の権利しか保障されていない状態である。これはこれで正しいのかもしれないが、いわゆる「臭い物に蓋をする」で、今までのヤクザとの関係を都合良くなかった事にしようとしているとしか思えない。特に警察がな。ヤクザが衰退した代わりに、現在は半グレ集団が跳梁跋扈しているが、締め付けを厳しくすればする程こういう存在が増えるのは、むしろ当然とも言える。法の網を潜り抜けて悪事を働く輩は決して消える事はないからだ。
一般のマスコミはヤクザに関してはまともに取材もしていない。記者クラブ制度のせいで、警察・検察側の言う通りに記事を書くだけ。これでジャーナリストと言えるのか。このような場合に力を発揮するのがフリージャーナリストの強みだろう。真のジャーナリストはフリーでなければいけない。
裏社会の住人といえど、表社会と無関係ではいられない。ヤクザについて知る・学ぶ事は、日本の社会を知る上での近道である。一読をお薦めする。
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教養としてのヤクザ (小学館新書) 新書 – 2019/10/3
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あの芸人にも読ませたい。
吉本闇営業問題で分かったことは、今の日本人はあまりにも「反社会的勢力」に対する理解が浅いということだ。反社とは何か、暴力団とは何か、ヤクザとは何か。彼らと社会とのさまざまな接点を通じて、「教養としてのヤクザ」を学んでいく。テーマは、「ヤクザとメディア」「ヤクザと食品」「ヤクザと五輪」「ヤクザと選挙」「ヤクザと教育」「ヤクザと法律」など。その中で、「ヤクザと芸能人の写真は、敵対するヤクザが流す」「タピオカドリンクはヤクザの新たな資金源」「歴代の山口組組長は憲法を熟読している」など、知られざる実態が次々明らかになっていく。暴力団取材に精通した二大ヤクザライターによる集中講義である。
【編集担当からのおすすめ情報】
暴力団取材の第一人者である溝口敦氏と、『サカナとヤクザ』がベストセラーになった鈴木智彦氏が、ヤクザと社会の意外な接点を明らかにしていく展開は、目からウロコの連続です。反社について学ぶことは、裏面から日本の社会を学び直すということなのかもしれません。
吉本闇営業問題で分かったことは、今の日本人はあまりにも「反社会的勢力」に対する理解が浅いということだ。反社とは何か、暴力団とは何か、ヤクザとは何か。彼らと社会とのさまざまな接点を通じて、「教養としてのヤクザ」を学んでいく。テーマは、「ヤクザとメディア」「ヤクザと食品」「ヤクザと五輪」「ヤクザと選挙」「ヤクザと教育」「ヤクザと法律」など。その中で、「ヤクザと芸能人の写真は、敵対するヤクザが流す」「タピオカドリンクはヤクザの新たな資金源」「歴代の山口組組長は憲法を熟読している」など、知られざる実態が次々明らかになっていく。暴力団取材に精通した二大ヤクザライターによる集中講義である。
【編集担当からのおすすめ情報】
暴力団取材の第一人者である溝口敦氏と、『サカナとヤクザ』がベストセラーになった鈴木智彦氏が、ヤクザと社会の意外な接点を明らかにしていく展開は、目からウロコの連続です。反社について学ぶことは、裏面から日本の社会を学び直すということなのかもしれません。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2019/10/3
- 寸法10.9 x 1.1 x 17.3 cm
- ISBN-104098253569
- ISBN-13978-4098253562
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
芸人の闇営業問題で分かったことは、今の日本人はあまりにも「反社会的勢力」に対する理解が浅いということだ。反社とは何か、暴力団とは何か、ヤクザとは何か。彼らと社会とのさまざまな接点を通じて「教養としてのヤクザ」を学んでいく。そのなかで知られざる実態が次々と明らかに。「ヤクザと芸能人の写真は、敵対するヤクザが流す」「タピオカドリンクはヤクザの新たな資金源」「歴代の山口組組長は憲法を熟読している」―暴力団取材に精通した二大ヤクザライターによる集中講義である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
溝口/敦
1942年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。ノンフィクション作家。『食肉の帝王』で2004年に講談社ノンフィクション賞を受賞
鈴木/智彦
1966年、北海道生まれ。日本大学芸術学部写真学科除籍。ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を務めた後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1942年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。ノンフィクション作家。『食肉の帝王』で2004年に講談社ノンフィクション賞を受賞
鈴木/智彦
1966年、北海道生まれ。日本大学芸術学部写真学科除籍。ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を務めた後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2019/10/3)
- 発売日 : 2019/10/3
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4098253569
- ISBN-13 : 978-4098253562
- 寸法 : 10.9 x 1.1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 107,391位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 125位小学館新書
- - 238位サブカルチャー一般の本
- - 3,860位社会学概論
- カスタマーレビュー:
著者について
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1942年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、出版社、広告代理店勤務を経て作家に。2003年には『食肉の帝王―巨富をつかんだ男 浅田満』(講談社)で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 山口組 五代目帝国の内なる敵 (ISBN-13:978-4812441763)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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