ちょっと看過できなかったんですけど、p159と160、親への教育も必要ってとこ。
「授乳の時には、ちゃんと子供の顔を見ながらお乳を与えるのが大切なのに、スマホをいじってる」(池上)
新幹線で騒ぐ子供に、スマホのいないいないばあのアプリを見せることを「薬物を飲ませるのと同じ発想」(佐藤)
育児のいの字もしたことないのが丸分かりじゃんね。ほんとガッカリ。これじゃ前半で自分たちが散々こき下ろしてるセクハラや各種事件の中央官僚たちと変わらんよ。視線が高すぎるっての。
自分たちがどんだけ恵まれた環境で育児してもらったのかは知らんけど、核家族で、実家とも遠く離れて暮らしている中で行う育児がどんだけ困難か、想像できないのかね。新入社員が支店をひとつ任されるようなものよ?
一事が万事で、こういう古臭く右派的な認識の持ち主であることを知ると、他のとこで微かに感じていた違和感が膨れ上がってくるのね。高学歴が多かったオウム真理教とか。過去何十年も言われてきた、手垢のつきまくった指摘。新鮮味がでんでんない。
池上せんせはテレビの人だから最初から期待はないけど、佐藤せんせは、国家の罠も獄中記も読んで感銘を受けただけに、この陳腐な認識はショックが大きいです。やっぱり旧世代の人なのかしら、と。北原みのりと対談してなかったっけ? 何を学んだのかしら?
センター試験に替わる新テストへの評価はいいと思いました。ほんとにガラリと変わるからね。ここをもっと膨らませてほしかったですが。
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教育激変-2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ (中公新書ラクレ) 新書 – 2019/4/6
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2020年度、教育現場には「新学習指導要領」が導入され、新たな「大学入学共通テスト」の実施が始まる。なぜいま教育は大改革を迫られるのか。文科省が目指す「主体的・対話的で深い学び」とはなにか。
自ら教壇に立ち、教育問題を取材し続ける池上氏と、「主体的な学び」を体現する佐藤氏が、日本の教育の問題点と新たな教育改革の意味を解き明かす。巻末には大学入試センターの山本廣基理事長も登場。入試改革の真の狙いを語りつくした。
自ら教壇に立ち、教育問題を取材し続ける池上氏と、「主体的な学び」を体現する佐藤氏が、日本の教育の問題点と新たな教育改革の意味を解き明かす。巻末には大学入試センターの山本廣基理事長も登場。入試改革の真の狙いを語りつくした。
- 本の長さ220ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2019/4/6
- ISBN-104121506537
- ISBN-13978-4121506535
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
2020年度、教育現場には「新学習指導要領」が導入され、新たな「大学入学共通テスト」の実施が始まる。なぜいま教育は大改革を迫られるのか。文科省が目指す「主体的・対話的で深い学び」とはなにか。自ら教壇に立ち、教育問題を取材し続ける池上氏と、「主体的な学び」を体現する佐藤氏が、日本の教育の問題点と新たな教育改革の意味を解き明かす。巻末鼎談には大学入試センターの山本廣基理事長も登場。入試改革の真の狙いを語りつくした。
著者について
池上彰
ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。報道記者として事件、災害、教育問題を担当し、94年から「週刊こどもニュース」で活躍。2005年からフリーになり、テレビ出演や書籍執筆など幅広く活躍。現在、名城大学教授・東京工業大学特命教授など8大学で教える。『池上彰のやさしい経済学』『池上彰の18歳からの教養講座』など著書多数。
佐藤優
作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月、執行猶予付き有罪確定。13年6月、執行猶予期間満了。『国家の罠』『自壊する帝国』『修羅場の極意』『ケンカの流儀』『嫉妬と自己愛』『独裁の宴』など。
ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。報道記者として事件、災害、教育問題を担当し、94年から「週刊こどもニュース」で活躍。2005年からフリーになり、テレビ出演や書籍執筆など幅広く活躍。現在、名城大学教授・東京工業大学特命教授など8大学で教える。『池上彰のやさしい経済学』『池上彰の18歳からの教養講座』など著書多数。
佐藤優
作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月、執行猶予付き有罪確定。13年6月、執行猶予期間満了。『国家の罠』『自壊する帝国』『修羅場の極意』『ケンカの流儀』『嫉妬と自己愛』『独裁の宴』など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池上/彰
ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。報道記者として事件、災害、教育問題を担当し、94年から「週刊こどもニュース」で活躍。2005年からフリーとなり、テレビ出演や書籍執筆など幅広く活躍。現在、名城大学教授・東京工業大学特命教授など。計8大学で教える。著書多数
佐藤/優
作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月、執行猶予付き有罪確定。13年6月、執行猶予期間満了。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。報道記者として事件、災害、教育問題を担当し、94年から「週刊こどもニュース」で活躍。2005年からフリーとなり、テレビ出演や書籍執筆など幅広く活躍。現在、名城大学教授・東京工業大学特命教授など。計8大学で教える。著書多数
佐藤/優
作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月、執行猶予付き有罪確定。13年6月、執行猶予期間満了。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者について
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ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに。今さら聞けないニュースの本質をズバリ解説。テレビでも大活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版 (ISBN-13: 978-4047318229 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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1)教育改革という問題意識の端緒とは!?
「過去数年、私の関心が、内政や外交から教育にシフトしている。その理由は、日本が危機的状況から脱出するた
めに、偏差値競争から抜け出して、真に知識を得て、活用するような教育を定着させることが、着実かつ効果的な
方法と考えるから」(220頁)と佐藤氏は言う。また、「教育勅語があったから道徳が行き届いていた」(4頁)
とその“重み付け”も知らず“的外れ”な政策に走る政治家に対し、池上氏も辛口に批評する。2021年の新テストを控
える受験生だけでない、幅広い世代の人が楽しめる、対話形式の両者の対談は面白い!!
2)マイケル・サンデル氏の「ハーバード白熱教室」を真似できるか!?
著者自身も氏の自宅まで取材に行っている。そこに集められた学生には「反転授業」を実践している。従来、授業
を受けてから復習をみっちりやるという勉強方法を、文字どおり「反転」させるということだ。
反転授業を行えば、もう充分な準備ができているから、質問に対して手を挙げることが出来る。だからこそ、質の
高い議論ができる。この臨場感を知るには、ネットで「ハーバード白熱教室」と検索すれば簡単に動画で見れます。
佐藤氏も大学の授業でアクティブ・ラーニングを実施しており(96頁以下)、佐藤氏の「白熱授業」も著作にしっ
かりと書かれており興味深い。「試行錯誤を重ね、一つの型ができたかな」と感じているぐらいだから是非、一読
を勧める。
なんといっても、アメリカでは教育要員の数が多い。教育に特化した先生が多く、任期制であり学生側の評価もあ
るから、下手だとすぐにクビになる。学生は学生で年何百万も払って自分に投資するのだから必死さが窺われる。
養成すべきは「真のエリート」であって”思考停止”した「エリート意識」に”凝り固まった人間”を”量産”すること
ではない。だから、アメリカの企業は本気で「真のエリート」を見極め、採用しそれに見合う報酬を支払うのであ
る。
ところが、日本は「エリート意識」に凝り固まった人間を採用する企業が多い。というよりそういう「パイ」しか
与えられていないから採用が貧弱になるのもやむを得ない社会となっている。
さらに「官」について言えば、実用性のない「教養のための教養」「知識のための知識」を身につけたあげく、翻
って、条文はもとより、その紙背にある歴史的経緯とか現在の地政学とかを含めた読解力=読み解く力が決定的に
欠落している。だから、「サリンを弾頭につけて着弾させる能力を、すでに北朝鮮は保有している可能性がある」
(30頁)と内だけでなく国際社会に向かって堂々といえる。仮にも、“恐怖”を煽り、世論を“集団ヒステリー”に導
くプロパガンダの発言の一貫であるなら”たいした”ものだが、国民の多くは冷徹に”情報を正確に読み解いている”
ので国民のレベルを”引き下げている”としか思えないのだが。
3)教育の実践に何が必要か!?それは、人間固有”の力を鍛錬することにある!!
2021年の新テストが始まることを想定し、プレテストが公表されている。
「ある架空の城下町の街並み保存地区に指定されている地域に住む”お父さん”が、景観保護ラインの住民説明会に
でかけた。そこから帰ってきた”お父さん”と”お姉さん”の会話を聞きながら、妹である”かおるさん”がガイドライ
ンの導入について考える」というもの。資料を”読み解く力”と対話の意図を”読み解く力”が試されています。
では、どのようにして、最重要である読解力=”読み解く力”を鍛錬するか?
要は、“情報を見極める力”をつけるための普段からの教養力を下地にして“トライアンドエラー”を繰り返しながら、
批判的思考が養われているか、その上で発想力が生まれてきているのか、”書く”を実践して、まずは”自分”で検証
することだ。佐藤氏の「白熱授業」が5時間とするなら35時間の下準備が必要だ。教養力を下地にするのは生優し
いことではない。“トライアンドエラー”を繰り返すことで自ずと「分析力」も養われる。
それは、「自」があって、その延長には必ず「他」がある以上は、コミュニケーション力とも不可分に結びつく。
すなわち、他人の意見も謙虚に受け止め、その上で”自分”の検証の成果物と”他”とをつきあわせ、より”読み解く力”
が真に教養力の下地となっていくのである。そうすれば、AIが人間のコミュニケーション力に及ぶことはない「分
析力」に勝る「総合力」へと昇華する。アクティブ・ラーニングとは、まさに「人間固有”の力を鍛錬する」なので
ある。この域を目標に、なんとか、2021年以降の新テストにむかって頑張れ!!
高い倫理観と高い道徳感のない「エリート意識」に”凝り固まった人間”の世代にはもう終止符をうってほしいもの
だ。あらたな世代の「真のエリート」を日本社会は必要としている。
「過去数年、私の関心が、内政や外交から教育にシフトしている。その理由は、日本が危機的状況から脱出するた
めに、偏差値競争から抜け出して、真に知識を得て、活用するような教育を定着させることが、着実かつ効果的な
方法と考えるから」(220頁)と佐藤氏は言う。また、「教育勅語があったから道徳が行き届いていた」(4頁)
とその“重み付け”も知らず“的外れ”な政策に走る政治家に対し、池上氏も辛口に批評する。2021年の新テストを控
える受験生だけでない、幅広い世代の人が楽しめる、対話形式の両者の対談は面白い!!
2)マイケル・サンデル氏の「ハーバード白熱教室」を真似できるか!?
著者自身も氏の自宅まで取材に行っている。そこに集められた学生には「反転授業」を実践している。従来、授業
を受けてから復習をみっちりやるという勉強方法を、文字どおり「反転」させるということだ。
反転授業を行えば、もう充分な準備ができているから、質問に対して手を挙げることが出来る。だからこそ、質の
高い議論ができる。この臨場感を知るには、ネットで「ハーバード白熱教室」と検索すれば簡単に動画で見れます。
佐藤氏も大学の授業でアクティブ・ラーニングを実施しており(96頁以下)、佐藤氏の「白熱授業」も著作にしっ
かりと書かれており興味深い。「試行錯誤を重ね、一つの型ができたかな」と感じているぐらいだから是非、一読
を勧める。
なんといっても、アメリカでは教育要員の数が多い。教育に特化した先生が多く、任期制であり学生側の評価もあ
るから、下手だとすぐにクビになる。学生は学生で年何百万も払って自分に投資するのだから必死さが窺われる。
養成すべきは「真のエリート」であって”思考停止”した「エリート意識」に”凝り固まった人間”を”量産”すること
ではない。だから、アメリカの企業は本気で「真のエリート」を見極め、採用しそれに見合う報酬を支払うのであ
る。
ところが、日本は「エリート意識」に凝り固まった人間を採用する企業が多い。というよりそういう「パイ」しか
与えられていないから採用が貧弱になるのもやむを得ない社会となっている。
さらに「官」について言えば、実用性のない「教養のための教養」「知識のための知識」を身につけたあげく、翻
って、条文はもとより、その紙背にある歴史的経緯とか現在の地政学とかを含めた読解力=読み解く力が決定的に
欠落している。だから、「サリンを弾頭につけて着弾させる能力を、すでに北朝鮮は保有している可能性がある」
(30頁)と内だけでなく国際社会に向かって堂々といえる。仮にも、“恐怖”を煽り、世論を“集団ヒステリー”に導
くプロパガンダの発言の一貫であるなら”たいした”ものだが、国民の多くは冷徹に”情報を正確に読み解いている”
ので国民のレベルを”引き下げている”としか思えないのだが。
3)教育の実践に何が必要か!?それは、人間固有”の力を鍛錬することにある!!
2021年の新テストが始まることを想定し、プレテストが公表されている。
「ある架空の城下町の街並み保存地区に指定されている地域に住む”お父さん”が、景観保護ラインの住民説明会に
でかけた。そこから帰ってきた”お父さん”と”お姉さん”の会話を聞きながら、妹である”かおるさん”がガイドライ
ンの導入について考える」というもの。資料を”読み解く力”と対話の意図を”読み解く力”が試されています。
では、どのようにして、最重要である読解力=”読み解く力”を鍛錬するか?
要は、“情報を見極める力”をつけるための普段からの教養力を下地にして“トライアンドエラー”を繰り返しながら、
批判的思考が養われているか、その上で発想力が生まれてきているのか、”書く”を実践して、まずは”自分”で検証
することだ。佐藤氏の「白熱授業」が5時間とするなら35時間の下準備が必要だ。教養力を下地にするのは生優し
いことではない。“トライアンドエラー”を繰り返すことで自ずと「分析力」も養われる。
それは、「自」があって、その延長には必ず「他」がある以上は、コミュニケーション力とも不可分に結びつく。
すなわち、他人の意見も謙虚に受け止め、その上で”自分”の検証の成果物と”他”とをつきあわせ、より”読み解く力”
が真に教養力の下地となっていくのである。そうすれば、AIが人間のコミュニケーション力に及ぶことはない「分
析力」に勝る「総合力」へと昇華する。アクティブ・ラーニングとは、まさに「人間固有”の力を鍛錬する」なので
ある。この域を目標に、なんとか、2021年以降の新テストにむかって頑張れ!!
高い倫理観と高い道徳感のない「エリート意識」に”凝り固まった人間”の世代にはもう終止符をうってほしいもの
だ。あらたな世代の「真のエリート」を日本社会は必要としている。
2019年4月25日に日本でレビュー済み
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前略 P教授様
昨日 Amazon より届いた、
◇ 池上彰,佐藤優『教育激変 ー 2020年 大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ』中公新書ラクレ
を、つい今しがた読み終えました。教育界の一隅に位置する者として、との思いから求めたものです。途中で、デニーズに場所を移しました。日がな一日、ひとり部屋に閉じこもっていると、やり切れなくなる時間帯があります。
まんざらでもなく、血気盛んなお二人のこととて、当書でも精力的ですが、勢いあまって、牽強付会といった箇所も散見されました。
池上 私たちは、この世界にいて新テストを前向きに評価する、稀有な人間だと自覚しています。(笑)(209頁)
教職に就かれている方たちには、ぜひ一読をお薦めいたします。見晴らしがよくなります。二時間ほどの読書です。
昨日 Amazon より届いた、
◇ 池上彰,佐藤優『教育激変 ー 2020年 大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ』中公新書ラクレ
を、つい今しがた読み終えました。教育界の一隅に位置する者として、との思いから求めたものです。途中で、デニーズに場所を移しました。日がな一日、ひとり部屋に閉じこもっていると、やり切れなくなる時間帯があります。
まんざらでもなく、血気盛んなお二人のこととて、当書でも精力的ですが、勢いあまって、牽強付会といった箇所も散見されました。
池上 私たちは、この世界にいて新テストを前向きに評価する、稀有な人間だと自覚しています。(笑)(209頁)
教職に就かれている方たちには、ぜひ一読をお薦めいたします。見晴らしがよくなります。二時間ほどの読書です。
2019年6月26日に日本でレビュー済み
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今まで文春新書で対談シリーズを出版してきた、良心の人、池上彰さんと、怪物、佐藤優氏が、中公新書ラクレにシマを変えました。文春もとうとう企画が尽きた模様。本書の話題は「大学入試共通テスト」はじめ教育であり、大いに多くの人の関心を惹くもの。中央公論2018/7,9月号、2019/2月号に掲載された対談記事に加筆修正したもの。
対談形式であるせいか、論理的な構成にはなっておらず、また、文春新書と同様に二人が商売に走り、「受験刑務所」(佐藤)という注目を惹くためにわざと粗い言葉遣いをしたり、共通一次の国立大学序列化に賛否正反対の例(横国大と東京外語大)を述べたり、言い古されたステレオタイプの入試批判をしたり、佐藤氏が自慢話を始めたり、極端な例を一般化しようとしたりして、佐藤氏みずから「下世話な話」というレベルの内容が多く、今回も面白おかしく対談ショウを記録した、エンターテインメントにとどまっています。読書人は、二人のショウをショウとして楽しむにとどめ、彼らの主張のすべてを鵜呑みにはしないのが良いでしょう。
しかし、山本廣基大学入試センター長をまじえた鼎談の部分は、地味だが、入試制度は利害関係者が多く、立場によって見方ないし損得が大きく変わること、「新テスト」はもちろん大学入試全般に限界があり、万人の教育への期待のすべてに応えることはできないこと(だから、期待しすぎたり責任を問うたりしてはいけないこと)、選抜試験と資格試験は目的が根本的に異なること、などを伝えており、読者に、国造りの礎である教育を冷静に広く深く考える必要性を伝えていると思います。
池上さんと佐藤氏ともども、新テストを支持するとのこと。本書を読むと、国語で良問の出題を目指していることがよくわかります。喜ばしいです。英語の民間テスト採用是非には、深く切り込んでいません。佐藤氏が大学入試で話す能力を問うことの意義を認めていない、というだけ。数学は話題になっていませんでした。
知識が広く洞察が鋭いお二人には、エンタメを超えて、教育をもっと正面から議論してほしかったです。
すべての子供に十分な初等ならびに中等教育を与え、社会を築き、各個人が精神的に豊かな人生を送ってもらうには、どういう教育制度、入学試験制度があればいいのか、インターネットで知識が低コストで多数の人に伝播できる現代において、大学は、職業訓練とリベラルアーツを提供する場として、あるいは研究機関としてどうあるべきか、所得格差が広がり、日本企業の創造性の欠如が問われる中、日本の社会制度はどうあるべきか、基礎研究への投資はどうあるべきか、人文科学は如何に意味があるのか、ないのか、広く深く議論してほしかったです。後述の、教育や政治社会、テクノロジーの進歩と進化に関わる Harari の著作を解説することも期待します。文春よ、まだ企画のネタはあるのではないですか?
この対談の一部は、ダイヤモンドオンラインで公開されています。「池上彰×佐藤優「2020年教育改革で起きること」アクティブ・ラーニングはエリート教育か?」というシリーズです。ご関心のある向きには、本書で対談のすべてを読むことを勧めます。
また、未来に求められるスキルはなにか、について、Yuval Noha Harariは、21 Lessons for the 21st Century において、Bernie Trilling, Charles Fadel, 21 Century Skills; Cathy N. Davidson, The New Education などの書物を紹介し、Cではじまる4つのスキル、すなわち批判的思考、コミュニケーション、協力、創造力 (The Four Cs : critical thinking, communicatioin, collaboration, and creativity) が大事であり、変化に対応し、新しいことを覚え、未知の環境でも心の平安を保てること (ability to deal with change, learn new things, and preserve your mental balance in unfamiliar situation) が必要であり、 新しいアイディアや商品を創造するのみならず自分自身こそを再創造していく必要がある現実を受け入れなければならない (not merely to invent new ideas and products but above all to reinvent yourself again and again) と書いてあったことを報告します。
対談形式であるせいか、論理的な構成にはなっておらず、また、文春新書と同様に二人が商売に走り、「受験刑務所」(佐藤)という注目を惹くためにわざと粗い言葉遣いをしたり、共通一次の国立大学序列化に賛否正反対の例(横国大と東京外語大)を述べたり、言い古されたステレオタイプの入試批判をしたり、佐藤氏が自慢話を始めたり、極端な例を一般化しようとしたりして、佐藤氏みずから「下世話な話」というレベルの内容が多く、今回も面白おかしく対談ショウを記録した、エンターテインメントにとどまっています。読書人は、二人のショウをショウとして楽しむにとどめ、彼らの主張のすべてを鵜呑みにはしないのが良いでしょう。
しかし、山本廣基大学入試センター長をまじえた鼎談の部分は、地味だが、入試制度は利害関係者が多く、立場によって見方ないし損得が大きく変わること、「新テスト」はもちろん大学入試全般に限界があり、万人の教育への期待のすべてに応えることはできないこと(だから、期待しすぎたり責任を問うたりしてはいけないこと)、選抜試験と資格試験は目的が根本的に異なること、などを伝えており、読者に、国造りの礎である教育を冷静に広く深く考える必要性を伝えていると思います。
池上さんと佐藤氏ともども、新テストを支持するとのこと。本書を読むと、国語で良問の出題を目指していることがよくわかります。喜ばしいです。英語の民間テスト採用是非には、深く切り込んでいません。佐藤氏が大学入試で話す能力を問うことの意義を認めていない、というだけ。数学は話題になっていませんでした。
知識が広く洞察が鋭いお二人には、エンタメを超えて、教育をもっと正面から議論してほしかったです。
すべての子供に十分な初等ならびに中等教育を与え、社会を築き、各個人が精神的に豊かな人生を送ってもらうには、どういう教育制度、入学試験制度があればいいのか、インターネットで知識が低コストで多数の人に伝播できる現代において、大学は、職業訓練とリベラルアーツを提供する場として、あるいは研究機関としてどうあるべきか、所得格差が広がり、日本企業の創造性の欠如が問われる中、日本の社会制度はどうあるべきか、基礎研究への投資はどうあるべきか、人文科学は如何に意味があるのか、ないのか、広く深く議論してほしかったです。後述の、教育や政治社会、テクノロジーの進歩と進化に関わる Harari の著作を解説することも期待します。文春よ、まだ企画のネタはあるのではないですか?
この対談の一部は、ダイヤモンドオンラインで公開されています。「池上彰×佐藤優「2020年教育改革で起きること」アクティブ・ラーニングはエリート教育か?」というシリーズです。ご関心のある向きには、本書で対談のすべてを読むことを勧めます。
また、未来に求められるスキルはなにか、について、Yuval Noha Harariは、21 Lessons for the 21st Century において、Bernie Trilling, Charles Fadel, 21 Century Skills; Cathy N. Davidson, The New Education などの書物を紹介し、Cではじまる4つのスキル、すなわち批判的思考、コミュニケーション、協力、創造力 (The Four Cs : critical thinking, communicatioin, collaboration, and creativity) が大事であり、変化に対応し、新しいことを覚え、未知の環境でも心の平安を保てること (ability to deal with change, learn new things, and preserve your mental balance in unfamiliar situation) が必要であり、 新しいアイディアや商品を創造するのみならず自分自身こそを再創造していく必要がある現実を受け入れなければならない (not merely to invent new ideas and products but above all to reinvent yourself again and again) と書いてあったことを報告します。






