教材設計マニュアル: 独学を支援するために (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2002/4/1
鈴木 克明
(著)
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ISBN-104762822442
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ISBN-13978-4762822445
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出版社北大路書房
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発売日2002/4/1
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言語日本語
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寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
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本の長さ208ページ
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商品の説明
商品説明
本書は10章で構成される。1から2章は「独学を支援する教材」のイメージをつかむ導入部で、3から4章はテストの役割、作成方法を説く。5から7章はプリント教材の設計、作成方法を解説。8から9章では実際に教材を試用し、改善する方法を示している。10章は本書の「まとめ」に相当し、独学を支援する教材の意義や教えることの意味などについて述べている。各章とも、冒頭に「学習目標」を箇条書きで掲げたうえで、「背景」、その章の「キーワード」、「事例」、「章のまとめ」を簡潔明瞭に記述。内容が理解できたかを確認するための「練習」と「フィードバック」も掲載しており、かなり丁寧なつくりになっている。また、「釣り入門」の教材づくりを「事例」に取り上げるなど、親しみがわく配慮がなされている点もうれしい。
インターネットを活用したeラーニングの普及に伴い、IDはeラーニングを効果的に実施していくための手法として注目されている。それだけに、研修を受ける人も本書でIDの基本的な考え方を知っておくことは有益ではないか。(清水英孝)
出版社からのコメント
●『研修設計マニュアル:人材育成のためのインストラクショナルデザイン』
(鈴木克明 著)
●『インストラクショナルデザインの道具箱101』
(鈴木克明 監修/市川 尚,根本淳子 編著)
●『授業設計マニュアルVer.2: 教師のためのインストラクショナルデザイン』
(稲垣 忠,鈴木克明 編著)
【北大路書房の関連書】
●『インストラクショナルデザインの原理』
(R.M.ガニェ,W.W.ウェイジャー,K.C.ゴラス,J.M.ケラー 著/鈴木克明,岩崎 信 監訳)
●『学習意欲をデザインする:ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン』
(J.M.ケラー 著/鈴木克明 監訳)
●『インストラクショナルデザインとテクノロジ:教える技術の動向と課題』
(R.A.リーサー J.V.デンプシー 編/鈴木克明,合田美子 監訳)
●『インストラクショナルデザインの理論とモデル:共通知識基盤の構築に向けて』
(C.M.ライゲルース,A.A.カー=シェルマン 編/鈴木克明,林 雄介 監訳)
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1959年千葉県生まれ。国際基督教大学教養学部(教育学科)、同大学院を経て、米国フロリダ州立大学大学院博士課程修了、Ph.D.(教授システム論)。現在、岩手県立大学ソフトウェア情報学部・教授。専門は教育工学、視聴覚・放送教育、情報教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より
■『教材設計マニュアル』の概要
「インストラクショナルデザイン」の考えに基づき, 教材の設計・開発・改善を一歩ずつ学べるように工夫! 学校や大学・企業などで教えることに携わっている人,これから携わろうとしている人に向けての教材作成入門。教材のイメージ作りから改善までを一歩ずつ進めることができるように(各章はそれぞれ,学習目標・背景・キーワード・事例・まとめ・練習問題・フィードバックの7つで)構成。教材を見極める力もつけられる。
■本書『教材設計マニュアル』の目次
第1章 教材をイメージする
学習目標
背景/教材/教材の4条件/事例
第1章のまとめ
練習/フィードバック
第2章 教材作りをイメージする
学習目標
背景/Plan-Do-See/システム的な教材設計・開発の手順/事例
第2章のまとめ
練習/フィードバック
第3章 教材の責任範囲を明らかにする~出入口の話~
学習目標
背景/学習目標/事前・事後テスト/前提テスト/学習目標の明確化/事例
第3章のまとめ
練習/フィードバック
第4章 テストを作成する
学習目標
背景/相対評価と絶対評価/学習課題の種類:認知・運動・情意領域/言語情報と知的技能とそのテスト/運動技能とそのテスト/態度とそのテスト
ペーパーテストの形式/事例
第4章のまとめ
練習/フィードバック
第5章 教材の構造を見きわめる
学習目標
背景/課題分析/クラスター分析:言語情報の課題分析/階層分析:知的技能の課題分析法/手順分析:運動技能の課題分析法/態度の課題分析法/課題分析図を用いた出入口の再チェック/事例
第5章のまとめ
練習/フィードバック
第6章 独学を支援する作戦をたてる
学習目標
背景/導入-展開-まとめ/ガニェの9教授事象/導入:新しい学習への準備を整える/展開:情報提示と学習活動/まとめ:出来具合を確かめ,忘れないようにする/チャンク/指導方略表/学習課題の種類と指導方略/事例
第6章のまとめ
練習/フィードバック
第7章 教材パッケージを作成する
学習目標
背景/プリント教材の長所と短所/独学を助ける工夫/教材パッケージ/形成的評価の7つ道具/事例
第7章のまとめ
練習/フィードバック
第8章 形成的評価を実施する
学習目標
背景/形成的評価と総括的評価/学習者検証の原則/形成的評価の3ステップ/1対1評価実施の留意点/事例
第8章のまとめ
練習/フィードバック
第9章 教材を改善する
学習目標
背景/教材の改善/形成的評価の結果解釈/教材改善の手順/改善のコスト効果/事例/第9章のまとめ
練習/フィードバック
第10章 おわりに
学習目標
背景/情報活用能力と独学を支援する教材/これからの学校と独学を支援する教材/「リーダー」としての教師/要求されないことをやり続ける意志の力/「教える」の2つの意味/これから,ここから/復習の3つの方法
資料
教材を自作して報告書を作ろう/教材企画書の書き方/教材企画書の相互チェック/7つ道具チェックリスト/教材作成報告書の書き方/教材改善のためのチェックリスト/教材改善に役立つ ケラーのARCSモデル/教材の魅力を高める作戦 ARCSモデルに基づくヒント集/講義シラバス例/企業などにおける研修計画例
IDの「設計マニュアル」シリーズ
ID(インストラクショナルデザイン)とは?
教育を中心とした学びの「効果・効率・魅力」を高めるための手法。
学校教育の分野のみならず,医療・看護の分野や,
経営・ビジネスの世界でも注目を浴び,拡がりを見せている。
さらには,eラーニングや人生100年時代の生涯学習としても「使える」手法である。
北大路書房では
一般向け/学校向け/企業向け/学習者向けに,数々のID入門書を刊行!
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教材設計マニュアル: 独学を支援するために | 授業設計マニュアルVer.2: 教師のためのインストラクショナルデザイン | 研修設計マニュアル: 人材育成のためのインストラクショナルデザイン | 学習設計マニュアル: 「おとな」になるためのインストラクショナルデザイン | |
著者 | 鈴木克明 著 | 稲垣 忠,鈴木克明 編著 | 鈴木克明 著 | 鈴木克明,美馬のゆり 編著 |
内容紹介 | 学校や大学・企業などで教えることに携わっている人,これから携わろうとしている人に向けての教材作成入門。教材のイメージ作りから改善までを一歩ずつ進めることができるように(各章はそれぞれ,学習目標・背景・キーワード・事例・まとめ・練習問題・フィードバックの7つで)構成。教材を見極める力もつけられる。 | 目標の設定,教材分析,指導案の書き方から評価の仕方まで, 一連のプロセスを「授業パッケージ」とし, 「よい授業」をするための必須を解説。 巻末の2種類のワークシート (「授業パッケージ制作シート」と「授業パッケージ交流シート」)で, 実践的に授業の質を高められるように編集。 21世紀型スキル,自ら学ぶ意欲,協同学習,反転授業など, 近年の動向にも対応させた改訂新版。 | 教えなくても学べる研修とは? 目標達成のための「最終手段」と研修を位置づけ, 学んだことがわからないままに終わってしまう事態からの脱皮を図る。 何をどう教える(学ぶ)かだけでなく, なぜ教える(学ぶ)必要があるのかを徹底的に問い, 業務直結型で組織に貢献できる研修設計をめざす。 | 自らの学びを,効果的で効率的で魅力的にデザインし,「学」んで「問」える「おとな」へと導く19の方略を提供する。メタ認知,ID理論,自己調整学習など,学び方を学べる本。明確な学習目標,具体的でわかりやすい事例,理解を深めるための練習問題とフィードバックを各章に配置した「設計マニュアル」シリーズ第4弾。 |
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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初めてインストラクショナルデザインの考えにを学び、それに基づく教材を作成してみようと考える人にお勧めです。
特に最後についている『資料』がおまけでなく、教材作成を実施するうえでのチェックリストとしてすぐに役立つ程度に充実しています。
監修して、その主張・枠組み・用語に精通しているにも関わらず、
それに縛られることなく、
自分の言葉で平易に語ってくれている。
さらに、類似書からもその主張が引用されているので、
専門家仲間でも支持されている本なのだと思われる。
ただ、ARCSモデルについては、
著者の恩師(博士課程の教授?)が
発案したモデルのようなので、
その効用は、差し引いて読む必要はある。
「インストラクショナルデザイン―教師のためのルールブック」
と合わせて読めば、
ビジネスパーソンにとっての
教材設計の学習は十分だと思う。
おそらく授業計画の参考にもなるのだろう。
だが「**ができる」という到達点の設定から入ることの利点はわかるのだが、その基準に合格したらそれでおしまいになってしまわないだろうか。もっとも、これは独習教材には過大な要求なのかもしれないが。
大学の講義・企業研修も視野に入っているのだが、それらに適用するにはもっと抽象度の高い例を引いて欲しかった。著者が第10章でいう、「自立した学び手」である社会人・大学生に対しての独習教材が本書で解説される答えのある閉じた内容のものばかりではどうも物足りない。
このような感想を抱くのは教材を作ろうとする側の整理が足りないからだ、と言われるかもしれないが。
大人の使い方としては、課題の整理のために独習教材の作製をシミュレートするという方法はあり得るだろう。
最後の第10章には著者の思いが描かれ同意するところも多いのだが、その思想が全体に反映されているかは少々疑問である。